脱毛サロン経営は厳しい?年収と儲かるための成功ポイント

「脱毛サロンを開業したいけれど、本当に儲かるの?」「経営が厳しいという話を聞くけれど、実際はどうなの?」そんな不安を感じている方は少なくありません。実際にサロンを経営している方の中にも、「思うように利益が出ない」「集客がうまくいかない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
確かに、2024年度の脱毛サロン倒産件数は18件と過去最多を更新し、大手サロンの相次ぐ経営破綻がニュースになりました。「ミュゼプラチナム」「銀座カラー」「アリシアクリニック」など、テレビCMでおなじみだった有名サロンが次々と破産手続きに入り、業界全体に衝撃が走っています。
しかし一方で、脱毛市場自体の需要は依然として高く、メンズ脱毛や介護脱毛など新たな市場も拡大しています。大手サロンが淘汰される中で、小回りの利く個人サロンにはチャンスも生まれています。正しい知識と戦略があれば、今から開業しても十分に成功できる可能性があるのです。
この記事では、脱毛サロン経営の現実と、儲かるために押さえておくべき成功ポイントを詳しく解説します。開業を検討している方、すでに経営を始めていて集客に悩んでいる方にとって、実践できる具体的なノウハウをお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
脱毛サロン経営は難しいと言われる理由
脱毛サロン経営が「厳しい」「難しい」と言われる背景には、業界特有の構造的な問題があります。まずは現状を正しく理解することから始めましょう。
競争激化による価格競争の激化
脱毛サロン業界は参入障壁が低く、特別な資格なしで開業できることから、新規参入が相次いでいます。その結果、都市部を中心に競合サロンが乱立し、価格競争が激化しています。
月額数千円で全身脱毛を謳うサロンが続出し、業界全体の客単価が大幅に下落しました。「通い放題プラン」や「永久保証プラン」など集客重視のサービスは、初期収益は確保できても、長期的には固定費負担が重くのしかかり、経営を圧迫する要因となっています。
大手サロンの相次ぐ倒産による業界不信
2022年以降、脱毛業界では大手サロンの倒産が相次いでいます。帝国データバンクの調査によると、2024年度の脱毛サロン倒産件数は18件に達し、過去最多を更新しました。2025年に入ってからも業界最大手「ミュゼプラチナム」が経営破綻するなど、業界全体の信頼低下が深刻な問題となっています。
これらの倒産で影響を受けた利用者は、過去2年で推計延べ30万人にのぼるとされています。こうした状況から消費者の警戒心が高まり、新規顧客の獲得がより困難になっています。
前受金ビジネスモデルの限界
多くの脱毛サロンは、コース契約による前受金を集め、その資金を広告費や新店舗出店に充てるビジネスモデルを採用してきました。しかし、新規会員の獲得が減少すると自転車操業に陥り、経営破綻に至るケースが後を絶ちません。
このビジネスモデルは成長期には効果的でしたが、市場が成熟し競争が激化した現在では、持続可能性に疑問が呈されています。
固定費・人件費の上昇
都市部では賃料が上昇しているほか、円安の影響で輸入品が多い脱毛機器の導入費用も高騰しています。さらに、スタッフの離職率の高さや採用難により、研修コストを含めた人件費も高止まりしています。
こうしたコスト上昇と価格競争の板挟みで、約4割の脱毛サロンが赤字経営に陥っているという調査結果もあります。
脱毛サロン経営者の年収はどのくらい?
厳しい状況の中でも、脱毛サロン経営で成功している方は確実に存在します。ここでは、脱毛サロン経営者の年収について詳しく見ていきましょう。
脱毛サロン経営者の平均年収
一般的に、個人で経営している脱毛サロンオーナーの平均年収は500万円〜1,000万円程度と言われています。これは脱毛サロンスタッフの平均年収(約350万円〜400万円)と比較すると、かなり高い水準です。
ただし、この数字はあくまで平均であり、実際には以下のような幅があります。
開業初年度:赤字〜200万円程度
軌道に乗った2〜3年目:300万円〜600万円程度
成功軌道に乗った4年目以降:500万円〜1,000万円以上
店舗の規模や立地、集客力によって大きく異なりますが、経営がうまくいけばサロンスタッフとして雇用されている場合よりも高い収入を得られる可能性があります。
個人事業主と法人で異なる年収の考え方
脱毛サロン経営者の年収は、個人事業主か法人かによっても異なります。
個人事業主の場合、年収は「売上-経費」で計算します。たとえば、年間売上が1,000万円で経費が300万円だった場合、年収は700万円となります。
一方、法人の場合は「役員報酬」という形で収入を得ます。役員報酬は株主総会で決められ、会社の経営方針によって金額が変わります。法人税と所得税のバランスを考慮して設定するため、売上がすべて報酬になるわけではありません。
サロン経営で年収を上げるには

脱毛サロン経営で年収を上げるためには、以下の要素が重要になります。
まず、集客数を増やすことが基本です。新規顧客を継続的に獲得し、リピーターとして定着させることで、安定した売上を確保できます。
次に、顧客単価を上げることも効果的です。複数メニューの提案やホームケア商品の販売など、1人あたりの売上を増やす工夫が必要です。
そして、コストの削減も忘れてはいけません。家賃や光熱費、消耗品費などの固定費を見直し、利益率を高めることで、同じ売上でも手元に残る金額が増えます。
脱毛サロン開業に必要な資格と費用
脱毛サロンの開業を検討している方にとって、必要な資格と費用は気になるポイントです。ここでは具体的に解説していきます。
脱毛サロン経営に資格は必要?
結論から言うと、脱毛サロン(美容脱毛)の開業に必須の資格はありません。ただし、以下の2点に該当する場合は医師免許が必要となりますので注意が必要です。
・強いエネルギー光線やレーザー光線による脱毛
・皮脂腺開口部や毛乳頭などを破壊する脱毛
つまり、エステサロンで行う「光脱毛(美容ライト脱毛)」は医療行為に該当しないため、資格なしで施術できます。
ただし、資格がなくても開業できるとはいえ、民間資格を取得しておくと信頼性が高まり、集客面で有利になります。代表的な資格としては、一般社団法人日本エステティック振興協議会の「認定美容ライト脱毛」や、一般社団法人日本脱毛安全普及協会の「脱毛士検定」などがあります。
また、CPE(認定電気脱毛士)や認定トータルエステティックアドバイザー資格なども、専門性をアピールするうえで有効です。施術に自信を持って取り組めるよう、開業前に基礎知識を身につけておくことをおすすめします。
脱毛サロン開業までの流れと手続き
脱毛サロンを開業するまでの流れを、ステップごとに整理しておきましょう。
ステップ1:コンセプトを決める
ターゲット顧客や提供価値、価格帯などを明確にします。「誰に」「何を」「どう提供するか」を具体化することで、以降の意思決定がスムーズになります。
ステップ2:事業計画書を作成する
開業資金の見積もり、売上予測、収支計画などをまとめます。融資を受ける場合は必須となりますので、具体的な数字で計画を立てましょう。
ステップ3:資金調達を行う
自己資金、融資、助成金など、必要な資金を調達します。開業資金だけでなく、半年分の運転資金も確保しておくと安心です。
ステップ4:開業場所を選ぶ
自宅、賃貸マンション、テナントなど、コンセプトや予算に合った物件を選びます。ターゲット顧客が通いやすい立地かどうかも重要なポイントです。
ステップ5:設備・備品を購入する
業務用脱毛機、ベッド、タオル類など必要な設備や備品を揃えます。脱毛機選びは慎重に行いましょう。
ステップ6:開業届を提出する
税務署に「個人事業の開業届出書」を提出します。青色申告で確定申告を行う場合は、「所得税の青色申告承認申請書」も一緒に提出しましょう。
ステップ7:集客活動を開始する
ホームページやSNSの準備、Googleビジネスプロフィールの登録など、開業前から集客の準備を進めておくことが大切です。
脱毛サロン開業に必要な初期費用
脱毛サロンの開業には、最低でも200万円程度の初期費用が必要です。開業形態によって費用は大きく異なりますので、目安を確認しておきましょう。
自宅サロンの場合:100万円〜300万円程度
賃貸マンションの場合:200万円〜500万円程度
テナント物件の場合:500万円〜1,000万円程度
主な内訳は以下のとおりです。
業務用脱毛機:100万円〜500万円
家具・家電:30万円〜100万円
備品・消耗品:10万円〜30万円
広告宣伝費:20万円〜50万円
物件取得費用:家賃の3〜6ヶ月分(テナントの場合)
特に業務用脱毛機は開業費用の大部分を占めます。初期費用を抑えたい場合は、リースやレンタルを活用する方法もあります。月額2万円〜5万円程度で最新機器を導入できるため、開業時の資金負担を軽減できます。
開業後にかかるランニングコスト
開業後も継続的に発生する運営費用を把握しておくことが重要です。月々のランニングコストの目安は以下のとおりです。
家賃:売上の10%程度が目安(月15万円〜30万円)
光熱費・通信費:売上の3%程度
人件費:スタッフを雇用する場合、1人あたり月20万円〜30万円
消耗品費:月3万円〜5万円
広告宣伝費:月5万円〜20万円
脱毛機のランプ交換:30万〜50万ショットごとに12万円〜30万円
開業後すぐに黒字化することは難しいため、最低でも6ヶ月分の運転資金を準備しておくと安心です。
開業資金の調達方法
自己資金だけで開業費用を賄えない場合、以下の方法で資金調達を検討しましょう。
日本政策金融公庫の融資は、創業者向けの「新創業融資制度」や「女性、若者/シニア起業家支援資金」などがあり、無担保・保証人なしで融資を受けられる可能性があります。
また、創業助成金やキャリアアップ助成金、IT導入補助金など、各種補助金・助成金の活用も検討しましょう。上限300万円の創業助成金は、賃借料や器具備品購入費が対象となるため、脱毛サロン開業に適しています。
脱毛機メーカーが提携する信販会社のローンも選択肢のひとつです。銀行融資より金利は高めですが、数日で融資が実行されるため、スピーディに開業したい場合に向いています。
開業形態の選び方(自宅・賃貸・テナント)

脱毛サロンの開業形態は、主に「自宅サロン」「賃貸マンション」「テナント物件」の3つがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った形態を選びましょう。
自宅サロンは、初期費用・家賃がかからないため、リスクを抑えて開業できます。また、通勤時間がゼロになり、家事や育児との両立もしやすいのが魅力です。ただし、生活感が出やすく、プライベートとの切り分けが難しい、立地によっては集客が難しいといったデメリットもあります。
賃貸マンションは、テナントより家賃を抑えられ、ある程度の立地条件も確保できます。ただし、商用利用が認められている物件を探す必要があり、管理組合や大家の許可が必要になることもあります。
テナント物件は、集客に有利な好立地を選べる、サロンらしい空間を作りやすいといったメリットがあります。一方で、家賃や保証金が高額になりやすく、内装工事費もかかるため、初期投資が大きくなります。
開業当初はリスクを抑えるために自宅や賃貸マンションで始め、軌道に乗ってからテナントに移転するという選択肢もあります。
脱毛サロン市場の今後の展望
脱毛サロン業界の現状は厳しいものの、市場全体の需要が縮小しているわけではありません。ここでは、今後の市場動向と、個人サロンにとってのチャンスについて解説します。
メンズ脱毛市場の拡大
脱毛サロンの市場は、女性向けだけでなくメンズ脱毛市場が急速に拡大しています。メンズ脱毛の市場規模は2020年の348億円から毎年成長を続け、2024年時点で635億円に達しています。
ヒゲ脱毛やボディ脱毛への関心が高まっており、「清潔感を保ちたい」「毎日の髭剃りの手間を省きたい」という男性のニーズは今後も増えていくと予想されます。
一方、レディース脱毛は市場が成熟期に入り、2023年以降は微減傾向にあります。これから開業を検討する方は、メンズ脱毛への対応も視野に入れておくとよいでしょう。
介護脱毛・シニア層のニーズ
高齢化社会の進展に伴い、「介護脱毛」という新しいニーズも生まれています。将来の介護に備えてVIO脱毛を行う中高年層が増えており、新たな市場として注目されています。
40代、50代の女性をターゲットにした脱毛サロンは、まだ競合が少なく、差別化しやすい領域といえます。
大手サロン淘汰後の個人サロンのチャンス
大手サロンの相次ぐ倒産は、消費者に「大手=安心」という認識を覆しました。むしろ、「大手は前払い金が返ってこないリスクがある」「個人サロンの方が信頼できる」という声も聞かれるようになっています。
こうした状況は、誠実に経営する個人サロンにとってはチャンスでもあります。都度払い対応、丁寧な接客、確かな技術ーこれらを武器に、大手にはできないきめ細やかなサービスを提供することで、選ばれるサロンになれる可能性があります。
脱毛サロン経営で儲かるためのポイント
厳しい環境の中でも、脱毛サロン経営で成功するためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは具体的な成功戦略を解説します。
明確なコンセプトと差別化戦略
競合サロンが多い中で選ばれるためには、他店との差別化が不可欠です。「どんなお客様に」「どんな価値を」「どのように提供するか」を明確にしましょう。
たとえば、「敏感肌専門の脱毛サロン」「メンズ専門」「キッズ脱毛対応」「VIO特化」など、特定のニーズに特化することで、大手との差別化を図れます。
また、価格で勝負するのではなく、「丁寧なカウンセリング」「完全個室でのプライベート空間」「高品質な施術」など、価値で選ばれるサロンを目指すことが重要です。
業務用脱毛機の適切な選択

脱毛サロンの成否は、業務用脱毛機の選択に大きく左右されます。安価な機器を選んで失敗するケースも少なくありません。
脱毛機を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
脱毛効果:お客様の満足度を左右する最重要要素
施術スピード:1回あたりの施術時間が短いほど回転率が上がる
痛みの少なさ:お客様の継続率に影響
ランニングコスト:1ショットあたりの単価を確認
メーカーサポート:故障時の対応や経営サポートの有無
また、ターゲットに合った脱毛機を選ぶことも大切です。たとえば、メンズ脱毛なら男性の濃い毛にも対応できる出力の機器、敏感肌向けなら痛みが少なく肌への負担が軽い機器を選ぶなど、コンセプトとの整合性を取りましょう。
適正な料金設定で利益を確保
価格競争に巻き込まれて過度な値下げをすると、サービスの質が低下し、結果的に顧客離れを招きます。適正価格で利益を確保できる料金設定を心がけましょう。
料金設定のポイントは以下のとおりです。
まず、原価率を把握することが重要です。消耗品費、人件費、光熱費などを含めた施術1回あたりのコストを計算し、適切な利益が確保できる価格を設定します。
また、コース契約と都度払いのバランスも考慮しましょう。大手サロンの倒産が相次いだことで、消費者の間では都度払いを希望する傾向が高まっています。両方の選択肢を用意することで、顧客のニーズに対応できます。
リピーターの獲得と顧客満足度の向上
新規顧客の獲得にはコストがかかるため、リピーターの確保が経営安定の鍵となります。脱毛は毛周期の関係で複数回の施術が必要なため、リピート率を高めることで安定した売上を確保できます。
リピーター獲得のポイントは以下のとおりです。
丁寧なカウンセリングでお客様の悩みに寄り添う
施術技術を磨き、効果を実感してもらう
清潔で居心地の良い空間を提供する
施術後のアフターフォローを欠かさない
LINE公式アカウントなどで継続的にコミュニケーションを取る
誕生日クーポンや継続特典でお得感を演出する
顧客との信頼関係を築くことで、口コミによる新規顧客の獲得にもつながります。
カウンセリングとクロージングの技術
脱毛サロンの売上を大きく左右するのが、カウンセリングとクロージング(契約)の技術です。特に個人サロンでは、オーナー自身がカウンセリングを行うことが多いため、この技術を磨くことが重要になります。
カウンセリングで大切なのは、お客様の悩みや希望を丁寧にヒアリングすることです。「なぜ脱毛したいのか」「どの部位が気になっているのか」「予算はどのくらいか」などを確認し、一人ひとりに合った提案を行いましょう。
押し売りは禁物です。無理な契約を迫ると、たとえ契約に至っても悪い口コミにつながり、長期的にはマイナスになります。お客様のペースを尊重しながら、必要な情報を提供し、ご自身で判断していただくスタンスが大切です。
また、カウンセリング時には施術の効果だけでなく、リスクや注意点もしっかり説明しましょう。誠実な対応が信頼につながり、リピートや紹介にもつながります。
経営者マインドと数字管理の徹底
施術の技術だけでなく、経営者としてのスキルも成功には欠かせません。毎月の売上・経費・利益を把握し、数字に基づいた意思決定を行いましょう。
経営管理のポイントは以下のとおりです。
損益分岐点を把握する(売上がいくらあれば黒字になるか)
月次で収支を確認し、問題があれば早めに対策を打つ
新規顧客数、リピート率、客単価などのKPIを設定・管理する
前受金は負債として管理し、安易に運転資金に回さない
数字を読むことに苦手意識がある方は、税理士や経営コンサルタントのサポートを受けることも検討しましょう。
脱毛サロンの集客方法と実践的なノウハウ
どれだけ良いサービスを提供していても、お客様に知ってもらわなければ集客にはつながりません。ここでは、脱毛サロンにおすすめの集客方法を解説します。
SNSを活用した集客(Instagram・TikTok)
脱毛サロンのメインターゲットである若年層は、SNSで情報収集する傾向が強いため、SNS活用は必須です。
特にInstagramは美容系との相性が良く、ビフォーアフターや施術風景、サロンの雰囲気を視覚的に伝えられます。継続的な投稿でフォロワーを獲得し、信頼関係を築くことで、来店につなげましょう。
SNS活用のポイントは以下のとおりです。
ターゲット層に響くコンテンツを定期的に投稿する
ハッシュタグを活用して検索流入を増やす
コメントやDMには丁寧に返信し、コミュニケーションを大切にする
ストーリーズで日常的な情報を発信し、親近感を醸成する
リール動画で施術の様子やスタッフの紹介を行う
MEO対策で地域からの集客を強化
MEO(マップエンジン最適化)は、Googleマップで上位表示させるための対策です。「地域名+脱毛サロン」で検索したユーザーに対して効果的にアプローチできます。
Googleビジネスプロフィールに登録し、以下の情報を充実させましょう。
営業時間、住所、電話番号などの基本情報を正確に入力
サービス内容や料金表を詳しく記載
施術の写真や店内の画像を追加
定期的に投稿を行い、最新情報を共有
お客様に口コミの投稿をお願いし、口コミには必ず返信する
口コミの数と評価がMEOの順位に大きく影響するため、来店されたお客様に協力を依頼しましょう。
ホームページ・ブログのSEO対策

公式ホームページは、サロンの信頼性を高める重要な要素です。「地域名+脱毛サロン」「脱毛サロン+おすすめ」などのキーワードで検索上位を狙いましょう。
ホームページに記載すべき情報は以下のとおりです。
サロンのコンセプト・特徴
施術メニューと料金
スタッフ紹介
アクセス・営業時間
よくある質問(FAQ)
お客様の声・実績
予約方法・問い合わせ先
また、脱毛に関する有益な情報をブログで発信することで、検索流入を増やし、専門性をアピールできます。
LINE公式アカウントでリピーター獲得
LINE公式アカウントは、リピーター獲得に非常に効果的なツールです。無料で利用でき、以下のような機能を活用できます。
予約リマインドの自動配信
クーポンやキャンペーン情報の配信
誕生日メッセージの自動送信
お問い合わせへの対応
友だち登録特典を用意することで、来店したお客様のLINE登録を促進し、その後の継続的なコミュニケーションにつなげましょう。
紹介キャンペーンと口コミの活用
脱毛サロンの集客において、紹介と口コミは非常に効果的な手段です。既存のお客様からの紹介は、新規集客のコストを抑えながら、質の高いお客様を獲得できるメリットがあります。
紹介キャンペーンの仕組みを作りましょう。紹介した方・された方の両方に特典を用意することで、紹介のハードルを下げられます。紹介特典としては、施術料金の割引やホームケア商品のプレゼントなどが一般的です。
また、Googleマップや美容ポータルサイトへの口コミ投稿も積極的に依頼しましょう。口コミの数と評価は、新規顧客の来店判断に大きく影響します。施術後に「よろしければ口コミをお願いできますか」とお声がけすることを習慣にしましょう。
口コミには必ず返信することも大切です。良い口コミには感謝を、悪い口コミには真摯に対応することで、サロンの誠実さをアピールできます。
美容ポータルサイトの活用
ホットペッパービューティーなどの美容ポータルサイトは、脱毛サロンを探しているユーザーが多く利用しています。掲載費用はかかりますが、即効性のある集客が期待できます。
ポータルサイト活用のポイントは以下のとおりです。
魅力的なサロン紹介文を作成する
施術メニューと料金をわかりやすく記載する
写真を充実させ、サロンの雰囲気を伝える
口コミへの返信を丁寧に行う
初回限定クーポンで新規顧客を獲得する
ただし、ポータルサイトに依存しすぎると、掲載料の負担が重くなります。自社SNSやホームページでの集客も並行して強化していきましょう。
脱毛サロン開業で失敗しないための注意点
最後に、脱毛サロン経営でよくある失敗例と、その回避策を解説します。
失敗例①:集客施策が不十分
「いい施術をしていればお客様は来てくれる」という考えで集客を怠り、経営難に陥るケースは少なくありません。
開業前から集客施策を計画し、開業後も継続的に実施することが重要です。SNS運用、MEO対策、ホームページ制作など、複数の集客チャネルを組み合わせましょう。
失敗例②:価格競争に巻き込まれる
大手サロンの低価格プランに対抗しようとして、必要以上に価格を下げてしまうケースがあります。価格を下げると利益が出なくなり、サービスの質も低下して悪循環に陥ります。
個人サロンが大手と価格で戦うのは得策ではありません。独自の強みを活かしたサービスや、きめ細やかな対応など、価格以外の価値で勝負しましょう。
失敗例③:資金管理が甘い
開業時に豪華な内装にこだわりすぎたり、高額な最新機器を購入したりして、資金に余裕がなくなるケースがあります。また、前受金を安易に運転資金に回してしまい、資金繰りが悪化することもあります。
開業時は抑えられるところは抑え、無理のない範囲で始めることが大切です。収支管理を徹底し、曖昧なお金の使い方は避けましょう。
失敗例④:脱毛機選びの失敗
初期費用を抑えるために安価な脱毛機を導入し、効果が出ずにお客様の不満につながるケースがあります。また、中古機を購入してメーカーサポートが受けられず、故障時に困るケースも。
脱毛機は集客や顧客満足度を左右する重要な投資です。価格だけでなく、効果、サポート体制、ランニングコストを総合的に判断して選びましょう。
失敗例⑤:経営知識の不足
施術の技術には自信があっても、経営やマーケティングの知識が不足していて苦労するケースがあります。
開業前に経営の基本を学び、必要に応じて専門家のサポートを受けることをおすすめします。脱毛機メーカーの中には、経営サポートやコンサルティングを提供しているところもあるので、活用を検討しましょう。
まとめ:脱毛サロン経営で成功するために
脱毛サロン業界は確かに厳しい状況にありますが、脱毛需要自体は依然として高く、正しい戦略で経営すれば成功のチャンスは十分にあります。
成功のポイントをおさらいしましょう。
明確なコンセプトで他店との差別化を図る
適切な業務用脱毛機を選び、顧客満足度を高める
適正価格で利益を確保し、価格競争に巻き込まれない
リピーター獲得に注力し、安定した売上基盤を作る
SNS、MEO、ホームページなど複数の集客チャネルを活用する
数字を把握し、経営者マインドで意思決定を行う
脱毛サロン経営は、施術の技術だけでなく、経営力やマーケティング力も求められる仕事です。開業前にしっかりと準備を行い、開業後も常に学び続ける姿勢が大切です。
大手サロンの倒産が相次ぐ中、消費者の間では「信頼できるサロン」を求める声が高まっています。丁寧なカウンセリング、確かな技術、誠実な価格設定ーこうした基本を大切にする個人サロンこそ、これからの時代に選ばれるサロンになれるのではないでしょうか。
この記事でご紹介した内容を参考に、ぜひあなたらしい脱毛サロン経営を実現してください。開業や経営に関してわからないことがあれば、専門家への相談も積極的に活用していきましょう。あなたの脱毛サロンが多くのお客様に愛されるサロンになることを願っています。
参考情報
・帝国データバンク「脱毛サロン・クリニック」動向調査(2024年度)
・東京商工リサーチ「2024年脱毛サロン倒産状況」
・求人ボックス給料ナビ「脱毛サロンの仕事の平均年収」

