まつ毛サロン経営を成功させる7つのコツ|個人経営の年収・開業資金も解説

まつ毛サロンの経営を成功させる7つのコツとまつ毛サロン個人経営の年収と開業資金を解説した記事

「まつ毛サロンを開業したいけれど、本当に経営していけるのか不安…」「すでに開業しているけど、なかなか集客がうまくいかない…」そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。

まつ毛サロン業界は利益率が高い一方で、廃業率も非常に高いのが現実です。美容サロン全体で見ると、開業から1年以内に約60%が廃業し、3年以内には約90%が閉店しているというデータもあります。

しかし、正しい経営知識と集客ノウハウを身につけることで、安定した売上を確保し、長く愛されるまつ毛サロンを運営することは十分に可能です。

この記事では、まつ毛サロン経営を成功させるための7つのコツを中心に、個人経営の年収目安や開業資金の相場、効果的な集客方法まで、実践的な内容をわかりやすく解説します。これから開業を考えている方はもちろん、すでに経営中で売上に悩んでいる方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

まつ毛サロン経営の市場規模と廃業率|業界の現状を数字で把握しよう

まつ毛サロンの経営を始める前に、まずは業界全体の動向を把握しておくことが大切です。「なんとなく流行っているから」ではなく、数字で現状を理解しておくことで、より堅実な経営計画を立てることができます。

まつ毛サロンの市場規模とメンズ需要の拡大

まつ毛エクステやまつ毛パーマを含むアイビューティー業界の市場規模は、約1,500億円規模といわれています。

まつ毛パーマやまつ毛エクステは「目元の印象を大きく変えられる」施術として、20代〜40代の女性を中心に安定した需要があります。

近年ではメンズ向けのまつ毛サロンも増えてきています。「まつ毛 サロン メンズ」という検索キーワードの月間検索数は480件(ラッコキーワード調べ)と一定のボリュームがあり、男性の美意識の高まりとともに新たな顧客層として注目されています。

まつ毛サロンの廃業率と失敗の主な原因

一方で、まつ毛サロンを含む美容サロンの廃業率は非常に高く、1年で約60%、3年で約90%、10年で95%ともいわれています(出典:ワムタイムズ「マツエクサロン経営のリスク」)。

中小企業庁のデータでは、個人事業主全体の廃業率は1年で37.7%、3年で62.4%とされており、美容サロンの廃業率はそれを大きく上回る数字です。

廃業の原因として多いのは、以下の3つです。

  • 集客力の不足:個人経営では大手のような広告予算がなく、顧客の獲得に苦戦するケース
  • 経営スキルの欠如:施術の技術は高いが、売上管理やマーケティングの知識が不足しているケース
  • 資金計画の甘さ:開業時の見積もりが甘く、運転資金が尽きてしまうケース

逆にいえば、これらのポイントをしっかり押さえておけば、厳しい競争の中でも生き残れる可能性は十分にあります。

まつ毛サロンの個人経営の年収と売上の目安

「まつ毛サロンの経営って、実際どのくらい稼げるの?」というのは、多くの方が気になるポイントですよね。ここでは、個人経営のまつ毛サロンの年収目安を具体的な数字で見ていきましょう。

個人経営のまつ毛サロン|平均売上と年収のシミュレーション

個人経営のまつ毛サロンの場合、一般的な月間売上のシミュレーションは以下のようになります(出典:サロンナレッジ「個人経営のマツエクサロンは儲かるのか?」)。

  • 顧客単価:約5,000円
  • 1日の施術人数:約8人
  • 月間営業日数:20日
  • 月間売上:約80万円(5,000円 × 8人 × 20日)

ここから家賃や材料費、通信費などの経費(月約44万円前後)を差し引くと、月の利益は約36万円。年収に換算すると約432万円が一つの目安となります。利益率は約40%と、美容業界の中でもかなり高い水準です(同出典)。

自宅サロンと店舗型サロンの年収比較

まつ毛サロンの経営の年収と売上の目安を解説した記事

自宅サロンの場合は、家賃がかからないぶん利益率がさらに高くなります。月間売上50万円程度でも、経費が月7万円程度に抑えられるため、月の利益は約43万円、年収にすると約516万円を目指すことも可能です。

一方、テナントで店舗型のまつ毛サロンを経営する場合は、家賃や内装費などの固定費が大きくなる分、売上の確保がより重要になります。マツエクサロン経営者の平均年収は300〜600万円程度と幅がありますが、集客がうまくいけば年収1,000万円以上を実現しているオーナーもいます。

物販や講師活動など、施術以外の収益源を組み合わせることで、さらに年収をアップさせることも可能です。まつ毛美容液やコーティング剤などの物販商品を取り入れているサロンも増えています。

まつ毛サロンの売上と利益率が高い理由

まつ毛サロンの経営が注目される大きな理由のひとつは、利益率の高さにあります。まつ毛エクステの原価率は5〜10%程度と非常に低いため、売上に対する利益の割合が高いのが特徴です。

ただし、安定した利益を出すためには、集客力とリピート率の向上が欠かせません。売上が高くても固定費が重い場合は手元に利益が残りにくいため、経費管理の意識も大切です。

まつ毛サロンの開業資金の相場と資金調達のポイント

まつ毛サロンの開業を考えたとき、まず気になるのが「いくらあれば開業できるのか」という点ですよね。ここでは、開業スタイル別の資金目安と、押さえておきたい費用の内訳を解説します。

まつ毛サロンの開業資金|自宅サロン・テナント別に比較

まつ毛サロンの開業資金は、開業スタイルによって大きく異なります。

開業スタイル開業資金の目安特徴
自宅サロン約30万〜80万円家賃不要で初期費用を大幅に抑えられる
レンタル・シェアサロン約50万円前後設備が揃っており物件費用も不要
テナント型(小規模1〜2席)約100万〜300万円立地を選べるが家賃・内装費がかかる
テナント型(中規模3〜5席)約300万〜500万円集客力は高まるが固定費も増加

自宅サロンであれば30万円程度から開業できるケースもある一方、テナントを借りる場合は保証金や仲介手数料を含めると100万円以上が必要になります。

開業資金の内訳|内装・設備・広告にかかる費用

テナント型のまつ毛サロンを開業する場合の主な費用内訳は以下のとおりです。

  • 物件取得費:家賃の6〜10ヶ月分(保証金・仲介手数料など)
  • 内装工事費:こだわりの程度によって大きく変動するが、開業資金の中で大きな割合を占める項目
  • 設備・備品費:約10〜20万円(施術用ベッド、照明、椅子など)
  • 商材費:約10万円以内(エクステ、接着剤、ツールなど)
  • 広告宣伝費:約10〜20万円(チラシ、ポータルサイト掲載料など)
  • 消耗品費(毎月):月1〜3万円程度(衛生管理用品を含む)
  • 運転資金:家賃・経費の3〜6ヶ月分

とくに見落としがちなのが運転資金です。開業直後は売上が安定しないため、最低でも3〜6ヶ月分の固定費を確保しておくことを強くおすすめします。

まつ毛サロン開業に使える助成金・補助金と融資制度

開業資金を少しでも抑えるために、公的な支援制度の活用も検討してみましょう。まつ毛サロンの開業に使える可能性がある主な制度には以下のものがあります。

  • 小規模事業者持続化補助金:販路開拓にかかる経費の一部を補助
  • IT導入補助金:予約システムや顧客管理ツールの導入に利用可能
  • キャリアアップ助成金:スタッフの正社員化やキャリア支援に活用
  • 日本政策金融公庫の新規開業資金:融資上限7,200万円の制度

これらの制度は申請条件や募集期間が異なるため、事前に管轄の窓口に問い合わせて確認しておきましょう。

まつ毛サロン開業に必要な資格・届出・保健所での美容所登録

まつ毛サロンを開業するためには、いくつかの資格取得と行政手続きが必要です。知らずに営業を始めてしまうと法律違反になるため、しっかり確認しておきましょう。

まつ毛サロン開業に必須の美容師資格とは

まつ毛サロンを経営するためにまつ毛サロンの開業に必要な資格を解説した記事

まつ毛エクステやまつ毛パーマは、美容師法に基づく「美容行為」に該当します。そのため、施術を行う場合は美容師免許の取得が必須です。

美容師免許を取得するには、専門の養成施設で2年以上(通信課程の場合は3年以上)のカリキュラムを修了し、国家試験に合格する必要があります。ただし、経営者として運営に専念し、自分では施術を行わない場合は、免許の取得は必要ありません。

また、サロン内に施術を行うアイリストが2名以上いる場合は、そのうち1名が管理美容師の資格を持っている必要があります。

保健所での美容所登録の手続きと検査基準

まつ毛サロンを開業する際は、店舗の所在地を管轄する保健所に「美容所開設届出書」を提出しなければなりません。届出後、環境衛生監視員による実地検査を受け、構造設備の基準をクリアすると「確認済書」が交付されます。

検査基準は自治体によって異なりますが、たとえば作業室の床面積は東京都では13㎡以上、埼玉県では9.9㎡以上とされています。自宅サロンの場合でもこの基準を満たす必要がありますので、開業前に管轄の保健所に相談しておきましょう。

届出をせずに営業した場合は、美容師法第17条違反として30万円以下の罰金が課せられます。

開業届と青色申告の手続き

美容所の登録に加えて、税務署への開業届の提出も必要です。開業届は事業開始日から1ヶ月以内に提出するのが基本ですが、青色申告をする場合は「青色申告承認申請書」もあわせて提出しましょう。

青色申告を行うことで最大65万円の特別控除を受けることが可能です。

個人経営のまつ毛サロンでは、このメリットを活かさない手はありません。

まつ毛サロン経営を成功させる7つのコツ

ここからが本題です。まつ毛サロンの経営を成功に導くために、実践すべき7つのコツを具体的に解説していきます。

コツ1:明確なコンセプトとターゲット設定で他店と差別化する

まつ毛サロン経営の第一歩は、「誰に、どんな価値を提供するか」を明確にすることです。コンセプトが曖昧なままだと、SNSの発信やメニュー設計にブレが生じ、お客様から「何が特徴のサロンなのかわからない」と思われてしまいます。

たとえば、以下のようにターゲットとコンセプトを具体的に決めていきましょう。

  • 「30代〜40代の働く女性が、短時間で上品な目元を叶えられるサロン」
  • 「初めてのまつ毛パーマでも安心して通える、カウンセリング重視のサロン」
  • 「ナチュラル志向のお客様に向けた、自まつ毛ケア特化型サロン」

ターゲットが決まれば、メニュー構成や値段の設定、内装の雰囲気、情報発信の方向性もおのずと定まります。

コツ2:適正な価格設定で利益を確保する

まつ毛サロンの経営で意外と多い失敗が、「価格を下げすぎて利益が出ない」というケースです。新規のお客様を集めたいからといって安易に値下げをすると、安さだけが目的のお客様が集まりやすくなり、リピートにつながりにくいという問題が起こります。

まつ毛エクステの相場は、シングルラッシュ(120本程度)の場合6,000〜8,000円程度が一般的です。まつ毛パーマはサロン1回あたりの利用料金の平均額が女性5,299円というデータがあります。

※ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2024年上期」のデータを引用。

価格設定の際は以下のポイントを意識してみてください。

  • 周辺エリアの競合サロンの価格を調査する
  • 自分のサロンの強み(技術力・接客・雰囲気など)に見合った価格にする
  • 利益率を計算したうえで、無理のない価格を設定する
  • 一度下げた価格は戻しにくいので、値下げは慎重に行う

コツ3:SNSを活用したまつ毛サロンの集客方法

まつ毛サロンの集客において、SNSの活用はもはや必須です。とくにInstagramは、施術事例を写真や動画で見せられるため、まつ毛サロンとの相性が非常に良い媒体です。

Instagram運用のポイントは以下のとおりです。

  • 施術のビフォーアフターを投稿し、仕上がりの違いをわかりやすく見せる
  • ハッシュタグに「#まつ毛サロン」「#まつ毛パーマ」「#(エリア名)マツエク」など地域名を入れる
  • プロフィール欄に予約用のURLやLINE登録リンクを設置する
  • ストーリーズでサロンの日常やスタッフの人柄を発信し、親近感を持ってもらう
  • リールやショート動画を活用して、施術の様子をリアルに伝える

大切なのは、「ただ投稿する」のではなく、ターゲットとなるお客様に響く内容を意識して発信することです。投稿のテーマを3つほど決めて(たとえば「施術事例」「まつ毛ケアの豆知識」「サロンの雰囲気」)、ローテーションで投稿すると、ネタ切れを防ぎながら統一感のあるアカウントを作ることができます。

またチラシの配布も、サロン周辺への認知度アップには有効な手段です。ただし、反応率は0.01〜0.3%程度とされているため(出典:ewalu)、オンライン施策と組み合わせて活用するのが効果的でしょう。

コツ4:リピーターを増やす仕組みを作る

まつ毛サロンの経営を安定させるうえで、新規集客以上に重要なのがリピーターの確保です。新規顧客を獲得するためのコストは、リピーター獲得コストの約5倍かかるともいわれているため、一度来店してくださったお客様に繰り返し通っていただく仕組みづくりが欠かせません。

リピーター獲得に効果的な施策をいくつかご紹介します。

LINE公式アカウントの活用

LINE公式アカウントを開設し、来店されたお客様に友だち登録をしてもらうことで、ダイレクトにメッセージやクーポンを配信できるようになります。次回予約のリマインドや、お誕生日クーポンの送付など、一人ひとりに合わせたフォローが可能です。

次回予約の促進

施術後のお見送り時に「次回のおすすめ時期」を具体的にお伝えし、その場で次回の予約を取っていただく流れを作りましょう。まつ毛エクステの場合、リペアの目安は3〜4週間後ですので、「ちょうどきれいな状態を保てるのが3週間後ですよ」とお声がけするだけで、次回予約率が上がりやすくなります。

カルテを活用したカウンセリングの充実

お客様一人ひとりの目元の状態や好みを丁寧にヒアリングし、カルテに記録しておくことで、次回来店時に「前回はこんなデザインでしたね」とスムーズにご提案できます。「自分のことを覚えてくれている」という安心感が、リピートにつながる大きなポイントです。

コツ5:Googleマップ(MEO対策)で「まつ毛サロン 近く」の検索に対応する

「まつ毛 サロン 近く」「まつ毛サロン ○○駅」といった地域名を含む検索をするお客様を取り込むためには、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)への登録とMEO対策が効果的です。

MEO(Map Engine Optimization)対策とは、Googleマップでの検索結果において自分のサロンを上位に表示させるための施策のことです。以下のポイントを押さえて、まずは基本的な設定を整えましょう。

  • Googleビジネスプロフィールに正確な店舗情報(住所、営業時間、電話番号、メニュー)を登録する
  • サロンの写真を定期的に追加・更新する
  • 来店されたお客様に口コミの投稿をお願いする
  • 寄せられた口コミには丁寧に返信する
  • 投稿機能を使って、キャンペーン情報や新メニューの告知を行う

MEO対策は無料で始められるうえに、地域密着型のまつ毛サロンとの相性が抜群です。SEO対策でホームページを上位表示させるよりも短期間で効果が出やすい点も魅力です。

コツ6:閑散期対策とメニューの工夫で売上を安定させる

まつ毛サロンの経営を成功させるためのコツが書かれた記事

まつ毛サロンにも閑散期があります。一般的に1月〜2月や梅雨の時期は来客数が減る傾向があるため、閑散期に備えた対策を考えておくことが大切です。

閑散期を乗り切るための具体的な施策は以下のとおりです。

  • 季節限定メニューの導入:たとえば「夏のマツエク+まつ毛美容液ケアセット」など、季節に合わせたセットメニューを提案する
  • 物販の強化:まつ毛美容液やまつ毛コーティング剤などの物販商品をラインナップに加え、施術以外の売上を確保する
  • 既存のお客様へのアプローチ:LINE公式アカウントやDMで閑散期限定の特典を案内する
  • 新メニューの開発:まつ毛パーマとまつ毛ケアを組み合わせたコースなど、客単価アップにつながるメニューを検討する

また、「まつ毛 サロン メニュー」「まつ毛 サロン 値段」「まつ毛 サロン 頻度」といった検索キーワードで情報を探しているお客様も多いため、自社のホームページやSNSでメニュー内容と料金、来店頻度の目安をわかりやすく公開しておくことも重要です。

コツ7:経費管理と資金繰りを徹底する

まつ毛サロンの経営では、「売上が上がっているのに手元にお金が残らない」という状況に陥ることがあります。これは、経費管理や資金繰りが甘いことが原因であるケースがほとんどです。

毎月チェックしておきたい経費項目をまとめます。

  • 固定費:家賃、光熱費、通信費、保険料
  • 変動費:商材費、消耗品費、広告宣伝費
  • その他:キャッシュレス決済の手数料、予約システムの月額利用料

とくに個人経営のまつ毛サロンでは、売上と生活費の境界があいまいになりがちです。事業用の口座を別に作り、毎月の収支を記録する習慣をつけましょう。

また、開業2年目以降は住民税や所得税の支払いが増えるため、毎月数万円ずつ税金用に積み立てておくと安心です。突発的なトラブルや予約キャンセルに備えて、最低でも6ヶ月分の固定費を運転資金として確保しておくことをおすすめします。

まつ毛サロンの開業から集客までの流れ|内装・届出・オープン準備

ここでは、まつ毛サロンの開業までの流れを、ステップごとにわかりやすくまとめます。

ステップ1:コンセプト設計と事業計画の作成

まず最初に行うのが、サロンのコンセプト設計と事業計画書の作成です。「どんなお客様に、どんなサービスを提供するのか」を明確にし、目標の売上金額やそれを達成するために必要な客数・リピート率を数値化しておきましょう。

融資を受ける場合は、日本政策金融公庫などに提出する創業計画書の作成が必要になります。この計画書がしっかり練られているかどうかが、融資の審査結果にも影響します。

ステップ2:物件選びと内装工事のポイント

コンセプトが固まったら、物件探しに入ります。まつ毛サロンの物件選びで重視したいポイントは以下のとおりです。

  • ターゲット層が多いエリアかどうか
  • 駅からのアクセスが良いか
  • 周辺に競合サロンがどのくらいあるか
  • 保健所の美容所登録基準(広さ・設備)を満たせるか
  • 家賃が予算の範囲内で収まるか

居抜き物件を見つけられると、内装工事費を大幅に抑えることができます。まつ毛サロンの内装は清潔感と非日常感が大切なので、お客様がリラックスできる空間づくりを心がけましょう。

看板のデザインも、サロンの第一印象を決める重要な要素です。

ステップ3:保健所への届出と開業手続き

物件が決まったら、保健所への美容所開設届出と税務署への開業届の提出を進めます。保健所の実地検査に合格しないと営業を開始できないため、内装工事の段階から保健所の基準を確認しておくことが大切です。

あわせて、万が一のトラブルに備えて施術者賠償保険への加入もおすすめします。まつ毛の施術はデリケートな目元に触れる仕事ですので、リスク管理の観点からも保険の加入は欠かせません。

ステップ4:集客の準備とオープン告知

開業の1〜2ヶ月前からは、集客の準備を始めましょう。開業前に行っておきたい集客施策をまとめます。

  • InstagramなどのSNSアカウントを開設し、オープンまでのカウントダウン投稿を行う
  • Googleビジネスプロフィールに店舗情報を登録する
  • ホットペッパービューティーなどの予約ポータルサイトへの掲載を検討する
  • サロン周辺にチラシを配布する
  • 友人・知人にモニター施術を受けてもらい、口コミを増やす

オープン前からSNSで情報を発信しておくことで、開業初日からある程度の予約を確保しやすくなります。

まつ毛サロンの集客で成果を出すためのポイント

開業後に安定した集客を実現するためには、複数の集客チャネルを組み合わせることが重要です。ここでは、とくに効果的な集客方法とその使い分けを解説します。

ホットペッパーなどのポータルサイトとSNSの使い分け

ホットペッパービューティーなどのポータルサイトは、新規顧客の獲得力が高い一方で、掲載費用が継続的にかかり、価格競争に陥りやすいという面もあります。

おすすめの使い分けは、ポータルサイトでまず新規のお客様を集め、来店後にLINE公式アカウントやInstagramへ誘導して、リピーターとして定着してもらうという流れです。ポータルサイトに頼りきりの集客から脱却することで、広告費を抑えながら安定した売上を実現できるようになります。

口コミと紹介を増やすコツ

美容サロンにおいて、口コミの影響力は非常に大きいものがあります。Googleマップやポータルサイトの口コミ評価が高いサロンは、それだけで信頼感が生まれ、新規のお客様が来店しやすくなります。

口コミを増やすためのポイントは以下のとおりです。

  • 施術後に「もしよろしければ、口コミを書いていただけると嬉しいです」と自然にお願いする
  • 口コミを書いてくださったお客様に、次回使える特典を用意する
  • 友人紹介制度を設け、紹介者にも紹介されたお客様にも特典を提供する
  • 寄せられた口コミには、感謝の気持ちを込めて一つずつ丁寧に返信する

とくに友人紹介は、信頼できる人からの紹介であるため来店率が高く、リピーターにもなりやすい傾向があります。

ホームページとブログでまつ毛サロンの選び方を発信する

まつ毛サロンの経営を成功させるためにまつ毛サロンの集客で成果を出すためのポイントが書かれた記事

SNSだけでなく、自社のホームページやブログを持つことで、より多くの情報をお客様に届けることができます。ホームページがあることでサロンの信頼性が高まるほか、「まつ毛 サロン 選び方」「まつ毛パーマ サロン 選び方」「まつ毛 サロン 初めて」といったキーワードで検索してくるお客様を集客するためのSEO対策にも活用できます。

ブログでは、まつ毛のお手入れ方法やデザインの選び方、来店前の準備(メイクの有無など)といった、お客様にとって役立つ情報を発信しましょう。こうした情報発信を継続することで、「まつ毛のことならこのサロン」というブランドイメージを構築できます。

まつ毛サロンの経営で失敗しないための注意点

最後に、まつ毛サロンの経営で失敗しやすいポイントと、その対策をまとめます。

安易な値下げと価格競争を避ける

前述のとおり、価格を下げすぎると利益が出にくくなるだけでなく、価格だけで選ぶお客様が集まりやすくなり、リピートにつながりにくくなります。値下げではなく、技術力や接客、サロンの雰囲気で選んでもらえるサロンを目指しましょう。

とくに開業直後は、最初から適正な価格を設定することが大切です。一度値下げした価格を元に戻すのは非常に難しいため、値引きよりも「初回限定の特典」(ケア用品のプレゼントなど)でお得感を出す方法がおすすめです。

施術技術だけでなく経営スキルも磨く

アイリストとしての施術技術はもちろん大切ですが、経営者として成功するためには、集客・マーケティング・経費管理などの経営スキルも必要です。

廃業するサロンの多くは、「技術は高いのに、集客や経営が苦手で利益を出せなかった」というケースに該当します。施術の腕を磨くと同時に、経営やマーケティングについても書籍やセミナーなどを活用して学んでいきましょう。

一人で抱え込まず、相談できる環境を作る

個人経営のまつ毛サロンでは、施術から予約管理、経理、SNS運用まで、すべてを一人でこなさなければなりません。悩みを抱え込んでしまうと、精神的にも追い詰められてしまいがちです。

同業のサロンオーナーとのつながりを作ったり、経営サポートを提供している団体に相談したりと、困ったときに頼れる環境を整えておくことが、長くサロン経営を続けるためのコツでもあります。

まとめ|まつ毛サロン経営は集客と仕組みづくりで差がつく

この記事では、まつ毛サロン経営を成功させるための7つのコツを中心に、個人経営の年収目安、開業資金の相場、必要な資格と届出、集客方法までを幅広く解説しました。

最後に、7つのコツをおさらいしておきましょう。

  1. 明確なコンセプトとターゲット設定で他店と差別化する
  2. 適正な価格設定で利益を確保する
  3. SNS(とくにInstagram)を活用して集客する
  4. リピーターを増やす仕組みを作る
  5. Googleマップ(MEO対策)で地域の集客を強化する
  6. 閑散期対策とメニューの工夫で売上を安定させる
  7. 経費管理と資金繰りを徹底する

まつ毛サロンは利益率の高いビジネスですが、廃業率が高い業界でもあります。成功と失敗を分けるのは、施術の技術だけでなく、経営の知識と集客の仕組みをどれだけ整えられるかにかかっています。

まずは今日からできることとして、自分のサロンのコンセプトを改めて見直してみたり、まだInstagramやGoogleビジネスプロフィールを活用していない方は登録を始めてみたりするところから取り組んでみてください。一歩ずつ、着実に行動していくことが、まつ毛サロンの経営を成功に導く一番の近道です。

まつ毛サロンの経営を成功させる7つのコツとまつ毛サロン個人経営の年収と開業資金を解説した記事

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