よもぎ蒸しサロン開業に資格は必要?準備から内装・届出まで始め方を徹底解説

「よもぎ蒸しサロンを開業したいけど、資格は必要なの?」「届出や内装はどうすればいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。温活やフェムケアへの関心が高まる中、よもぎ蒸しサロンの開業は注目のビジネスとして人気が広がっています。
実は、よもぎ蒸しサロンの開業には特別な国家資格は不要です。しかし、開業届の提出や保健所への確認、適切な内装づくりなど、押さえておくべきポイントがいくつかあります。準備不足のまま始めてしまうと、思うように集客ができなかったり、トラブルに発展したりすることも少なくありません。
この記事では、よもぎ蒸しサロンの開業に必要な資格・届出・内装・費用・集客方法まで、始め方の全体像を初心者の方にもわかりやすく解説します。エステサロンや整体院の経営者の方はもちろん、自宅サロンでの開業を考えている方にもすぐに実践できる内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
よもぎ蒸しとは?サロン開業の前に知っておきたい基礎知識
よもぎ蒸しの歴史と仕組み
よもぎ蒸しは、韓国で約600年前から伝わる民間療法です。穴の開いた専用の座椅子の下でよもぎや薬草を煮出し、発生した蒸気を下半身から全身に浴びることで、体を芯から温めていきます。
お客様は下着を外して専用のマント(ガウン)を身につけ、座椅子に座るだけ。施術時間はおよそ30分〜1時間程度が一般的で、蒸気の温度は50〜70℃に調整します。施術中は大量の汗をかくため、体がすっきりとした爽快感を得られるのが特徴です。
近年では日本国内でも温活ブームやフェムケアへの関心の高まりとともに注目が集まっており、全国に約6,000店のよもぎ蒸しサロンが存在するとされています。
よもぎ蒸しに期待できる効果
よもぎ蒸しに期待できるとされる主な効果は次のとおりです。
- 冷え性の改善:体を内側から温めることで、基礎体温の向上が期待できます
- デトックス:大量の発汗により老廃物の排出を促します
- リラクゼーション:よもぎの香りによるストレス軽減やリフレッシュ効果が期待できます
- 女性特有の悩みのケア:下腹部を温めることで、生理痛やPMSの緩和が期待されます
- 美肌ケア:血行促進や抗酸化作用による肌のターンオーバー促進が期待できます
※よもぎ蒸しは民間療法であり、医療行為ではありません。効果には個人差がありますので、お客様へのご説明の際にはこの点を必ずお伝えしましょう。
よもぎ蒸しサロン開業に資格は必要?開業資格と届出を解説
よもぎ蒸しサロンの開業に国家資格は不要
結論から言うと、よもぎ蒸しサロンの開業に特別な国家資格は必要ありません。美容師免許のように法律で定められた免許がなくても、必要な備品と場所を用意すれば始めることができます。
その理由は、よもぎ蒸しの施術スタイルにあります。エステのようにオーナーが手技(ハンドテクニック)で施術を行うわけではなく、専用の座椅子と蒸気によってお客様自身が温まるスタイルのため、高度な技術が求められないのです。
ただし、資格が不要とはいえ、お客様に安心して施術を受けていただくためには、よもぎ蒸しの効能やリスクに関する知識、カウンセリング力、サロン経営の基本的なスキルは欠かせません。
よもぎ蒸しサロンの資格を取得するメリット

国家資格は不要ですが、民間のよもぎ蒸し関連の資格を取得しておくと、お客様への信頼感アップにつながります。代表的な資格・講座には以下のようなものがあります。
- 韓方座浴認定セラピスト講習(一般社団法人韓方座浴セラピスト協会):薬機法・衛生管理・施術方法・開業集客方法などを学べます
- よもぎ蒸し理論習得講座(日本よもぎ蒸しマイスター協会):よもぎの効能や経皮吸収、サロン開業に必要な備品などを習得できます
- よもぎ蒸し施術者養成講座(日本よもぎ蒸し協会):座学と実技を通じて施術スキルを身につけられます
講座の受講料は2万〜11万円程度が相場で、1〜2日(4〜6時間)の講習で修了できるものが一般的です(出典:業務用エステ機器パーフェクト比較サイト)。
受講後にはディプロマ(修了証)が発行されるケースが多く、サロンの壁に掲示することで、お客様からの信頼度を高める効果が期待できます。
よもぎ蒸しサロン開業に必要な届出3つ
よもぎ蒸しサロンを個人事業主として開業する場合、以下の届出が必要です。
① 開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)
個人事業主としてサロンを営業するなら、管轄の税務署に開業届を提出しましょう。開業から1ヶ月以内の提出が求められています。書類は国税庁のホームページからダウンロードできますし、マイナンバーカードがあればe-Taxでオンライン提出も可能です。
② 青色申告承認申請書
必須ではありませんが、確定申告の際に最大65万円の控除を受けられる青色申告を利用するために、提出をおすすめします。開業届と同時に税務署に提出するとスムーズです。
③ 保健所への公衆浴場許可の確認
よもぎ蒸しサロンならではの注意点が、この公衆浴場法に関する確認です。公衆浴場法は昭和23年に制定された法律で、「温湯等を使用して公衆を入浴させる施設」を規制しています。
よもぎ蒸しが公衆浴場に該当するかどうかは自治体ごとに判断が異なります。ほとんどの自治体では「個室で座って薬草を炊く」形態のため適用外と判断されていますが、一部の自治体では許可が必要なケースもあります。
開業予定地を管轄する保健所に事前に確認をとることが必須です。確認の際は、メール等の書面で回答をもらうと安心です。届出をせずに営業して、一時的に営業停止になったケースも報告されていますので、必ず確認しましょう。
よもぎ蒸しサロンの開業方法を選ぶ|自宅・マンション・店舗の比較
よもぎ蒸しサロンの開業スタイルは主に3つあります。ご自身の状況や予算に合わせて最適な方法を選びましょう。
自宅でよもぎ蒸しサロンを開業する場合
自宅の空き部屋を活用する方法は、初期費用を最小限に抑えられるのが最大のメリットです。よもぎ蒸しは2畳程度のスペースがあれば施術が可能なので、6畳の部屋があれば座椅子を2〜4台設置することもできます。
- 初期費用の目安:5万〜30万円程度(出典:よもぎ蒸しベッド比較サイト)
- メリット:家賃がかからない、自分のペースで営業できる、通勤不要
- デメリット:自宅住所の公開が必要、立地による集客の難しさ、プライバシーの問題
起業が初めての方は、まず自宅サロンから始めて、軌道に乗ってから店舗を構えるというステップがリスクを抑えた堅実な方法です。
マンションの一室でよもぎ蒸しサロンを開業する場合
自宅とは別にマンションの一室を借りて開業する方法は、プライバシーを守りながら適度な個室感をお客様に提供できるのが特徴です。
- 初期費用の目安:50万〜100万円程度
- メリット:自宅を公開しなくてよい、お客様に安心感を提供できる
- デメリット:賃料と内装費がかかる、マンションの規約や近隣住民への配慮が必要
マンションによっては事業利用が禁止されている場合もありますので、契約前に管理規約を必ず確認してください。
店舗(テナント)でよもぎ蒸しサロンを開業する場合

路面店やテナントを借りて本格的に開業する方法は、集客力と信頼性の面で大きなアドバンテージがあります。
- 初期費用の目安:100万〜300万円程度
- メリット:本格的なサロンづくりができる、看板による集客効果、信頼性の向上
- デメリット:初期投資が大きい、固定費(家賃)のリスク、テナント契約条件への配慮
物件は遅くとも開業予定日の3ヶ月前には契約を済ませ、オープン1ヶ月前には内装や備品の準備を完了させるのが理想です。
よもぎ蒸しサロンの内装づくり|選ばれる空間デザインのポイント
よもぎ蒸しサロンの内装に必要な基本設備
よもぎ蒸しサロンの内装を整える際に、最低限必要な設備は以下のとおりです。
- よもぎ蒸し専用座椅子:黄土製・木製・プラスチック製の3種類があります
- 電気コンロまたは専用ヒーター:蒸気を発生させるための加熱器具
- 蒸しつぼ(鍋):土鍋がおすすめとされています
- 専用マント(ガウン):洗い替え用に複数枚用意しましょう
- 着替えスペース:お客様のプライバシーを守れるカーテンやパーテーション
- タオル類:フェイスタオル、バスタオルなど
- 待機用の椅子やテーブル:カウンセリングスペースとしても活用
よもぎ蒸しサロンの内装は、「清潔感」「リラックスできる雰囲気」「プライバシーへの配慮」の3つが重要なポイントです。お客様は下着を外して施術を受けるため、完全個室またはしっかりとした仕切りを設けることが信頼感につながります。
黄土よもぎ蒸しサロンの内装で差別化を図る
近年人気が高まっている黄土よもぎ蒸しは、遠赤外線効果が高いとされる黄土製の座椅子を使用するスタイルです。黄土座椅子は木製やプラスチック製と比べて価格が高めですが、「黄土よもぎ蒸し」という名前自体がブランドとして機能するため、他のよもぎ蒸しサロンとの差別化ポイントになります。
内装のデザインとしては、韓国式の伝統的な雰囲気を取り入れたり、逆にナチュラルでモダンなインテリアにしたりと、ターゲットとなるお客様層に合わせたコンセプトづくりが大切です。間接照明やアロマディフューザーを取り入れるだけでも、空間の印象は大きく変わります。
よもぎ蒸しサロンの内装費用の目安
内装にかかる費用は、開業スタイルによって大きく変わります。以下は複数のサロン開業支援サイトの情報をもとにした一般的な目安です。
- 自宅サロン:インテリア・備品で数万円〜(大規模な改装がなければ)
- マンションサロン:物件取得費と合わせて50万〜100万円程度
- 店舗(テナント):物件取得費・内装工事を含め100万〜300万円程度
内装にこだわりすぎて初期費用がかさむケースもあるため、まずは最低限の設備から始めて、お客様の声を聞きながら少しずつ改善していくのも一つの方法です。
よもぎ蒸しサロン開業に必要な備品と値段|サロン用セットの選び方
よもぎ蒸しサロン開業に必要な備品・持ち物チェックリスト|マントやタオルまで

開業に必要な備品を、カテゴリー別にまとめました。
【施術に必要なもの】
- よもぎ蒸し専用座椅子
- 電気コンロまたは専用ヒーター
- 蒸しつぼ(鍋)
- 座浴剤(よもぎやハーブのブレンド)
- 専用マント(ガウン)※洗い替え含め3〜6枚
- 座布団・敷パッド
【衛生管理に必要なもの】
- タオル類(フェイスタオル、バスタオル)
- 使い捨てスリッパ
- 床用ビニールシート
- 洗濯機・乾燥機
- 除菌スプレー・消毒液
【おもてなしに必要なもの】
- ハーブティーやお水(施術後の水分補給用)
- メイク拭き取りシート
- 雑誌・本など(施術中にお客様が楽しめるもの)
- 足湯用の桶(オプションとして人気があります)
よもぎ蒸しサロン用の開業セットの選び方と費用
よもぎ蒸しの機材メーカーからは、開業に必要な道具がセットになった「開業セット」が販売されています。セットの価格帯は3万〜37万円と幅がありますが、この差は主に座椅子の素材(黄土・木製・プラスチック)やセット内容の充実度によるものです。
座椅子の素材別の特徴は以下のとおりです。
- 黄土製:遠赤外線効果が高く、ブランド力もある。価格は10万円以上が相場
- 木製:温かみのあるデザインでインテリアにも馴染みやすい。木製・黄土製あわせて3万〜15万円が相場
- プラスチック製:安価で導入しやすいが、耐久性や高級感にやや欠ける。2万円以下で入手可能
選ぶ際のポイントとしては、「座椅子の素材と耐久性」「座浴剤の品質(無農薬かどうか)」「アフターサポートの充実度」「開業後の消耗品購入のしやすさ」の4点をチェックするとよいでしょう。
よもぎ蒸しサロンは儲かる?年収・収益シミュレーション
よもぎ蒸しサロンが人気の理由と儲かると言われる4つの背景
よもぎ蒸しサロンが収益性の高いビジネスとして注目される背景には、以下の4つの理由があります。
理由1:温活・フェムケアの需要が拡大している
「フェムケア」とは「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」を組み合わせた言葉で、女性特有の健康課題に対するケアを指します。女性の健康意識の高まりとともに、フェムケア市場は年々拡大しており、よもぎ蒸しへの注目度もGoogleトレンドで右肩上がりの傾向を示しています。
理由2:初期費用・ランニングコストが低い
よもぎ蒸しサロンは、高額なエステ機器を必要としません。自宅開業なら5万〜30万円程度の初期費用でスタートでき、1回あたりの施術コスト(座浴剤+電気代)は500〜1,000円程度とされています。
施術1回の料金相場が3,000〜6,000円であることを考えると、利益率の高いビジネスモデルといえます。
理由3:省スペースで開業できる
座椅子1台分のスペース(約半畳〜2畳)があれば施術が可能です。自宅の空き部屋や、既存サロンの一角に導入することもできるため、新たに大きなスペースを確保する必要がありません。
理由4:施術時間を有効活用できる
よもぎ蒸しはお客様に座っていただくだけの施術なので、施術中にオーナーが常に付き添う必要がありません。その時間を使って他のお客様への対応や事務作業を行えるため、時間効率の高い経営ができます。
よもぎ蒸しサロンの年収と収益シミュレーション
実際にどのくらいの収益が見込めるのか、複数の開業支援サイトの情報(出典:セルフキュア、フォレストエステティックスクール)をもとに、参考としてシミュレーションしてみましょう。
※以下の数字は仮定にもとづく試算です。立地や集客状況によって実際の収益は大きく異なります。
【ケース1:自宅サロン(1台運営・週3日営業)】
- 1日の施術人数:2名
- 施術単価:3,500円
- 月間売上:3,500円 × 2名 × 12日 = 84,000円
- 月間経費(座浴剤・光熱費等):約15,000円
- 月間利益:約69,000円
- 年間利益:約83万円
【ケース2:マンションサロン(2台運営・週5日営業)】
- 1日の施術人数:4名
- 施術単価:4,000円
- 月間売上:4,000円 × 4名 × 22日 = 352,000円
- 月間経費(家賃・座浴剤・光熱費等):約120,000円
- 月間利益:約232,000円
- 年間利益:約278万円
【ケース3:店舗型(3台運営・週6日営業)+オプションメニューあり】
- 1日の施術人数:6〜8名
- 平均客単価:5,500円(よもぎ蒸し+オプション)
- 月間売上:5,500円 × 7名 × 25日 = 962,500円
- 月間経費(家賃・人件費・座浴剤・光熱費等):約450,000円
- 月間利益:約512,500円
- 年間利益:約615万円
あるよもぎ蒸し専門サイトの運営者によると、テスト店舗を運営した結果、7ヶ月目で単月黒字化、13ヶ月目で初期費用の回収を達成したという事例も報告されています(出典:セルフキュア)。
また、フォレストエステティックスクールの試算では、平日のみ22日営業・1日2〜3名の来客で月10万円の利益を目指せるとされています(出典:フォレストエステティックスクール)。
よもぎ蒸しサロン開業の流れ|準備から開業までの7ステップ
よもぎ蒸しサロンの開業は、以下の7つのステップで進めていきましょう。準備期間の目安は3〜6ヶ月です。
ステップ1:コンセプトとターゲットを決める
まず最初に、「どんなお客様に」「どんな価値を提供するか」を明確にしましょう。ターゲットによって、サロンのデザインやメニュー構成、価格帯、集客方法が大きく変わってきます。
たとえば、「30代〜40代の働く女性向けに、仕事帰りに立ち寄れるリラクゼーション空間」と「産後のママ向けに、子連れで通えるアットホームなサロン」では、内装もメニューも全く異なります。
ステップ2:開業方法と物件を決める

自宅サロン・マンション・店舗のどの形態で開業するかを決めます。テナントやマンションを借りる場合は、立地・家賃・広さ・周辺の競合状況を総合的に判断しましょう。遅くとも開業予定日の3ヶ月前には物件を確保しておくのがおすすめです。
ステップ3:よもぎ蒸しのやり方を学ぶ・体験する
実際に他のよもぎ蒸しサロンに足を運んで施術を体験してみましょう。お客様の目線でサービスを受けることで、自分のサロンづくりに活かせる気づきがたくさん見つかります。必要に応じて、民間資格の講座を受講するのも有効です。
ステップ4:備品・機材を揃える
よもぎ蒸しセットや消耗品、内装用のインテリアなどを準備します。メーカーのサポート体制や消耗品の継続購入のしやすさも確認しておきましょう。物件の契約前に備品の手配を進めておくと、開業までの期間を短縮できます。
ステップ5:届出・手続きを行う
開業届の提出、青色申告承認申請書の提出、保健所への公衆浴場法の確認を行います。届出の多くには期限がありますので、早めに進めましょう。
ステップ6:メニュー・料金を設定する
よもぎ蒸し単体メニューに加えて、他の施術との組み合わせメニューや回数券の設定も検討しましょう。よもぎ蒸し1回あたりの料金相場は3,000〜6,000円です。安さで勝負するのではなく、サービスの質や空間づくりで価値を提供することが大切です。
ステップ7:集客の準備・プレオープン
SNSやホームページの立ち上げ、Googleビジネスプロフィールの登録など、集客の仕組みを整えます。開業前からSNSで情報発信を始め、フォロワーを増やしておくと、オープン時にスムーズに集客できます。プレオープンとして友人や知人に体験してもらい、サービスの流れを確認するのも良い方法です。
よもぎ蒸しサロン経営で儲かるための集客と成功のコツ
よもぎ蒸しサロンに効果的な集客方法5選
よもぎ蒸しサロンの集客には、ターゲットに合わせた複数の方法を組み合わせることが重要です。
① Googleビジネスプロフィール(MEO対策)
「よもぎ蒸し サロン +地域名」で検索するお客様を集めるために、Googleビジネスプロフィールの登録は必須です。店舗情報、営業時間、写真を充実させ、口コミを積極的にいただく仕組みをつくりましょう。
② Instagram
よもぎ蒸しサロンの世界観を視覚的に伝えるのに最適なSNSです。サロンの内装写真、施術の流れ、お客様の声(許可を得た上で)、よもぎの効能に関する豆知識などを定期的に発信しましょう。
③ LINE公式アカウント
既存のお客様とのコミュニケーションツールとして活用します。予約受付やキャンペーン情報の配信、リピーター向けの特典案内など、お客様との接点を増やすのに効果的です。
④ ホットペッパービューティーなどのポータルサイト
新規集客に強いポータルサイトの活用も検討しましょう。あるサロン経営支援サイトの調査によると、ホットペッパービューティーで東京都内のよもぎ蒸しサロンを検索すると700件以上がヒットするほど、よもぎ蒸しは人気の高いカテゴリーです。
⑤ 地域情報誌・チラシ
地域密着型のサロンでは、フリーペーパーへの掲載やポスティングも有効です。特に自宅サロンやマンションサロンの場合、近隣の方への認知度アップにつながります。
よもぎ蒸しサロン経営でむやみに値下げをしないこと
「お客様が来ないから値下げしよう」と安易に価格を下げるのは、長期的に見てマイナスになることが多いです。低価格で集まったお客様は、さらに安い店舗ができれば簡単に流れてしまいます。
それよりも、丁寧なカウンセリング、質の高い座浴剤の使用、清潔感のある空間づくりなど、価格以外の価値を高めることに力を入れましょう。お客様が「ここでしか受けられない」と感じてくださるサービスこそが、安定した経営の土台になります。
リピーターを増やす仕組みづくりが成功のカギ
よもぎ蒸しは週に1〜2回の施術が効果的とされているため、リピーターを獲得しやすいメニューです。しかし、ただ待っているだけではリピートにはつながりません。以下のような仕組みを取り入れてみましょう。
- 回数券の販売:5回券・10回券を用意することで、継続来店のきっかけを作ります
- 次回予約の促進:施術後のカウンセリングで次回予約を提案しましょう
- 来店ポイント制度:ポイントが貯まると割引やプレゼントがもらえる仕組みにします
- 口コミ特典:口コミ投稿で割引やサービスを提供し、新規集客にもつなげます
- 予約のしやすさを整える:LINE予約やWeb予約システムを導入し、いつでも簡単に予約できる環境を用意しましょう
よもぎ蒸しサロンを既存店舗に導入するメリット|サロン導入のポイント
エステサロンや整体院によもぎ蒸しを導入するメリット

すでにエステサロン、整体院、鍼灸院などを経営されている方が、よもぎ蒸しを新メニューとして導入するケースも増えています。この場合の主なメリットは以下の3つです。
客単価のアップ
既存メニューにオプションとしてよもぎ蒸しを追加することで、1回あたり3,500〜6,000円程度の客単価アップが期待できます。フェイシャルエステやボディトリートメントとの組み合わせメニューも取り入れやすいです。
他店との差別化
よもぎ蒸しを導入しているサロンはまだ多くないため、競合との差別化ポイントとして大きな武器になります。「温活メニューあり」「よもぎ蒸しで体の内側からケア」といった訴求は、健康志向の高いお客様に響きやすいです。
省スペース・低コストで追加可能
座椅子1台分のスペースがあれば導入できるため、既存の空きスペースを有効活用できます。導入費用は20万〜28万円程度が相場です。
よもぎ蒸しサロン導入時の注意点
サロンに導入する際には、以下の点に注意しましょう。
- 換気の確保:よもぎの蒸気が他の施術スペースに影響しないよう、換気設備を整えましょう
- 動線の設計:着替えスペースとの動線がスムーズになるよう配置を工夫しましょう
- 衛生管理の徹底:マントやタオルの洗濯・消毒を毎回行い、座椅子の拭き上げも欠かさず行いましょう
- スタッフの教育:よもぎ蒸しの基本知識やカウンセリング方法をスタッフに共有しましょう
よもぎ蒸しサロン開業で注意すべきポイント
広告・宣伝時に気をつけるべき法律
よもぎ蒸しサロンの集客で広告やSNSを運用する際には、景品表示法や薬機法(旧薬事法)に注意が必要です。
よもぎ蒸しは医療行為ではないため、「病気が治る」「◯◯が治療できる」といった効果を断定する表現は使えません。「◯◯の改善が期待できます」「◯◯のケアに役立つとされています」のように、あくまで効果が「期待できる」という表現にとどめましょう。
衛生管理を徹底する
よもぎ蒸しは直接肌に触れるマントを使用し、大量の汗をかく施術です。衛生面への配慮は、お客様の信頼を得るために非常に重要です。
- マントは使用ごとに洗濯・消毒を行う
- 座椅子と周辺は毎回拭き上げる
- 使い捨てのシーツやスリッパを活用する
- 部屋の換気をしっかり行う
- 座浴剤は毎回新しいものを使用する
アレルギーへの対応
よもぎはキク科の植物です。キク科にアレルギーをお持ちの方(ブタクサアレルギーなど)は反応が出る場合があります。施術前のカウンセリングで、必ずアレルギーの有無を確認するようにしましょう。また、妊娠中の方や体調が優れない方への施術にも注意が必要です。
好転反応への理解と説明
よもぎ蒸しの施術後に、一時的にだるさや頭痛、湿疹などの症状が出ることがあります。これは「好転反応」と呼ばれることがありますが、お客様に事前にしっかりと説明し、不安を感じさせないようにすることが大切です。症状がひどい場合は施術を中止し、医療機関への受診を勧めてください。
よもぎ蒸しサロン開業でよくある質問
Q. よもぎ蒸しサロンは自宅でも開業できますか?
はい、自宅の空き部屋を使って開業することが可能です。2畳程度のスペースがあれば座椅子を設置できます。初期費用も5万〜30万円程度と比較的少額で始められるため、リスクを抑えたい方や初めて開業する方にはおすすめの方法です。
Q. 未経験でもよもぎ蒸しサロンを開業できますか?
未経験でも開業は可能です。よもぎ蒸しは特別な手技を必要としないため、基本的な知識と接客スキルがあれば始められます。不安がある方は、民間資格の講座(1〜2日・2万〜11万円程度)を受講して基礎知識を身につけるとよいでしょう。
Q. よもぎ蒸しサロンにシャワー設備は必要ですか?
基本的にシャワー設備は必須ではありません。よもぎ蒸し後はタオルで汗を拭くだけで十分とされています。ただし、シャワー室を設置する場合は、自治体によっては温泉施設としての届出が必要になる場合があるので注意が必要です。
Q. よもぎ蒸しサロンの施術料金の相場はどのくらいですか?
よもぎ蒸し1回あたりの料金相場は3,000〜6,000円です。エステやマッサージとの組み合わせメニューを提供しているサロンも多く、オプションの内容次第で客単価をさらに上げることも可能です。安さで勝負するよりも、サービスの質で価値を提供する方が長期的な経営には有効です。
まとめ|よもぎ蒸しサロン開業の準備を始めよう
よもぎ蒸しサロンの開業は、特別な国家資格が不要で、初期費用も比較的少額から始められるビジネスです。温活やフェムケアへの需要が高まる今、よもぎ蒸しサロンの開業は将来性のある選択肢の一つといえるでしょう。
この記事のポイントをまとめると、以下のとおりです。
- よもぎ蒸しサロンの開業に国家資格は不要。ただし民間資格の取得は信頼度アップに有効
- 開業届・青色申告承認申請書の提出、保健所への公衆浴場法の確認が必要
- 自宅サロンなら5万〜30万円、店舗なら100万〜300万円程度の初期費用が目安
- よもぎ蒸しサロンの内装は「清潔感」「リラックス空間」「プライバシーへの配慮」が重要
- 集客はGoogleビジネスプロフィール・Instagram・LINE公式アカウントなどの組み合わせが効果的
- むやみに値下げせず、サービスの質で差別化を図ることが成功のカギ
- リピーターを増やす仕組み(回数券・次回予約・ポイント制度)を整えることが大切
まずは情報収集から始めて、実際に複数のよもぎ蒸しサロンを体験してみることをおすすめします。お客様の目線で体験することで、ご自身のサロンづくりのヒントがたくさん見つかるはずです。
この記事が、あなたのよもぎ蒸しサロン開業の第一歩のお役に立てれば幸いです。

