ネイルサロンの集客方法10選 | リピートを増やす&無料でできる方法もご紹介

「せっかくネイルサロンを開業したのに、思うように予約が入らない」「新規のお客様は来てくれるけど、リピートにつながらない」そんなお悩みを抱えていませんか?
ネイルサロンは全国に約3万店舗以上あると言われており、競争が激化しています。
技術があっても、集客方法を知らなければお客様に選んでもらうことは難しい時代になりました。
特に個人サロンや自宅サロンでは、大手チェーン店のような広告費をかけられないため、効率的な集客方法を知ることが経営の安定につながります。
この記事では、ネイルサロン経営者の方に向けて、無料でできる方法から有料の集客方法まで、実践しやすい順に10の集客方法をご紹介します。
さらに、一度来店いただいたお客様にリピートしてもらうためのコツも詳しくお伝えしていきますので、ぜひ最後までお読みください。
ネイルサロンが集客できない主な原因とは

集客方法を見ていく前に、まずはネイルサロンがお客様を集められない原因について確認しておきましょう。原因を把握することで、どの集客方法を優先すべきかが見えてきます。
サロンの存在を知ってもらえていない
最も多い原因が「サロンの存在をそもそも知ってもらえていない」というケースです。どれだけ素晴らしい技術があっても、お客様に見つけてもらえなければ来店にはつながりません。
特に自宅サロンや住宅街にあるサロンは、通りがかりの方に見つけてもらいにくいという不利な条件があります。そのため、オンラインでの情報発信やSNSの活用が欠かせません。
他店との差別化ができていない
「どこのサロンに行っても同じ」とお客様に思われてしまうと、価格だけで比較されてしまいます。あなたのサロンならではの強みや特徴を明確にし、それを伝えることが大切です。
たとえば、「深爪の矯正が得意」「パラジェルを使った自爪を傷めない施術」「ブライダルネイル専門」など、具体的な強みを打ち出すことで、その悩みを持つお客様に選ばれやすくなります。
リピーターにつながっていない
新規のお客様は来てくれるものの、2回目以降の来店につながらないというサロンも少なくありません。新規集客にばかり目を向けてしまうと、どうしてもコストがかさみ、経営が安定しません。
一般的に、新規のお客様を獲得するコストは、リピーターの方に再来店いただくコストの5倍以上かかると言われています。リピーターを増やす仕組みづくりも、集客と同じくらい重要なのです。
ネイルサロンの集客方法10選【オンライン編】
まずは、インターネットを活用したオンラインの集客方法からご紹介します。無料で始められるものも多いので、まだ取り組んでいない方はぜひチャレンジしてみてください。
1. Instagram(インスタグラム)での集客
ネイルサロンの集客において、Instagramは最も相性の良いSNSと言えます。写真や動画でネイルのデザインを視覚的にアピールできるため、お客様が施術後のイメージをしやすいのが大きなメリットです。
Instagramを活用する際のポイントは以下の通りです。
プロフィールを充実させる
プロフィールには、サロンの所在地、営業時間、予約方法、得意なデザインなどの基本情報を必ず記載しましょう。お客様が予約したいと思ったときにスムーズに行動できるよう、予約ページへのリンクも設置しておくことが大切です。
投稿の世界観を統一する
投稿する写真の背景や色味、トーンを揃えることで、サロンの雰囲気が伝わりやすくなります。「大人っぽいシンプルネイル」「トレンドの韓国ネイル」など、ターゲットとするお客様に響く世界観を意識して投稿しましょう。
リール動画を活用する
2025年現在、Instagramではリール(短尺動画)の投稿がより多くの方に届きやすくなっています。施術の様子やネイルの仕上がりを動画で見せることで、静止画だけでは伝わらないデザインの立体感やツヤ感をアピールできます。
ハッシュタグは厳選して使う
以前は多くのハッシュタグをつけることが推奨されていましたが、現在はコンテンツの質が重視されるようになっています。「地域名+ネイルサロン」「ネイルデザイン」など、3〜5個程度に厳選し、投稿内容に関連性の高いものを選びましょう。
ストーリーズとハイライトを活用する
ストーリーズ機能を使って空き状況やキャンペーン情報を発信し、重要な情報はハイライトにまとめておきましょう。メニューと料金、アクセス方法、お客様の声などをハイライトに整理しておくと、初めてプロフィールを訪れた方にもわかりやすくなります。
2. Googleビジネスプロフィール(MEO対策)での集客

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、無料で利用できる非常に強力な集客ツールです。「地域名+ネイルサロン」で検索したときに、Googleマップの検索結果に表示されるようになります。
登録と基本情報の充実
まだ登録していない方は、すぐにGoogleビジネスプロフィールに登録しましょう。サロン名、住所、電話番号、営業時間、定休日、予約サイトへのリンクなど、基本情報は正確に入力してください。
NAP情報の統一が重要
NAP情報とは、Name(店舗名)、Address(住所)、Phone(電話番号)の頭文字を取ったものです。Googleビジネスプロフィール、ホームページ、SNS、予約サイトなど、すべての媒体でこれらの情報を完全に一致させることが大切です。
たとえば、住所の表記が「1-2-3」と「1丁目2番地3号」で異なっていたり、店舗名に「ネイルサロン○○」と「○○ネイルサロン」と揺れがあったりすると、検索エンジンが別の店舗と認識してしまう可能性があります。細かな違いに思えるかもしれませんが、この統一がMEO対策の基本となります。
写真や投稿を定期的に更新する
Googleビジネスプロフィールには写真を追加したり、最新情報を投稿したりする機能があります。週に1〜2回程度、新しいネイルデザインの写真やキャンペーン情報を投稿することで、検索結果での表示順位アップが期待できます。
口コミへの対応
お客様から口コミをいただいたら、必ず返信しましょう。良い口コミにはお礼を、改善点を指摘された場合は真摯に受け止めて対応策をお伝えします。口コミの数や評価は、新規のお客様がサロンを選ぶ際の重要な判断材料になっています。
3. ホットペッパービューティーなど予約ポータルサイトへの掲載
ホットペッパービューティーは、美容サロンを探すお客様の多くが利用する国内最大級の予約サイトです。ネイルサロンを探している「今すぐ予約したい」という意欲の高いお客様にアプローチできるのが最大のメリットです。
掲載のメリット
ホットペッパービューティーに掲載すると、予約管理システム「サロンボード」を無料で利用できます。顧客管理、予約管理、メッセージ配信など、サロン運営に必要な機能が揃っているため、業務の効率化にもつながります。
掲載料金について
掲載料金はエリアやプランによって異なり、月額2.5万円程度から50万円以上まで幅広く設定されています。また、予約が入った場合は施術金額の2%が手数料として発生します。まずはライトプランなど低コストのプランで様子を見て、効果を確認しながらプランアップを検討するのがおすすめです。
ネイルサロンに特化した予約サイト
ホットペッパービューティー以外にも、ネイルサロンに特化した予約サイトがあります。ネイリー(Nailie)は、ネイリストとお客様が直接つながれるアプリで、初期費用・月額料金は無料、予約が入った場合のみ手数料が発生する仕組みです。ミニモ(minimo)も、施術者とお客様を直接つなぐサービスとして人気があります。
複数の予約サイトを活用することで、より多くのお客様に見つけてもらえる可能性が広がります。ただし、予約管理が煩雑にならないよう、ダブルブッキングには十分注意しましょう。
4. LINE公式アカウントでの集客とリピート促進
LINE公式アカウントは、既存のお客様との関係を深め、リピート率を高めるのに非常に効果的なツールです。国内で9,700万人以上が利用しているLINEは、メールよりも開封率が高く、メッセージがお客様に届きやすいという特徴があります。
友だち登録を促す
来店されたお客様には、友だち登録をお願いしましょう。「友だち登録で次回使える500円オフクーポンプレゼント」など、登録のメリットを用意しておくと、登録率が上がります。店内にQRコードを掲示したり、予約確認メールにリンクを記載したりする方法も効果的です。
定期的な情報配信
新デザインのお知らせ、季節のキャンペーン、空き状況のご案内など、お客様にとって有益な情報を定期的に配信しましょう。ただし、配信頻度が多すぎるとブロックされてしまう可能性があるため、月に2〜4回程度を目安にするのがおすすめです。
予約受付の窓口として活用
LINEでの予約受付を導入すると、電話が苦手な方や営業時間外に予約したい方にも対応できます。チャット機能を使えば、お客様との細かなやり取りもスムーズに行えます。
ショップカード機能の活用
LINE公式アカウントには、デジタルのポイントカード「ショップカード」機能があります。紙のポイントカードを発行する手間やコストを削減しながら、リピート促進の仕組みを作れます。ポイントの有効期限が近づくとお客様に通知が届くため、再来店のきっかけづくりにもなります。
5. ホームページ・ブログでの集客(SEO対策)
自社のホームページやブログは、サロンの信頼性を高め、長期的な集客を実現するための重要な資産です。SNSや予約サイトだけに頼っていると、それらのサービスの仕様変更や終了によって、集客手段を失ってしまうリスクがあります。
基本情報をしっかり掲載する
ホームページには、サロンの所在地、アクセス方法、営業時間、メニューと料金、ネイリストの紹介、施術の流れなど、お客様が知りたい情報をわかりやすく掲載しましょう。予約ページへの導線も忘れずに設置してください。
ブログで役立つ情報を発信する
「ジェルネイルの持ちを良くするコツ」「季節別おすすめデザイン」「自爪ケアの方法」など、お客様にとって役立つ情報をブログで発信しましょう。検索エンジンからの流入が増え、サロンの専門性や信頼性をアピールすることにもつながります。
地域名を意識したキーワードを使う
「〇〇市 ネイルサロン」「〇〇駅 ジェルネイル」など、地域名を含むキーワードを意識して記事を書くことで、地元のお客様に見つけてもらいやすくなります。
6. YouTubeでの集客
YouTubeは、ネイル施術の様子やデザインの魅力を動画で伝えられるプラットフォームです。文章や写真だけでは伝えきれない、施術の丁寧さやサロンの雰囲気をアピールできます。
ネイルアートの作成過程を撮影した「ネイルアート動画」は、ネイルに興味のある方からの注目を集めやすいコンテンツです。また、YouTubeにアップロードした動画は、ホームページやSNSにも埋め込んで活用できます。
ただし、動画の撮影や編集には時間がかかるため、まずはInstagramのリールやストーリーズなど、短尺動画から始めるのがおすすめです。
ネイルサロンの集客方法10選【オフライン編】
次に、インターネットを使わないオフラインの集客方法をご紹介します。地域密着型のネイルサロンには特に効果的な方法です。
7. チラシ・ポスティングでの集客
チラシは、サロン周辺に住んでいる方にアプローチできる昔ながらの集客方法です。インターネットをあまり使わない層にも情報を届けられるのがメリットです。
ターゲットエリアを絞る
ネイルサロンに通うお客様は、自宅や職場から近い場所を選ぶ傾向があります。サロンから徒歩や自転車で通える範囲、電車で1〜2駅程度のエリアに絞ってポスティングを行いましょう。
チラシの内容を工夫する
チラシには、サロンの強み、おすすめメニュー、料金、アクセス、初回特典などを掲載します。お客様が「行ってみたい」と思えるような魅力的な写真も忘れずに載せましょう。
反響率を測定する
チラシを見て来店されたお客様がわかるよう、「チラシ持参で○○サービス」などの特典をつけておくと、効果測定がしやすくなります。反響率を見ながら、配布エリアや内容を改善していきましょう。
8. 看板・サロン外観での集客
サロンの前を通る方に存在をアピールする「看板」も大切な集客ツールです。自宅サロンや路面店でない場合でも、A型看板(立て看板)などを活用することで、近隣の方にサロンを知ってもらえます。
看板に載せる情報
看板には、サロン名、業種(ネイルサロン)、営業時間、予約方法(電話番号やQRコード)などを記載します。目を引くネイルデザインの写真や、その日の空き状況を書いた黒板なども効果的です。
サロンの外観を整える
看板だけでなく、サロンの外観も大切です。入り口周りを清潔に保ち、お花を飾るなど、入りやすい雰囲気づくりを心がけましょう。
9. 紹介・口コミでの集客
既存のお客様からのご紹介は、最も信頼度が高く、コストがかからない集客方法です。紹介で来店されたお客様は、サロンの雰囲気や施術について事前に聞いているため、リピーターになりやすい傾向があります。
紹介特典を用意する
ご紹介いただいたお客様と、紹介してくださった方の両方に特典を用意しましょう。「紹介者様・ご新規様ともに10%オフ」「紹介者様にネイルオイルプレゼント」など、双方にメリットがある形にすると、紹介してもらいやすくなります。
口コミ投稿をお願いする
施術に満足いただけたお客様には、Googleビジネスプロフィールやホットペッパービューティーへの口コミ投稿をお願いしてみましょう。お客様の生の声は、新規のお客様がサロンを選ぶ際の重要な判断材料になります。
10. DM・サンキューレターでの集客
一度来店いただいたお客様への手紙やDMは、再来店を促す効果的な方法です。デジタル全盛の時代だからこそ、手書きのメッセージは温かみがあり、お客様の心に残ります。
サンキューレターを送る
初めて来店いただいたお客様には、施術後1週間以内を目安にお礼のメッセージを送りましょう。手書きのメッセージカードは、お客様に「大切にされている」という気持ちを伝えられます。
バースデーDMを送る
お客様のお誕生日に合わせて、バースデークーポン付きのDMを送るのも効果的です。特別感のある演出が、サロンへの愛着を深めてくれます。
しばらく来店のないお客様への案内
数ヶ月来店がないお客様には、新デザインやキャンペーンのご案内を送ってみましょう。「最近お会いできなくて寂しいです」といったメッセージを添えると、再来店のきっかけになるかもしれません。
ネイルサロンの集客を成功させるポイント
ここまでご紹介した10の集客方法を効果的に活用するために、押さえておきたいポイントをお伝えします。
サロンのコンセプトとターゲットを明確にする

「どんなお客様に」「どんな価値を」提供するサロンなのかを明確にしましょう。ターゲットを絞ることで、そのお客様に響くメッセージを発信でき、「このサロンは私のためのお店だ」と感じてもらいやすくなります。
たとえば、「忙しい働く女性のための時短ネイル」「自爪を大切にしたい大人女性のためのケア重視サロン」「トレンドを楽しみたい20代向けのデザインサロン」など、コンセプトを明確にすることで、競合との差別化にもつながります。
複数の集客方法を組み合わせる
一つの集客方法だけに頼るのではなく、オンラインとオフラインを組み合わせて活用しましょう。たとえば、Instagramで認知を広げ、Googleビジネスプロフィールで信頼性を高め、LINE公式アカウントでリピートを促進するという流れを作ると、安定した集客が実現できます。
すべての媒体で発信する内容に一貫性を持たせることも大切です。SNS、ホームページ、予約サイトで言っていることがバラバラだと、お客様の信頼を損なってしまいます。
価格を安くしすぎない
集客のために価格を下げたくなる気持ちはわかりますが、安易な値下げは避けましょう。低価格で集客したお客様は、価格に敏感な傾向があり、他のサロンがもっと安ければそちらに流れてしまいます。
また、低価格にするとその分多くのお客様を施術しなければならず、一人ひとりへの対応が雑になったり、自分自身が疲弊してしまったりする原因にもなります。適正な価格で、価値を感じてくださるお客様を集めることが、長く愛されるサロンづくりにつながります。
リピーターを大切にする
新規集客も大切ですが、リピーターのお客様を大切にすることを忘れないでください。リピーターの方は、すでにサロンの良さを知っているため、無理な集客コストをかけずに安定した売上につながります。
お客様の好みや前回の施術内容をカルテに記録し、次回来店時に活かすことで、「覚えていてくれた」という嬉しさを感じてもらえます。こうした小さな心配りの積み重ねが、長く通い続けていただける関係づくりにつながります。
効果測定と改善を続ける
集客方法を試したら、その効果を必ず測定しましょう。「どの媒体からの予約が多いか」「どのキャンペーンが反響があったか」「リピート率はどう変化したか」など、数字で把握することで、次の施策に活かせます。
うまくいかなかったからとすぐに諦めるのではなく、なぜうまくいかなかったのかを考え、改善を重ねていくことが大切です。
ネイルサロン集客で注意すべきこと
最後に、集客を行う上で気をつけておきたいポイントをお伝えします。
個人情報の取り扱いに注意する
お客様の施術写真をSNSに掲載する際は、必ず事前に許可を取りましょう。顔が写っていなくても、ネイルの写真からお客様が特定される可能性もあります。投稿前に確認を取ることで、信頼関係を築けます。
また、自宅サロンの場合は、住所の公開範囲に注意が必要です。不特定多数に詳細な住所を公開せず、予約が確定したお客様にのみお伝えするなど、セキュリティ面にも配慮しましょう。
プライベートと仕事を分ける
SNSでの情報発信において、プライベートな内容を出しすぎるのは避けましょう。サロンアカウントでは、あくまでもサロンに関する情報やお客様に役立つ情報を中心に発信することをおすすめします。
人柄を伝えることは大切ですが、プライベートの投稿が多すぎると、サロンの専門性や信頼性が伝わりにくくなってしまいます。
施術をお断りする基準を明確にしておく
すべてのお客様に対応することが良いサービスとは限りません。爪の状態や健康上の理由で施術が難しい場合や、サロンのコンセプトに合わないご要望の場合は、丁寧にお断りすることも必要です。
事前にお断りの基準を明確にしておくと、トラブルを未然に防ぐことができます。
リピート率を上げる!お客様に長く通っていただくコツ
集客方法と同じくらい大切なのが、一度来店いただいたお客様にリピートしていただくための取り組みです。ここでは、リピート率を上げるための具体的な方法をご紹介します。
カウンセリングを丁寧に行う
初回来店時のカウンセリングは、お客様との信頼関係を築く大切な機会です。単にデザインの希望を聞くだけでなく、爪の悩み、普段のライフスタイル、お仕事の内容なども伺いましょう。
「お仕事柄、派手なネイルはできないけれど、さりげなくおしゃれを楽しみたい」「小さいお子さんがいるので、ストーンが取れにくいデザインがいい」など、お客様の背景を理解することで、より満足度の高い施術を提供できます。
お聞きした内容は必ずカルテに記録し、次回来店時に活かしましょう。「前回お話しされていた旅行はいかがでしたか?」「お子さんの運動会は無事終わりましたか?」など、会話を覚えていることが伝わると、お客様は特別感を感じてくださいます。
施術中の会話を大切にする
ネイルの施術は、お客様と1対1で1〜2時間を過ごす貴重な時間です。この時間を心地よく過ごしていただくことが、リピートにつながります。
お客様によって、たくさんおしゃべりしたい方もいれば、静かに過ごしたい方もいらっしゃいます。お客様のタイプを見極めて、心地よいコミュニケーションを心がけましょう。雑誌やタブレットを用意しておくと、静かに過ごしたい方にも対応できます。
次回予約を促す
施術終了時に、次回の来店目安をお伝えし、その場で予約を取っていただくことをおすすめしましょう。「ジェルネイルは3〜4週間で付け替えるのがおすすめですよ。次回のご予約はいかがですか?」とお声がけすると、自然な流れで次回予約につながります。
次回予約をその場で取っていただくことで、予約を忘れてしまったり、他のサロンに流れてしまったりするリスクを減らせます。予約を入れてくださった方には、「次回予約特典」として少額の割引を適用するのも効果的です。
お客様の変化を一緒に喜ぶ
定期的に通っていただいているお客様の爪の状態が良くなってきたり、自爪が伸びてきたりしたときには、一緒に喜びましょう。「前回と比べて爪の状態がとても良くなりましたね!」「自爪がこんなに伸びて、嬉しいですね」など、お客様の変化に気づき、声をかけることで、サロンに通い続けるモチベーションにつながります。
ビフォーアフターの写真を撮って比較してお見せするのも効果的です。自分では気づきにくい変化を視覚的に確認できると、施術の価値を実感していただけます。
季節やイベントに合わせた提案をする
クリスマス、バレンタイン、夏祭り、ハロウィン、お正月など、季節のイベントに合わせたデザインを提案しましょう。「来月はお友達の結婚式があるとおっしゃっていましたね。お呼ばれネイルのデザインをご用意しましたよ」など、お客様のスケジュールを覚えていて提案すると、喜んでいただけます。
また、季節ごとのトレンドカラーやデザインを取り入れたサンプルを用意しておくと、「次はこれにしてみようかな」と来店のきっかけになります。
お客様の声を集め、改善に活かす
お客様からのフィードバックは、サロンをより良くするための貴重な情報です。施術後にアンケートをお願いしたり、口コミを書いていただいたりして、率直なご意見を集めましょう。
いただいたご意見は真摯に受け止め、改善できることは改善していきます。「お客様のご意見を参考に、○○を改善しました」とお伝えすると、「自分の声が届いている」と感じていただけ、サロンへの愛着が深まります。
まとめ
ネイルサロンの集客方法として、オンライン・オフラインそれぞれ10の方法をご紹介しました。
まずは無料で始められるInstagram、Googleビジネスプロフィール、LINE公式アカウントの活用から取り組んでみてください。そして、サロンの状況や目標に合わせて、ホットペッパービューティーなどの有料媒体も検討していくと良いでしょう。
集客は一朝一夕で結果が出るものではありません。すぐに効果が出なくても、継続して取り組むことが大切です。この記事でご紹介した方法を参考に、一つずつ実践してみてください。
そして何より、目の前のお客様に喜んでいただける施術とサービスを提供し続けることが、結果的に最も効果的な集客につながります。お客様に愛されるサロンを目指して、一緒に頑張りましょう。

