マッサージ・リラクゼーションサロン集客テクニック10選

マッサージ店やリラクゼーションサロンを経営されている方にとって、「もっとお客様に来てほしい」「リピーターを増やしたい」という悩みは尽きないものですよね。
技術には自信があっても、集客となると何から始めればいいのか分からない、という声をよく耳にします。
この記事では、マッサージ・リラクゼーションサロンの集客方法を、取り組むべき優先順位の高い順にご紹介していきます。初心者の方でも今日から実践できる内容ばかりですので、ぜひ一つずつ取り組んでみてください。
集客は一度やったら終わりではなく、継続的に改善していくものです。この記事を読み終える頃には、「これならできそう」と思える施策が必ず見つかるはずですよ。
1. 既存顧客のリピート率を上げる【最優先】
集客というと新規のお客様を増やすことばかり考えがちですが、実は既存のお客様に再来店していただく方が、コストも労力も少なくて済みます。新規顧客の獲得コストは既存顧客の5倍かかるとも言われています。
なぜリピート率向上が最優先なのか
まず取り組むべきは、すでに来店されたお客様に「また来たい」と思っていただくこと。リピーターが増えれば、安定した売上が確保でき、口コミも自然と広がっていきます。
具体的な施策

施術後のフォローを徹底する
施術後24時間以内にお礼のメッセージを送ることで、お客様の印象に残ります。LINEやメールで「本日はご来店ありがとうございました。お体の調子はいかがですか?」と一言添えるだけでも、お客様との距離がぐっと縮まります。
次回予約を促す仕組みを作る
施術終了後、お会計の際に「次回のご予約はいかがですか?」と自然にお声がけする習慣をつけましょう。予約カレンダーを見せながら「2週間後くらいがおすすめですよ」と具体的な日程を提案すると、予約率が高まります。
ポイントカードやスタンプカードを活用する
来店回数に応じて特典がもらえる仕組みは、リピート率向上に効果的です。「5回目のご来店で10%OFF」「10回目で無料施術1回プレゼント」など、わかりやすい特典を設定しましょう。
定期的なメルマガ・LINE配信
月に1〜2回程度、お役立ち情報やキャンペーン情報を配信します。「季節の変わり目の体調管理」「肩こり解消のセルフケア」など、お客様にとって価値のある内容を心がけましょう。過度な営業色は逆効果になるので注意が必要です。
効果測定の方法
リピート率は
「再来店客数÷新規来店客数×100」で計算できます。
業界平均は30〜40%程度と言われてる
ので、まずはこの数値を目標にしてみてください。毎月データを記録し、施策の効果を確認していきましょう。
2. Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の最適化
「地域名+マッサージ」「地域名+リラクゼーション」で検索した時に、あなたのサロンが表示されるかどうか。これが集客の成否を大きく左右します。
Googleビジネスプロフィールとは
Googleで「渋谷 マッサージ」などと検索すると、地図と一緒にサロンの情報が表示されますよね。これがGoogleビジネスプロフィールです。無料で利用でき、地域密着型のサロンには必須のツールです。
設定すべき項目
基本情報を充実させる
- サロン名
- 住所(正確に記載)
- 電話番号
- 営業時間(祝日や特別営業日も忘れずに)
- ウェブサイトURL
- カテゴリ(「マッサージサロン」「リラクゼーションサロン」など)
これらの情報は常に最新の状態に保ちましょう。営業時間の変更などがあれば、すぐに更新することが大切です。
魅力的な写真を投稿する
写真はお客様の来店判断に大きく影響します。以下のような写真を10枚以上アップロードしましょう。
- サロンの外観
- 施術室の雰囲気
- 施術の様子(スタッフの手元など)
- 待合室やアメニティ
- スタッフの笑顔
写真は明るく清潔感のあるものを選び、定期的に新しい写真を追加していくことで、アクティブなサロンという印象を与えられます。
口コミへの返信を徹底する

お客様からの口コミには必ず返信しましょう。良い口コミには感謝の気持ちを、厳しい口コミには真摯に受け止める姿勢を示します。返信することで、他の見込み顧客にも「このサロンは顧客を大切にしている」という印象を与えられます。
返信例:「この度はご来店いただきありがとうございました。お体が楽になったとのお言葉、スタッフ一同大変嬉しく思います。またのご来店を心よりお待ちしております」
投稿機能を活用する
Googleビジネスプロフィールには投稿機能があります。キャンペーン情報や新メニューのお知らせ、季節のお役立ち情報などを週1回程度投稿すると、検索結果での表示順位向上にもつながります。
MEO対策の重要性
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップでの検索結果を最適化することです。地域密着型のマッサージ・リラクゼーションサロンにとって、MEO対策は最も費用対効果の高い集客方法の一つと言えます。
3. LINE公式アカウントの開設と活用

スマートフォンの普及により、LINEは顧客とのコミュニケーションツールとして欠かせない存在になっています。メールよりも開封率が高く、気軽にやり取りできるのが特徴です。
LINE公式アカウントのメリット
- 無料プランから始められる
- メッセージの開封率が高い(メールの約3倍)
- 予約受付もLINE上で完結できる
- クーポン配信機能が使える
- お客様との距離が近くなる
初期設定のポイント
プロフィールを充実させる
アカウント名、プロフィール画像、カバー画像、基本情報をしっかり設定しましょう。プロフィール画像はサロンのロゴや店舗外観がおすすめです。
リッチメニューを設定する
LINEを開いた時に表示されるメニュー画面です。「ネット予約」「メニュー紹介」「アクセス」「よくある質問」など、お客様が知りたい情報にワンタップでアクセスできるよう設計しましょう。
効果的な配信内容
配信頻度は月2〜4回程度
多すぎるとブロックされる原因になります。月に2回程度、価値のある情報を届けることを心がけましょう。
配信する内容の例
- 季節のおすすめメニュー
- 新メニューのご案内
- 期間限定クーポン
- 健康・美容のお役立ち情報
- スタッフ紹介
- サロンの日常(親近感を持ってもらえる)
友だち追加特典を用意する
「LINE友だち追加で初回20%OFF」など、友だち登録のメリットを明確にすると、登録者数が増えやすくなります。店頭にQRコードを掲示したり、予約確認メールに登録URLを記載したりして、積極的に案内しましょう。
予約機能の活用
LINE公式アカウントには予約機能もあります。お客様がLINE上で24時間予約できるようになれば、電話対応の負担も減り、予約の取りこぼしも防げます。
4. ホームページ(ウェブサイト)の作成・改善
今の時代、ホームページがないサロンは信頼性に欠けると判断されることもあります。お客様が来店を決める前に必ずチェックするのがホームページです。
ホームページに必要な要素
トップページ
- サロンの雰囲気が伝わる写真
- キャッチコピー(「肩こり・腰痛専門」「女性専用」など特徴を一言で)
- 電話番号・予約ボタン(目立つ位置に配置)
- 営業時間・アクセス情報
メニュー・料金ページ
料金は明確に記載しましょう。「お問い合わせください」だけでは、お客様は不安を感じます。コース名、時間、料金、どんな方におすすめかを具体的に書くことで、お客様は自分に合ったメニューを選びやすくなります。
スタッフ紹介ページ
どんな人が施術してくれるのか、これは特に初めてのお客様が気にするポイントです。スタッフの顔写真、経歴、保有資格、得意な施術、趣味などを紹介すると、親近感が湧きます。
お客様の声・施術事例
実際のお客様の声は、何よりも説得力があります。「30代女性・デスクワーク」「50代男性・肉体労働」など、属性と悩み、施術後の変化を具体的に書くと、見込み顧客は自分と重ね合わせやすくなります。
アクセスページ
- 住所
- 最寄り駅からの道順(写真付きで)
- Googleマップの埋め込み
- 駐車場の有無
- 近隣のランドマーク
道に迷わずたどり着けるよう、丁寧に案内しましょう。
スマートフォン対応は必須
体感的にも、80〜90%のユーザーがスマホでマッサージ店を検索し、閲覧を行っています。
ホームページがスマートフォンで見づらいと、お客様はすぐに離脱してしまいます。レスポンシブデザイン(スマホでも見やすい設計)のホームページを用意しましょう。
SEO対策の基本
「地域名+マッサージ」「地域名+リラクゼーション」などのキーワードで検索された時に、あなたのホームページが上位に表示されるようにする対策がSEOです。
- タイトルタグに地域名とサービス名を入れる
- 各ページに適切な見出しを設定する
- サロンの住所・電話番号を明記する
- ブログで地域情報や施術情報を発信する
専門的な知識がなくても、これらの基本を押さえるだけで効果があります。
ホームページ作成サービス
「ホームページを作るのは難しそう」と思われるかもしれませんが、今は初心者でも簡単に作れるサービスがたくさんあります。Wix、Jimdo、ペライチなどのサービスを使えば、テンプレートを選んで文章と写真を入れるだけで、プロっぽいホームページが完成します。
5. 口コミサイト・ポータルサイトへの登録
「ホットペッパービューティー」「エキテン」「minimo」などのポータルサイトは、新規顧客の獲得に効果的です。すでに「マッサージを受けたい」と思っている人が見るサイトなので、成約率が高いのが特徴です。
主要なポータルサイト
ホットペッパービューティー
美容・リラクゼーション系では最大級のポータルサイトです。掲載には費用がかかりますが、新規顧客の獲得数は多いです。特に都市部での集客には効果的です。
エキテン
無料プランもある店舗情報サイトです。口コミが集まりやすく、地域検索に強いのが特徴。まずは無料プランから始めて、効果を見ながら有料プランを検討するのがおすすめです。
minimo
美容・リラクゼーション系の予約アプリです。若い世代の利用者が多く、手軽に予約できるのが特徴。手数料はかかりますが、初期費用や月額費用がないため、リスクなく始められます。
ポータルサイト活用のコツ
プロフィールを充実させる
ポータルサイトでも、写真と文章でサロンの魅力を伝えることが大切です。他のサロンと比較されることを前提に、あなたのサロンの強みを明確にアピールしましょう。
クーポンを活用する
初回限定クーポンは新規顧客獲得に効果的です。ただし、値引きしすぎると利益が出なくなるので、バランスを考えて設定しましょう。「初回30%OFF」よりも「初回限定メニュー5,000円」のように、特別なメニューを用意する方が、価値を感じてもらいやすいこともあります。
口コミを増やす努力をする
施術後にお客様に「もしよろしければ、口コミを書いていただけると嬉しいです」とお願いしてみましょう。強制的にならないよう、あくまでお願いベースで。口コミが多いサロンは選ばれやすくなります。
費用対効果を見極める
ポータルサイトの有料プランは月額数万円〜数十万円かかることもあります。「掲載料÷獲得できた新規顧客数」で1人あたりの獲得コストを計算し、採算が合うかを定期的にチェックしましょう。
6. SNS(InstagramやFacebook)での情報発信
InstagramもFacebookも、今や30代〜50代の利用者が中心となっています。特にInstagramは写真がメインのSNSなので、サロンの雰囲気や施術の様子を視覚的に伝えやすく、マッサージ・リラクゼーションサロンとの相性が良いです。40代〜50代の女性は美容や健康への関心が高く、まさにあなたのサロンのターゲット層と重なります。
Instagram活用法
プロフィールを整える
- プロフィール写真:サロンのロゴか店舗外観
- 名前:サロン名+地域名(例:「〇〇サロン【渋谷】」)
- 自己紹介文:どんなサロンか、どんな悩みを解決できるかを簡潔に
- リンク:予約ページやホームページのURL
投稿内容のアイデア
- 施術室の写真
- 施術の様子(手元のアップなど)
- ビフォーアフター(文章で変化を説明)
- お客様の声
- スタッフの日常
- セルフケアのアドバイス
- 健康・美容の豆知識
- キャンペーン情報
Facebook活用法
Facebookは40代〜60代の利用者が多く、マッサージ・リラクゼーションサロンのメインターゲット層と非常に相性が良いSNSです。
「Facebookで集客」と思うかもしれませんが、ビジネス用の「Facebookページ」は、利用する年代によっては今でも有効な集客手段です。
また今後Meta広告(Web広告)を出稿することがあれば、その際にとても役に立ちます。
インスタグラムへ掲載した内容を、横展開する形でFacebookページにも掲載すると良いでしょう。
Facebookページを作成する
個人アカウントとは別に、ビジネス用のFacebookページを作りましょう。サロンの情報、営業時間、地図などを設定できます。
投稿内容
Instagramと同じ内容をFacebookにも投稿しても構いませんが、Facebookはやや長めの文章も読まれやすいという特徴があります。施術へのこだわりや、お客様とのエピソード、健康に関する詳しい情報などをじっくり書くのもおすすめです。この年代の方は、しっかりとした情報を求める傾向があります。
Facebook広告の活用
少額から始められるFacebook広告は、地域や年齢層を絞って配信できるため、マッサージ・リラクゼーションサロンにも効果的です。特に「40代〜60代女性」「自宅から半径3km以内」など細かくターゲティングできるので、費用対効果が高い広告手法です。
SNS運用のポイント
継続が最も重要
週に2〜3回、定期的に投稿することが大切です。1日に何度も投稿するよりも、継続することを優先しましょう。
宣伝ばかりにしない
「今すぐ予約を!」という投稿ばかりだと、フォロワーは離れてしまいます。お役立ち情報や日常の様子など、価値を提供する投稿を8割、宣伝を2割くらいのバランスが理想的です。特に40代以上の方は、一方的な宣伝を嫌う傾向があります。
フォロワーとコミュニケーションを取る
コメントやメッセージには必ず返信しましょう。双方向のコミュニケーションが、信頼関係を築きます。この年代の方は、丁寧なコミュニケーションを重視される傾向があります。
7. ブログでの情報発信(コンテンツマーケティング)
ブログは長期的な集客資産になります。検索エンジンから継続的にアクセスを集められるようになれば、広告費をかけずに新規顧客を獲得できます。
ブログで書くべき内容
お客様の悩みに答える記事
- 「肩こりの原因と解消法」
- 「デスクワークの腰痛対策」
- 「むくみを改善するセルフマッサージ」
- 「自律神経を整えるリラクゼーション法」
これらの記事を書くことで、悩みを持つ人が検索して、あなたのブログにたどり着きます。
地域に関する記事
「〇〇市でマッサージサロンを探すなら」「〇〇駅周辺のリラクゼーションサロン比較」など、地域名を含む記事は、地域検索で上位表示されやすくなります。
施術メニューの詳しい説明
ホームページのメニューページだけでは説明しきれない、各施術の詳しい内容や効果、どんな人におすすめかなどをブログで解説しましょう。
お客様の声・体験談
実際のお客様の変化を記事にすることで、見込み顧客は「自分も良くなるかも」と期待を持ちます。もちろん、お客様の許可を得てから掲載しましょう。
ブログのSEO対策
キーワードを意識する
記事を書く前に、どんなキーワードで検索されたいかを決めます。「肩こり 原因 対策」「腰痛 マッサージ 効果」など、複数のキーワードを組み合わせた「ロングテールキーワード」を狙うと、検索上位に表示されやすくなります。
タイトルにキーワードを入れる
記事タイトルには必ず狙っているキーワードを含めましょう。「【完全版】肩こりの原因と今すぐできる解消法10選」のように、具体的で魅力的なタイトルをつけます。
見出しを適切に使う
h2、h3などの見出しタグを使って、記事を構造化しましょう。見出しにもキーワードを自然に含めることで、SEO効果が高まります。
定期的に更新する
月に2〜4記事程度、継続的に投稿することが大切です。古い記事も定期的に見直して、情報を更新していきましょう。
ブログの開設方法
WordPress(ワードプレス)
世界中で使われているブログ・ホームページ作成システムです。SEOに強く、カスタマイズ性が高いのが特徴。レンタルサーバーを借りる必要がありますが、月額1,000円程度から始められます。
無料ブログサービス
Ameba、はてなブログ、noteなどの無料ブログでも構いません。初期費用がかからず、すぐに始められるのがメリットです。ただし、独自ドメインが使えなかったり、SEOで不利になったりすることもあります。
8. チラシ・ポスティングでの地域密着型集客
デジタルだけでなく、アナログな手法も効果があります。特に地域密着型のマッサージ・リラクゼーションサロンでは、近隣住民へのチラシ配布が新規顧客獲得につながります。
チラシ作成のポイント
キャッチコピーで惹きつける
「肩こり・腰痛でお悩みの方へ」「働く女性のための癒し空間」など、ターゲットが「自分のことだ」と思えるメッセージを冒頭に配置しましょう。
写真で雰囲気を伝える
サロンの外観、施術室、スタッフの笑顔などの写真を入れることで、安心感を与えられます。文字だけのチラシは読まれにくいので、視覚的な要素を必ず入れましょう。
メニュー・料金を明確に
何分でいくらか、どんな効果が期待できるかを具体的に書きます。「わかりやすさ」が反応率を左右します。
お得な特典をつける
「このチラシをお持ちの方は初回20%OFF」など、チラシならではの特典をつけることで、反応率が上がります。有効期限を設定することで、早めの来店を促せます。
アクセス情報を詳しく
地図、最寄り駅、駐車場の有無を必ず記載しましょう。自宅に入っているチラシを注意深くみてみると、意外と忘れている事業者もいたりします。
またQRコードを載せて、ホームページやGoogleマップに誘導するのも効果的です。
配布方法
ポスティング
自分で配布するか、ポスティング業者に依頼します。サロンから半径1〜2km以内の住宅に配布するのが一般的です。業者に依頼する場合、1枚あたり3〜10円程度の費用がかかります。
近隣店舗への設置
美容室、カフェ、病院など、相性の良いお店にチラシを置かせてもらう方法もあります。お願いする際は、相手のお店のチラシもこちらに置かせてもらうなど、Win-Winの関係を作りましょう。
新聞折込
新聞の購読率は下がっていますが、シニア層へのアプローチには今でも有効です。ただし、費用は比較的高め(1枚3〜5円程度+チラシ印刷代)なので、ターゲット層を見極めて実施しましょう。
効果測定
チラシには「クーポンコード」や「このチラシを見た」と伝えてもらう仕組みを作り、どれくらいの反応があったかを測定しましょう。一般的にチラシの反応率は0.01〜0.3%程度と言われています。10,000枚配って1〜30人が反応するイメージです。
9. 地域イベントへの参加・出店

地域のお祭りやイベントに出店することで、一度に多くの人にサロンを知ってもらえます。実際に施術を体験してもらえるのも大きなメリットです。
出店できるイベント
- 地域のお祭り
- 商店街のイベント
- マルシェ
- フリーマーケット
- 健康イベント
- 企業の福利厚生イベント
市区町村のホームページや商工会議所で、地域のイベント情報を確認できます。
イベントでの施術提供
短時間メニューを用意する
10〜15分程度の体験施術を低価格(500〜1,000円程度)で提供します。肩や首、ハンドマッサージなど、気軽に受けられるメニューが良いでしょう。
チラシ・カードを配る
施術を受けた方には、必ずサロンの情報と初回特典クーポンを渡しましょう。「また来たい」と思ってもらえるよう、丁寧な施術を心がけます。
アンケートを取る
簡単なアンケートに答えてもらい、連絡先を集めます。後日、お礼のメッセージとともに来店案内を送ることで、新規顧客の獲得につながります。
費用と効果
イベント出店費用は数千円〜数万円程度。1日で数十人に施術できれば、そのうち数名が来店してくれる可能性があります。また、地域での認知度向上にもつながります。
10. 他業種との提携・紹介システム構築
他のお店や施設と提携することで、お互いのお客様を紹介し合う仕組みを作れます。これは中長期的な集客につながる戦略です。
提携先の候補
相性の良い業種
- 美容室・理容室
- ネイルサロン
- エステサロン
- ヨガ・ピラティススタジオ
- フィットネスジム
- 整骨院・接骨院
- カフェ・レストラン
これらの業種は、あなたのサロンのターゲット層と重なることが多く、提携効果が期待できます。
提携の進め方
まずは関係作りから
いきなり「お客様を紹介してください」とお願いするのではなく、まずは自分がお客として通って関係を築きましょう。信頼関係ができてから、提携の話を持ちかけます。
Win-Winの仕組みを作る
「あなたのお客様をうちに紹介してください」だけでは相手にメリットがありません。「お互いのお客様に割引クーポンを配り合いませんか」「紹介してくれたら紹介料をお支払いします」など、双方にメリットがある提案をしましょう。
紹介カードを用意する
提携先に置いてもらう専用の紹介カードを作成します。「〇〇さん(提携先)からのご紹介で20%OFF」など、紹介特典を明記しましょう。
紹介システムの例
お客様紹介制度
既存のお客様に「お友達をご紹介いただいたら、あなたもお友達も次回10%OFF」といった特典を設けます。紹介する側にもメリットがあることで、紹介が生まれやすくなります。
法人契約
近隣の企業と法人契約を結び、従業員割引を提供する方法もあります。企業の福利厚生担当者に提案してみましょう。複数人の新規顧客を一度に獲得できる可能性があります。
まとめ:今日から始められる集客アクション
ここまで、マッサージ・リラクゼーションサロンの集客テクニックを10個ご紹介してきました。すべてを一度に実践する必要はありません。まずは優先順位の高いものから、一つずつ取り組んでいきましょう。
今すぐできること
- 既存顧客へのお礼メッセージを送る(今日から)
- Googleビジネスプロフィールに登録・更新する(今週中に)
- LINE公式アカウントを開設する(今週中に)
- ホームページの情報を最新にする(今月中に)
継続的に取り組むこと
- 月に1〜2回、お客様へのメルマガ・LINE配信
- 週に2〜3回、SNS投稿
- 月に2〜4記事、ブログ更新
- 口コミへの返信(随時)
余裕ができたら挑戦すること
- ポータルサイトへの有料掲載
- チラシ・ポスティング
- 地域イベントへの出店
- 他業種との提携
集客は「これをやれば絶対に成功する」という魔法の方法はありません。地道な努力の積み重ねが、確実な成果につながります。今日ご紹介した方法の中から、「これならできそう」と思えるものを選んで、ぜひ今日から始めてみてください。
お客様の笑顔と「ありがとう」の言葉が、あなたのサロンに増えていくことを心から応援しています。
まずは今日、既存のお客様に感謝のメッセージを送ることから始めてみませんか?

