アイリストが独立するには?必要な資金や失敗しない準備を解説

アイリストが独立するために必要な資金や失敗しない準備を解説した記事

「いつかは自分のサロンを持ちたい」「もっと自由な働き方をしたい」——アイリストとして働いている方なら、一度は独立を考えたことがあるのではないでしょうか。サロンで経験を積みながらも、「独立するには何から始めればいいの?」「資金はどれくらい必要なの?」と、不安を感じている方も多いはずです。

実は、マツエクサロンは原価率が5〜10%と低く、比較的利益を出しやすいビジネスモデルだと言われています。一方で、1年目の廃業率は約60%、3年以内では約90%というデータもあり、準備不足のまま開業すると失敗してしまうリスクも決して低くありません。

この記事では、アイリストが独立するために必要な資格や届出、資金の目安から、失敗しないための準備・集客方法まで、実践的なノウハウをわかりやすく解説します。「自分にもできるかも」と思えるように、具体的な数字や手順を交えてお伝えしていきますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

アイリストの独立方法は3つ|テナント・シェアサロン・業務委託の違い

アイリストが独立する方法は、大きく分けて3つあります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。

テナントや店舗物件を借りてサロンを開く方法

もっともオーソドックスな独立方法が、テナントやマンションの一室を借りて自分のサロンを開業するスタイルです。

集客が見込める立地を自分で選べるのが最大のメリットで、内装も自由にデザインできるため、サロンのコンセプトを存分に表現できます。ただし、物件取得費や内装工事費など、初期費用がもっとも高くなる方法でもあります。

テナント開業の初期費用の目安は、100万〜300万円程度です。なかでも物件取得費(敷金・礼金)と内装工事費が全体の7〜8割を占めるケースが多く、アイリストの退去リスクを考慮して大家さんが敷金を家賃の6ヶ月分に設定していることも珍しくありません。

立地や物件の状態によって大きく変わるため、事前のシミュレーションが欠かせません。

シェアサロンで独立するメリットと注意点

近年、アイリストの独立方法として人気が高まっているのがシェアサロンの活用です。既存のサロン内のベッドや個室スペースを借りて、自分のサロンとしてオープンするスタイルになります。

月額制や売上の一定割合を支払う契約形態が一般的で、施術道具さえ揃えればすぐに始められるのが魅力です。初期費用を大幅に抑えられるため、「アイリストとして独立したいけれど資金が足りない」という方にも向いています。

一方で、内装やサロンの雰囲気を自由にカスタマイズしにくい点や、集客を自分で行う必要がある点には注意が必要です。契約前に、利用規約や集客サイトの費用負担についてしっかり確認しておきましょう。

業務委託として働くフリーランスアイリストの働き方

サロンから業務を請け負い、施術ごとに報酬を受け取る「業務委託」という働き方もあります。完全歩合制で、報酬の相場は施術料金の40〜50%程度が一般的です。

勤務日や時間を自分で決められる自由度の高さが魅力で、「いきなり店舗を持つのはハードルが高い」と感じる方にとって、独立への第一歩として選びやすい方法と言えます。

ただし、固定給がないため収入が安定しにくい点や、サロンの方針に従う必要がある点はデメリットです。技術力と集客力に自信がつくまでの「ステップアップ手段」として活用する方も多くいます。

アイリストの独立に必要な資格と届出を確認しよう

アイリストとして独立・開業するためには、必ず取得しなければならない資格と、提出が必要な届出があります。ここでは、それぞれを具体的に確認していきましょう。

独立に必須の国家資格「美容師免許」

アイリストが独立するするために必要な資格を解説した記事

アイリストとしてまつげエクステやまつげパーマの施術を行うには、美容師免許が必須です。これは独立・開業に限らず、どのような働き方であっても変わりません。

美容師免許を取得するためには、美容専門学校で所定のカリキュラムを修了し、国家試験に合格する必要があります。費用は通学制で150〜300万円程度、通信制であれば50〜70万円程度が目安です。

すでに美容師免許をお持ちの方は、この点をクリアしていますのでご安心ください。

なお、無免許で施術を行った場合は、美容師法違反として罰則の対象になります。未経験からアイリストを目指す方は、まず美容師免許の取得を最優先で進めましょう。

スタッフ2名以上なら管理美容師の取得が必要

開業後にアイリストを2名以上配置する場合は、そのうち1名以上が管理美容師の資格を持っている必要があります。

管理美容師の資格取得条件は、美容師としての実務経験が3年以上あること、そして指定の講習会を受講・修了することです。1人で施術を行うサロンであれば必要ありませんが、将来的にスタッフを雇う予定がある場合は、早めに取得しておくと安心です。

開業届と美容所開設届出書の手続き方法

サロンをオープンする際に必要な届出は、主に2つあります。

1つ目は、税務署への「開業届」です。個人事業主として事業を始める際に提出するもので、国税庁のホームページから用紙をダウンロードできます。開業から1ヶ月以内に提出するのがルールですが、特別な条件はなく、必要事項を記入して提出するだけで手続きは完了します。

2つ目は、保健所への「美容所開設届出書」です。まつげエクステの施術を行うサロンは美容所に該当するため、保健所の検査を受けて確認済証の交付を受ける必要があります。届出後に保健所の立ち会い検査が行われ、施設の衛生基準を満たしているかどうかが確認されます。

具体的には、作業室の面積(13平方メートル以上)、照度(100ルクス以上)、換気設備、消毒設備などの基準を満たす必要があります。

なお、基準は自治体によって異なる場合がありますので、開設予定地を管轄する保健所に事前相談するのが確実です。

万が一に備えた保険への加入も検討を

独立後は、施術中のトラブルに対する備えとして、賠償責任保険への加入もおすすめします。まつげエクステは目の周りというデリケートな部位を扱うため、万が一の施術トラブルに備えておくことが重要です。

施設所有(管理)者賠償責任保険や、美容所向けの損害保険など、さまざまなプランがあります。月額数千円から加入できるものもありますので、開業準備の段階で検討しておきましょう。

アイリストの独立に必要な資金はいくら?初期費用と運転資金の目安

アイリストが独立する際に、もっとも気になるのが「お金」の問題ではないでしょうか。ここでは、開業スタイル別の初期費用と、見落としがちな運転資金について解説します。

開業スタイル別の初期費用シミュレーション

独立にかかる初期費用は、開業方法によって大きく異なります。複数の開業支援サービスや業界メディアの情報を参考にした、おおよその目安は以下のとおりです(参考:サロンナレッジ、ewalu)。

【自宅サロンの場合】
自宅の一室を施術スペースにする方法で、初期費用は30万〜80万円程度です。内装を大きく変える必要がなければ、施術ベッドや道具類、消耗品の購入費用が中心になります。もっとも費用を抑えやすい方法ですが、美容所登録の基準を満たすための内装調整が必要になる場合があります。

【テナント・マンションで開業する場合】
物件を借りて開業する場合の初期費用は、100万〜300万円程度が相場です。費用の内訳は、物件取得費(敷金・礼金・前家賃など)が全体の大部分を占め、それに内装工事費、設備・備品費が加わります。居抜き物件を活用すれば、内装工事費を大幅に抑えられる場合もあります。

【シェアサロンの場合】
シェアサロンであれば、初期費用は10万〜30万円程度に抑えることも可能です。施術に必要な道具や消耗品を揃えるだけで始められるため、資金面でのハードルがもっとも低い方法と言えます。

見落としがちな運転資金の重要性

アイリストが独立するにあたって、ありがちな失敗が「初期費用だけを準備して、運転資金を考えていなかった」というケースです。

開業してすぐに売上が安定するとは限りません。軌道に乗るまでの数ヶ月間は、家賃、光熱費、材料費、広告費などの固定費が発生し続けます。最低でも3〜6ヶ月分の運転資金は確保しておくことが大切です。

たとえばテナント開業で月々の固定費が20万円かかる場合、6ヶ月分の運転資金として120万円を見込んでおく必要があります。初期費用と運転資金を合わせた「トータルの開業資金」を把握しておきましょう。

独立資金の調達方法|融資・補助金・助成金の活用

アイリストが独立するための必要な資金はいくらぐらいなのかを解説した記事

自己資金だけでは足りないと感じた方は、資金調達の方法を知っておくと選択肢が広がります。

日本政策金融公庫の融資
中小企業や小規模事業者向けの公的融資機関で、無担保・無保証の融資を受けられるプランもあります。民間の金融機関よりも金利が低く、返済期間が長い点が特徴です。創業前・創業初期でも融資を受けやすいため、アイリストの独立資金として活用する方が多くいます。

小規模事業者持続化補助金
販路拡大や業務効率化のための取り組みに対して、経費の一部が補助される制度です。ホームページの作成やチラシ制作などの広告費にも活用できます。

IT導入補助金
予約システムや会計ソフトなどのITツール導入にかかる費用を補助してもらえる制度で、サロン運営の効率化に役立ちます。

いずれも申請には事業計画書の作成が必要ですので、開業準備の早い段階から情報収集を始めておくことをおすすめします。お住まいの地域独自の助成金がある場合もありますので、自治体の窓口や商工会議所にも相談してみてください。

アイリストが独立した後の年収・収入はどれくらい?

「独立したら収入はどう変わるの?」という点も、気になるポイントですよね。ここでは、サロン勤務時と独立後の収入の違いを具体的に見ていきましょう。

サロン勤務アイリストの給料・平均年収

求人ボックス給料ナビのデータによると、アイリストが正社員として勤務した場合の平均年収は約363万円です。経験者で月給23万〜26万円、未経験者で月給20万〜23万円が相場で、これに歩合給やボーナスが加わります。

全体の給与幅は253万〜554万円と幅広く、スキルや経験、勤務先によって大きな差が生まれることがわかります。

独立後のアイリストの売上・年収と月収シミュレーション

独立後の収入は、働き方によって大きく変わります。

【自宅・マンションサロン開業の場合】
たとえば、施術単価5,000円、1日4名の来客、月25日営業のケースで計算すると、月の売上は50万円になります。ここから家賃や材料費、広告費などの経費を差し引いた手取りが月収になります。

【業務委託・フリーランスの場合】
施術単価5,000円、歩合率50%、1日5名の施術、月20日勤務の場合、年収は約300万円です。都市部で集客がうまくいけば、360万〜600万円に達することもあります。

【店舗経営でスタッフを雇用する場合】
サロンが軌道に乗り、スタッフを複数名雇用できるようになれば、年収600万〜1,000万円以上を目指すことも不可能ではないとする業界メディアもあります。

ただし、人件費や固定費も増えるため、経営スキルが問われます。

独立後の収入は、集客力・リピート率・客単価によって大きく変動します。「稼げる仕組み」を開業前からしっかり設計しておくことが重要です。

アイリストの独立で失敗しないための準備と対策|廃業率のデータから学ぶ

マツエクサロンの廃業率が高い現実を踏まえると、「失敗しないための準備」がいかに大切かがわかります。ここでは、アイリストが独立で陥りがちな失敗パターンと、その対策を解説します。

独立で失敗するアイリストに共通する4つのパターン

多くの失敗事例を分析すると、以下の4つのパターンに集約されます。

① 資金計画の甘さ
運転資金を見積もらずに開業してしまい、売上が安定する前に資金がショートしてしまうケースです。開業費用だけでなく、少なくとも半年分の生活費と事業経費を確保しておく必要があります。

② 集客の準備不足
「技術があればお客様は来てくれる」と考えて集客対策をしなかった結果、予約が入らないという失敗です。独立前からSNSでの情報発信やポートフォリオの準備を始めておくことが欠かせません。

③ 経営知識の不足
売上管理、経費管理、確定申告など、施術以外の業務をすべて自分で行う必要があります。「どんぶり勘定」では利益を正確に把握できず、気づいたら赤字になっていたというケースも珍しくありません。

④ 価格設定の失敗
新規顧客を獲得したい一心で過剰な値下げをしてしまうと、薄利多売のスパイラルに陥ります。原価率が低いマツエクサロンでも、価格を下げすぎれば利益は出ません。自分のサロンの価値に見合った適正価格を設定することが大切です。

独立前に作っておきたい事業計画書のポイント

独立を成功させるための第一歩は、しっかりとした事業計画書を作ることです。事業計画書には、以下の内容を盛り込みましょう。

まず、サロンコンセプトの明確化です。「誰に」「どんな価値を」「どのように届けるか」を具体的に言語化します。たとえば「30代の働く女性に、仕事帰りに立ち寄れるリラックス空間で、ナチュラルなデザインのまつげエクステを提供する」というように、ターゲットとサービスの特徴を明確にしましょう。

次に、具体的な数値目標を設定します。月間の目標売上、必要な客数、客単価、リピート率などを数字で落とし込みましょう。「月売上50万円 = 客単価6,000円 × 1日3.5名 × 月24日営業」のように、逆算して計画を立てると現実的な目標になります。

最後に、目標達成のためのアクションプランを時系列で整理します。開業3ヶ月前、1ヶ月前、開業後1ヶ月……と段階ごとにやるべきことを書き出すと、準備の漏れを防ぐことができます。

アイリストが独立前にやること一覧

アイリストが独立で失敗しないための準備と対策法を解説した記事

独立の準備は、思っている以上にやることが多いものです。抜け漏れがないよう、以下のチェックリストを参考にしてみてください。

【資格・届出関連】
・美容師免許の確認(未取得の場合は取得計画を立てる)
・管理美容師の必要性を確認(スタッフを雇う場合)
・開業届の準備
・美容所開設届出書の準備
・賠償責任保険の検討

【資金関連】
・初期費用と運転資金の算出
・自己資金の準備
・融資・補助金の情報収集と申請準備

【物件・設備関連】
・開業場所の選定とターゲットの明確化
・物件探しと契約
・内装工事の手配(保健所基準を確認)
・施術ベッド、ワゴン、照明などの備品購入
・商材(グルー、エクステ、リムーバーなど)の仕入れ先選定

【集客・運営関連】
・サロン名、コンセプトの決定
・SNSアカウントの開設と情報発信開始
・予約システムの導入
・メニューと価格の設定
・会計ソフトの導入

アイリスト独立後の集客方法|お客様を呼び込む具体的な施策

独立したアイリストにとって、集客はサロン運営の生命線です。技術がどれだけ優れていても、お客様に知ってもらえなければ売上にはつながりません。ここでは、実践的な集客方法を紹介します。

SNSを活用したオンライン集客の基本

まつげエクステは「仕上がりの美しさ」が伝わりやすいメニューのため、ビジュアル重視のSNSとの相性が抜群です。

Instagramは、アイリストの集客ツールとしてもっとも効果的なSNSの一つです。施術のビフォーアフター写真、サロンの雰囲気がわかる写真、お客様の声などを定期的に投稿することで、フォロワーとの信頼関係を構築できます。ハッシュタグを活用して地域名やメニュー名を入れると、近隣で検索しているお客様に見つけてもらいやすくなります。

LINE公式アカウントは、既存のお客様とのコミュニケーションツールとして活用できます。次回予約のリマインドやキャンペーン情報の配信を通じて、リピート率の向上につなげましょう。

開業前からSNSアカウントを育てておくと、オープン初日から予約が入るような状態を作りやすくなります。独立を決めたら、できるだけ早い段階で情報発信を始めることをおすすめします。

ポータルサイト・予約サイトの活用法

ホットペッパービューティーやミニモなどの美容系ポータルサイトは、新規顧客の獲得に効果的です。掲載料はプランによって異なりますが、初期集客の起爆剤として活用するサロンは多くあります。

なお、自宅がアパートや賃貸マンションの場合は、管理規約でサロン営業が禁止されていることもあるため、物件選びの段階で必ず確認しておきましょう。

ただし、ポータルサイトだけに頼ると、手数料負担が重くなったり、価格競争に巻き込まれたりするリスクがあります。ポータルサイトで獲得した新規のお客様を、SNSやLINEを通じてリピーターに育てていく「導線設計」を意識することが重要です。

リピート率を上げるための施策

サロン経営を安定させるうえで、リピート率の向上はもっとも重要な指標の一つです。新規のお客様を獲得するよりも、既存のお客様にリピートしていただく方が、コストも労力もはるかに少なくて済みます。

リピートしてもらうための具体的な施策としては、次回予約の提案、来店周期に合わせたリマインド連絡、お客様一人ひとりの好みやデザインの記録(カルテ管理)などがあります。

また、まつげエクステだけでなく、まつげパーマやアイブロウ(眉毛)メニューをセットで提案することで、客単価アップとリピート率向上の両方を実現できます。お客様の「なりたいイメージ」に寄り添った提案ができるアイリストは、指名されやすく、長期的な関係を築きやすいでしょう。

オフライン集客も組み合わせて効果を最大化する

オンライン集客が主流になりつつありますが、地域密着型のサロンでは、オフラインの集客も効果的です。

近隣へのチラシ配布、地域のフリーペーパーへの掲載、近くの美容室やネイルサロンとの相互紹介など、リアルな場での接点づくりも大切にしましょう。サロンの前を通りかかった方の目に留まるような看板やのぼりも、意外と集客効果があります。

オンラインとオフラインの両方を組み合わせることで、さまざまな層のお客様にリーチできるようになります。

アイリストが独立するまでの流れと必要な経験年数の目安

ここでは、アイリストが独立を決意してからサロンをオープンするまでの具体的な流れと、独立のタイミングについて解説します。

何年の経験を積んでから独立するのがベスト?

アイリストとして独立を検討するタイミングについて、業界メディアや独立支援サービスの情報を見ると、実務経験3〜5年程度を一つの目安として挙げているケースが多く見られます。

この期間で、施術の技術はもちろん、接客スキルやカウンセリング力、お客様とのコミュニケーション能力が身についてきます。

ただし、年数だけが基準ではありません。サロン勤務中に「固定のお客様がついている」「指名が安定して入っている」「売上目標を継続的に達成している」といった実績があれば、独立の準備が整ってきているサインです。

また、結婚や出産などのライフステージの変化をきっかけに独立を検討する方も多くいます。自由な働き方ができるのは独立の大きなメリットですので、「今の自分に必要な働き方」を軸に判断するのもよいでしょう。

独立開業までの9つのステップ|準備から開業まで

アイリストが独立するためにサロンをオープンするまでの具体的な流れを解説した記事

アイリストの独立開業は、以下の流れで進めていくのが一般的です。

ステップ1:コンセプト・構想を固める
どんなサロンにしたいのか、どんなお客様に来てほしいのかを明確にします。サロン名やロゴ、内装のイメージなども、この段階で考え始めましょう。

ステップ2:事業計画書を作成する
コンセプトに基づいて、数値計画や資金計画、集客計画をまとめます。融資を受ける場合は、事業計画書の提出が必須です。

ステップ3:資金を調達する
自己資金に加え、必要に応じて融資や補助金の申請を行います。

ステップ4:物件を探して契約する
ターゲット層や集客導線を考慮して物件を選びます。保健所の基準を満たせるかどうかも重要な判断ポイントです。

ステップ5:内装・設備工事を行う
保健所の基準に適合した内装に仕上げましょう。工事前に保健所へ図面を持参して相談するとスムーズです。

ステップ6:資格の確認と各種届出を行う
美容師免許の確認、開業届の提出、美容所開設届出書の提出と立ち会い検査を済ませます。

ステップ7:商材・備品を仕入れる
施術に必要なグルー、エクステ、ツイザーなどの商材と、タオルや消毒液などの消耗品を揃えます。在庫を持ちすぎず、必要最小限からスタートするのがポイントです。

ステップ8:集客活動を開始する
オープンの1〜2ヶ月前からSNSでの告知やポータルサイトへの掲載を始め、オープン日に予約が入る状態を目指します。

ステップ9:開業
すべての準備が整ったら、いよいよオープンです。開業後も集客や経営改善は継続して取り組んでいく必要があります。

独立アイリストとして成功するための経営スキルとマインド

アイリストの独立は、「技術者」から「経営者」へのステップアップでもあります。施術スキルだけでなく、経営者としてのスキルやマインドセットが成功のカギを握ります。

技術力だけでは成功できない理由

アイリストとしての技術力はもちろん大切ですが、独立後はそれだけでは十分ではありません。集客、売上管理、経費管理、顧客管理、確定申告、SNS運用など、施術以外の業務が一気に増えます。

「施術に集中したいのに、事務作業に追われて疲れてしまう」という声も少なくありません。予約システムや会計ソフトなどのITツールを活用して、業務を効率化する工夫が大切です。

競合サロンに埋もれない差別化のポイント

マツエクサロンは参入障壁が比較的低いため、競合が多い業界です。そのなかで選ばれるサロンになるためには、他店との差別化が不可欠です。

差別化のポイントとしては、「ナチュラルデザインに特化」「ブライダル向けメニューを充実」「まつげ+眉のトータルデザインを提案」「骨格診断を取り入れた似合わせ提案」など、自分のサロンならではの強みを打ち出すことが効果的です。

「なんでもできるサロン」よりも、「〇〇ならここ」と思ってもらえるサロンの方が、お客様の記憶に残りやすく、口コミも広がりやすいでしょう。

独立支援サービスの活用を検討する

「一人で全部やるのは不安」という方は、アイリスト向けの独立支援サービスを活用するのも一つの方法です。

物件探しから開業手続き、集客サポートまでをパッケージで提供するサービスや、初期費用ゼロで業務委託として独立できるプランなど、さまざまな支援サービスが存在します。

サービスを選ぶ際は、開業形態、報酬の還元率、支援内容の充実度、契約条件(期間や解約の可否)をしっかり確認しましょう。口コミや実績もチェックしたうえで、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。

学び続ける姿勢が独立の成功を左右する

美容業界はトレンドの移り変わりが速い業界です。新しいデザイン技法や商材は次々と登場しますし、集客手法もSNSのアルゴリズム変更などによって変化し続けます。

独立後も、セミナーや講習会への参加、業界の情報収集を怠らないことが、長く愛されるサロンを作る秘訣です。技術面だけでなく、経営やマーケティングに関する学びも積極的に取り入れていきましょう。

まとめ|アイリストの独立は準備次第で成功できる

ここまで、アイリストが独立するために必要な資格・届出、資金の目安、失敗しないための準備、集客方法、そして成功するためのマインドまでを解説してきました。

最後にポイントを整理しておきます。

・アイリストの独立方法は「テナント開業」「シェアサロン」「業務委託」の3つが主流
・美容師免許は必須。スタッフを雇う場合は管理美容師も必要
・開業届と美容所開設届出書の提出を忘れずに
・初期費用は開業スタイルによって30万〜300万円と幅がある
・運転資金として最低3〜6ヶ月分の経費を準備しておく
・融資・補助金・助成金も活用して賢く資金調達を
・独立の成功と失敗を分けるのは「準備の量」と「経営スキル」
・SNSを中心とした集客活動は開業前からスタートする
・リピート施策と差別化で、長く選ばれるサロンを目指す

独立は大きな挑戦ですが、しっかりと準備をすれば「自分らしい働き方」を実現できる素晴らしいチャンスでもあります。まずは今日から、自分にできる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

この記事が、あなたの独立への道しるべになれば幸いです。

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