眉毛サロン経営に必要な資格と開業準備|個人経営で成功するポイントを解説

眉毛サロン経営に必要な資格と開業準備を解説し、眉毛サロンの個人経営で成功するポイントを説明した記事

「眉毛サロンを開業したいけれど、どんな資格が必要なの?」「個人経営でも眉毛サロンは成功できる?」そんな疑問を抱えている方は少なくありません。眉毛サロン(アイブロウサロン)は、近年の美容意識の高まりとともに需要が拡大している注目の業態です。

しかし、いざ開業しようと思っても、必要な資格や届出、資金の準備、集客の方法など、わからないことが山積みで不安になりますよね。特に個人経営の場合は、すべてを自分で進めなければならないため、事前にしっかり情報を整理しておくことがとても大切です。

この記事では、眉毛サロンの経営に必要な資格から、開業までの具体的な準備手順、そして個人経営で成功するためのポイントまで、初めての方にもわかりやすく解説していきます。眉毛サロン経営の年収や利益の目安、経営者として押さえておくべき法律面まで網羅していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

眉毛サロンとは?経営を始める前に知っておきたい基礎知識

眉毛サロンとは、お客様の骨格や顔のバランスに合わせて眉毛を整える施術を行う専門サロンです。「アイブロウサロン」とも呼ばれ、ワックス脱毛やカット、眉毛パーマ、眉毛エクステなど、さまざまなメニューを提供しています。

一般的な施術の流れは、まずカウンセリングでお客様のなりたいイメージや普段のメイクの悩みをヒアリングし、骨格に合った眉デザインを提案します。その後、ワックスやツイザー(毛抜き)を使って不要な毛を除去し、ハサミで長さを整えるというのが基本です。

眉毛サロンの代表的な施術メニューと料金の相場

眉毛サロン経営を考えるうえで、まず知っておきたいのが施術メニューと料金の相場です。

アイブロウスタイリング(ワックス脱毛)は、眉毛サロンの定番メニューです。専用のワックスを使って眉周りの不要な毛を一度に除去し、ハサミやツイザーで仕上げます。料金相場は4,000円〜7,000円程度で、サロンによっては3,000円台のところから9,000円以上のところまで幅があります。

眉毛パーマ(ブロウラミネーション)は、専用の薬剤を使って眉毛の毛流れを矯正する技術で、近年人気が高まっています。ナチュラルで立体的な印象に仕上がるのが特徴です。

眉毛エクステは、自眉に人工毛を1本ずつ接着し、ボリュームや形を整える施術です。自眉が薄い方や、まばらな方に人気があります。

アイブロウデザイニングは、お客様一人ひとりの骨格や顔のバランスに合わせて、似合う眉毛の形を提案・施術するメニューです。メイクレッスンを組み合わせて提供するサロンも増えています。

拡大を続ける眉毛サロン市場|メンズ需要にも注目

眉毛サロン経営を検討するうえで気になるのが、今後の市場動向です。

ホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、アイビューティーサロンの市場規模は全体で1,384億円(2025年時点)と、前年比17.4%増を記録しています。2年連続の2桁増加となり、拡大傾向が続いている状況です(出典:ホットペッパービューティーアカデミー「数字で見る美容業界」)。

また、美容室においても「まつげ・眉カットなど+αメニュー」のクロスセル利用が増加しているというデータがあり、眉毛ケアへの需要は幅広い形で広がっています。

特に注目すべきは、メンズ市場の拡大です。ある調査では、20代男性が眉毛サロンに通う割合は50代の約3倍に達しており、男性の眉毛ケアへの支出額は平均1,385円と過去の調査から約3倍に増加しています。

こうした背景から、女性向けはもちろんメンズ向けの需要も含めて、眉毛サロンは今後も成長が期待できる分野です。

眉毛サロン経営に必要な資格一覧|国家資格と民間資格の違い

眉毛サロンの経営を始めるにあたって、最も重要なのが資格の問題です。「眉毛サロン経営するにはどんな資格がいるの?」という疑問にお答えします。

美容師免許が必須となる理由と取得方法

眉毛サロン経営に必要な資格を解説した記事

結論からお伝えすると、眉毛サロンでお客様に施術を行う場合は、原則として美容師免許が必要です。

これは、眉毛のカットやシェービングなど、ハサミやシェーバーを使った施術が美容師法における「美容行為」に該当するためです。2008年に厚生労働省が発出した通知(健衛発第0307001号)により、まつ毛エクステなどの目元施術が美容師法の対象であることが明確化され、眉毛の施術についても同様の取り扱いとなっています。

美容師免許を取得するには、厚生労働省認可の美容師養成施設(専門学校)で所定のカリキュラムを修了したうえで、国家試験に合格する必要があります。課程の種類と修業年限は以下のとおりです。

  • 全日制(昼間課程):2年間
  • 夜間課程:2年間(学校によっては2年半)
  • 通信課程:3年間

すでに働いている方には、通信課程がおすすめです。働きながら学べるため、収入を維持しつつ資格取得を目指せます。

眉毛サロン経営者は美容師免許なしでもなれる?

ここで大事なポイントがあります。美容師免許が必要なのは「施術を行う人」であり、経営だけに専念する場合は、美容師免許がなくてもオーナーになることは可能です。

つまり、眉毛サロン経営者として、美容師免許を持つスタッフを雇い、自分はマネジメントや集客などの経営業務に専念するという形であれば、免許を持っていなくても開業できます。ただし、個人経営で自ら施術も行う場合は、美容師免許は必須です。

なお、美容師免許を持つスタッフが常時2名以上いる場合は、そのうち1名が管理美容師の資格を持っている必要がありますので注意しましょう。

施術内容によって変わる資格要件|ワックス脱毛は免許不要?

眉毛サロンの施術の中でも、施術内容によって美容師免許が必要かどうかが異なる場合があります。

美容師免許が必要な施術:

  • 眉毛カット(ハサミやシェーバーを使用する施術)
  • 眉毛エクステ(接着剤で人工毛を装着する施術)
  • 眉毛パーマ(薬剤を使用する施術)

美容師免許が不要とされるケースがある施術:

  • 眉毛ワックス脱毛のみ(ハサミを使用しない場合)

ただし、ワックス脱毛のみの施術であっても、保健所の管轄によっては美容師免許を求められるケースがあります。ジャパンブロウアーティスト協会が厚生労働省に問い合わせたところ、ワックス脱毛について「必要」という明確な回答はなかったものの、保健所の担当者によって指導内容が異なるのも実情です。

そのため、開業前には必ず開業予定地の保健所に確認することが大切です。

信頼度アップにつながるアイブロウ関連の民間資格

美容師免許に加えて、民間資格を取得しておくと、技術力の証明やお客様からの信頼獲得につながります。眉毛サロン経営者として知っておきたい主な民間資格をご紹介します。

アイブロウマイスターは、ジャパンブロウアーティスト協会が認定する資格で、眉毛のデザインからワックス技術まで幅広く学べます。

ブロウティストは、JAPAN BROWTIST SCHOOLが認定する資格です。アイブロウスクール10社を対象とした調査で「顧客満足度」「サロンオーナーが選ぶ」「高いデザイン技術の習得が見込める」部門で3冠を達成したスクールとして知られています。

アイブロウトリートメント検定は、日本メイクアップ連盟が開催する検定で、眉スタイリングにおけるハサミの使用方法やデザインの知識・技術を証明できます。3級・2級があり、受験料はいずれも4,000円、規定講習を6時間以上受講することで受験資格を得られます。

これらの民間資格は開業に必須ではありませんが、取得しておくことでサロンの信頼性を高め、集客にも良い影響を与えてくれますよ。

眉毛サロンを経営するには?開業までの準備手順6ステップ

ここからは、眉毛サロン経営を始めるための具体的な準備手順を6つのステップに分けてご紹介します。「何から始めればいいかわからない」という方も、この流れに沿って進めていけば安心です。

ステップ1:美容師免許・民間資格を取得する

まず最初に取り組むべきは、美容師免許の取得です。すでに免許を持っている方は、必要に応じて民間資格の取得を検討しましょう。

美容師免許を持っていない方で施術者として開業したい場合は、前述のとおり美容師養成施設に通う必要があります。社会人の方には通信課程(3年間)が選択肢になります。働きながら学べるため、今の仕事を続けながら資格取得を目指せます。

ステップ2:コンセプトを設計しターゲット層を明確にする

眉毛サロン経営するために眉毛サロンを開業するための準備手順を解説した記事

資格の目処がついたら、サロンのコンセプトとターゲットを明確にしましょう。コンセプト設定は、その後の立地選び、内装デザイン、メニュー構成、価格設定、集客方法のすべてに影響する重要なステップです。

具体的に考えるべきポイントは以下のとおりです。

  • ターゲット顧客:女性中心か、メンズも対象にするか。年齢層はどのくらいか
  • 提供する価値:リーズナブルさで勝負するか、高品質な技術力で差別化するか
  • サロンの雰囲気:ナチュラル系、ラグジュアリー系、カジュアル系など
  • 差別化ポイント:メンズ特化、骨格診断付き、完全個室など

特に眉毛サロンの個人経営では、大手サロンと同じ土俵で戦うのではなく、自分ならではの強みを活かしたコンセプト作りが成功の鍵を握ります。

ステップ3:立地を選び開業場所を確保する

コンセプトが固まったら、開業場所を検討します。眉毛サロンの個人経営では、主に以下の3つの選択肢があります。

①自宅サロン
初期費用を大幅に抑えられるのが最大のメリットです。家賃が不要なため、固定費を低く保てます。ただし、生活感が出やすい点や、保健所の検査基準を満たす必要がある点には注意が必要です。

②マンションの一室を借りる
自宅と仕事場を分けたい方に適しています。プライベートサロンの雰囲気を出しやすく、家賃も比較的抑えられます。ただし、事務所利用や店舗利用が可能な物件かどうかを事前に確認しましょう。

③テナントを借りる
路面店やビルの一室を借りるパターンです。看板を出せるため集客力が高い反面、家賃や保証金などの初期費用が高くなります。

開業場所を選ぶ際は、ターゲット層がアクセスしやすい立地かどうか、近隣の競合状況、そして保健所の許可が下りる場所かどうかを総合的に判断することがポイントです。

ステップ4:保健所への届出と美容所の検査を受ける

眉毛サロンを開業する際は、保健所への美容所登録が必須です。これは個人経営であっても、自宅サロンであっても変わりません。

美容所登録は、営業開始の約10日前までに届出を済ませておく必要があります。届出後、保健所の職員が施設の検査を行い、基準を満たしていることが確認されてはじめて営業が許可されます。

保健所の検査では、以下のような項目がチェックされます。

  • 施設の面積(作業室の面積が一定基準以上あるか)
  • 照明の明るさ(作業面の照度が100ルクス以上あるか)
  • 換気設備の有無
  • 消毒設備の設置状況
  • 待合スペースと施術スペースの区分

なお、まつ毛エクステ専門や眉サロンなど、頭髪に関する施術を一切行わない場合は、洗髪設備が不要とされるケースもあります(例:渋谷区、港区など)。ただし、細かい条件は各保健所によって異なるため、必ず開業予定地の保健所に事前相談することをおすすめします。

ステップ5:内装工事と施術に必要な設備を揃える

保健所の基準を確認したら、それに沿って内装や設備を準備していきます。眉毛サロンの開業に必要な主な設備は以下のとおりです。

  • 施術用ベッドまたはリクライニングチェア
  • 施術用ライト(十分な明るさを確保できるもの)
  • ワゴン(施術道具を置くため)
  • 消毒器具・設備
  • タオルウォーマー
  • ワックスウォーマー
  • 施術道具一式(ツイザー、ハサミ、ワックス、コーム、ペンシルなど)

個人経営の場合は、まず最低限必要なものから揃え、売上が安定してきたら少しずつ追加していく方法がリスクを抑えるコツです。

ステップ6:開業届を提出し個人事業主としてスタートする

個人経営で眉毛サロンを開業する場合は、税務署に「開業届」を提出します。正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」で、開業から1ヶ月以内の提出が求められています。

提出が遅れても罰則はありませんが、早めに済ませておくのがおすすめです。現在はe-Tax(国税電子申告・納税システム)を使えば、オンラインでも提出できます。また、確定申告で青色申告を利用したい場合は、「青色申告承認申請書」も合わせて提出しておきましょう。最大65万円の控除が受けられるため、個人経営の節税対策として有効です。

眉毛サロンの開業資金はいくら必要?資金計画と調達方法

「眉毛サロンの経営を始めるには、どのくらいのお金が必要なの?」これは多くの方が気になるポイントですよね。ここでは、開業資金の目安と資金調達の方法を解説します。

開業スタイル別の初期費用|自宅・マンション・テナント

眉毛サロンの開業資金はいくら必要なのかを解説した記事

眉毛サロンの開業資金は、開業スタイルによって大きく異なります。一般的な個人サロンの開業資金の目安は以下のとおりです。

自宅サロンの場合:約30万円〜200万円
自宅の一室を活用する場合、物件取得費がかからないため、内装の一部改装費と設備費が主な費用となります。エステティックサロンの例では、自宅サロンの場合30万円程度から開業できるケースもあります。

マンションの一室を借りる場合:約150万円〜300万円
敷金・礼金などの物件取得費に加え、最低限の内装費と設備購入費が必要です。

テナントを借りる場合:約300万円〜600万円
保証金(家賃の6〜12ヶ月分が相場)、内装工事費、設備購入費、そして数ヶ月分の運転資金が必要です。

眉毛サロンは美容室のようなシャンプー台や大型機器が不要なため、美容室の開業費用(平均約1,000万円前後)と比較すると、初期投資を抑えやすいのが特徴です。

個人経営の場合は、最初はできるだけ初期費用を抑え、売上が安定してから設備や内装をグレードアップしていく方法がリスクを減らすコツです。

創業融資・補助金を活用して資金負担を軽くする方法

自己資金だけで開業費用を賄うのが難しい場合は、公的な融資制度や補助金の活用を検討しましょう。

日本政策金融公庫の新規開業資金
新規開業者向けの低金利融資制度で、眉毛サロンの開業にも活用できます。事業計画書をしっかり作成し、開業後の収支見通しを明確にすることが審査通過のポイントです。一般的に、自己資金の2〜2.5倍前後が借入の目安とされています。

小規模事業者持続化補助金
販路拡大や業務効率化を目的とした補助金で、ホームページ作成費やSNS広告費、施術機材の導入費などに活用できます。公募は年に複数回実施されており、個人サロンでも申請可能です。

地方自治体の創業助成金
地域によっては、創業支援を目的とした独自の助成金制度があります。家賃補助や設備投資支援などが受けられる場合があるので、開業予定地の自治体の情報をチェックしてみてください。

なお、補助金や助成金は原則として後払い(立替払い)であること、また制度内容は年度によって変わることがあります。申請前に必ず最新情報を確認しましょう。

眉毛サロン個人経営で差をつける集客戦略

開業準備が整っても、お客様に来ていただけなければ経営は成り立ちません。ここでは、眉毛サロンを個人経営する方が実践できる集客方法をご紹介します。

Instagramを中心としたSNS集客のコツ

眉毛サロンの集客で効果が期待できるのが、SNSの活用です。特にInstagramは、ビフォーアフターの写真でビジュアル訴求ができるため、眉毛サロンとの相性が良いツールです。

Instagramでの集客ポイント:

  • ビフォーアフター写真を定期的に投稿する(お客様の許可を得たうえで)
  • 施術動画やリールで技術力をアピールする
  • ハッシュタグを効果的に使う(#眉毛サロン #アイブロウ #○○市眉毛サロン など)
  • ストーリーズでサロンの日常や空き状況を発信する
  • プロフィールに予約方法やアクセス情報をわかりやすく記載する

Googleビジネスプロフィールで地域のお客様にアプローチする

「近くの眉毛サロン」「○○市 眉毛サロン」といった地域名を含むキーワードで検索するお客様を集めるには、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の活用が欠かせません。

MEO(Map Engine Optimization)対策として、以下の点に取り組みましょう。

  • Googleビジネスプロフィールに正確な情報(住所、営業時間、電話番号、メニュー)を登録する
  • サロンの写真を複数枚アップロードする
  • 口コミを増やし、いただいた口コミには必ず返信する
  • 投稿機能を使って最新情報やキャンペーンを発信する

MEO対策は無料でできるうえに、地域密着型の眉毛サロン経営にはとても有効な手段です。

クーポンサイトと自社集客を組み合わせる方法

ホットペッパービューティーをはじめとするクーポンサイトは、新規顧客の獲得に強い集客ツールです。掲載費用はかかりますが、「眉毛サロンを探している」という明確な目的を持ったユーザーにアプローチできるため、開業初期の集客には特に有効です。

ただし、クーポンサイトに頼りすぎると掲載料が利益を圧迫する場合もあるため、新規獲得の入り口として活用しつつ、LINE公式アカウントやInstagramなど自社の集客チャネルに誘導し、リピート率を高めるという流れを意識しましょう。

リピーターが定着するサロン運営のポイント

眉毛サロン経営で眉毛サロンの集客方法を紹介した記事

眉毛サロン経営を安定させるためには、新規集客だけでなくリピーターの確保がとても重要です。

リピート率を高めるために実践したいこと:

  • 次回予約の提案:施術後に「次は○週間後がおすすめです」と具体的に伝え、その場で予約を取る
  • LINE公式アカウントの活用:お礼メッセージや次回予約のリマインド、クーポン配布などに活用する
  • カルテの作成と管理:前回の施術内容やお客様の好みを記録し、次回に活かす
  • 居心地の良い空間づくり:清潔感、BGM、アロマなど、五感に配慮した空間を意識する

眉毛サロンは定期的なメンテナンスが必要なメニューが多いため、リピーターを確保しやすい業態です。お客様一人ひとりとの信頼関係を大切にすることが、安定した経営につながります。

眉毛サロン経営と年収|利益率のリアルを解説

眉毛サロン経営の年収は気になるポイントですよね。ここでは、収益に関わるデータやメニュー設計の考え方をお伝えします。

眉毛サロン経営者の年収を左右する要素

眉毛サロン経営の年収は、立地やメニュー構成、客数、リピート率などの要素によって大きく変わります。一概に「○○万円」とは言えませんが、収益構造のポイントを整理しておきましょう。

眉毛サロンの収益面での強みは以下の3つです。

  • 材料費が低い:ワックスやツイザーなどの消耗品は原価が抑えられる
  • 施術時間が短い:1回の施術が30分〜60分程度で回転率が高い
  • 大がかりな設備が不要:美容室のようなシャンプー台や大型機器が不要

先ほど紹介した創業融資の情報サイトでは、アイブロウワックスの料金相場を4,000円〜7,000円としています。

この単価をもとに1日あたりの施術人数や稼働日数を計算すれば、月間の売上目標を立てることができます。

実際の年収は、そこから家賃、材料費、広告費、水道光熱費などの経費を差し引いた金額になります。自宅サロンなら家賃がかからないため、経費を低く抑えやすく、手残りの割合を高くしやすいのが特徴です。

客単価アップにつながるメニュー構成の考え方

眉毛サロン経営を成功させるうえで、メニュー構成と価格設定は非常に重要です。

価格設定の際は、地域の相場やターゲット層の購買力を考慮しつつ、自分のサロンの価値に見合った価格を設定しましょう。安すぎる価格は「技術力が低いのでは」という印象を与えることもあるため、適正価格を意識することが大切です。

客単価を上げるためのポイントは次のとおりです。

  • セットメニューの設計:ワックス脱毛+眉パーマなど、複数の施術を組み合わせたメニューを用意する
  • オプションメニューの充実:メイクレッスン、フェイシャルケアなどの追加メニューを提案する
  • 初回限定価格と通常価格の設定:初回はお試し価格で来店してもらい、2回目以降は通常価格でリピートしてもらう

眉毛サロン経営者が守るべき法律とリスク管理

眉毛サロンの経営には、いくつかの法律や届出に関する知識が必要です。知らなかったでは済まされないポイントをしっかり押さえておきましょう。

美容所登録をしないで営業した場合の罰則

前述のとおり、眉毛サロンの開業には保健所への美容所登録が必要です。もしこの登録を行わずに営業した場合、美容師法違反として30万円以下の罰金が科せられます。

また、万が一施術中に事故やトラブルが発生した場合、適切な許可なく営業していたことで保険の適用が困難になったり、損害賠償責任が重くなったりするリスクもあります。

お客様の大切な目元を扱う仕事だからこそ、法令遵守は絶対に守るべきポイントです。

無資格施術のリスクと行政処分の実例

美容師免許を持たずに施術を行った場合も、美容師法第17条により30万円以下の罰金が科せられます。さらに、行政処分として営業停止となる可能性もあります。

実際に、美容師免許を持たないスタッフがカットやシェービングを行い、行政処分を受けたケースも報告されています。個人経営の場合、こうしたリスクはサロンの存続に直結しますので、必ず資格要件を満たしたうえで営業しましょう。

日常業務で徹底したい衛生管理のチェックリスト

サロンの衛生管理は、お客様の安全を守るだけでなく、保健所の検査にも関わる重要な事項です。

日常的に気をつけるべき衛生管理のポイントは以下のとおりです。

  • 施術器具の消毒を徹底する(使用後は必ず消毒液に浸ける)
  • 使い捨てのものは1回ごとに交換する(コットン、スパチュラなど)
  • タオルは施術ごとに新しいものを使用する
  • 施術スペースの清掃・換気を定期的に行う
  • 施術者の手指消毒を徹底する

こうした基本を日々きちんと実践することで、お客様に安心して通っていただけるサロンづくりにつながります。

眉毛サロンの個人経営を軌道に乗せるための5つの心得

最後に、眉毛サロンの個人経営を軌道に乗せるために特に大切な5つの心得をまとめました。

心得①:収支シミュレーションを含む事業計画書を作る

「なんとなく開業してみよう」ではなく、開業前にしっかりとした事業計画を立てることが成功の第一歩です。

事業計画書には、以下の項目を盛り込みましょう。

  • サロンのコンセプトとターゲット
  • 開業資金の内訳と調達方法
  • 月間の売上目標と収支計画(具体的な数値を入れる)
  • 集客方法の具体的な計画
  • 開業後のスケジュール

事業計画書を作成することで、自分のビジネスの全体像が明確になり、融資審査でも有利に働きます。

心得②:トレンドに合わせて技術力を常に磨き続ける

眉毛のトレンドは常に変化しています。お客様に長く選ばれるサロンであり続けるためには、技術力を常にアップデートしていくことが欠かせません。

セミナーや勉強会への参加、新しい技術の習得、他店の施術を体験してみるなど、学びの機会を積極的に作りましょう。民間資格の取得も、スキルアップのきっかけになります。

心得③:予約システムを導入して業務効率を上げる

個人経営では、施術だけでなく予約管理や顧客対応もすべて自分で行う必要があります。予約管理の効率化は、業務負担を減らし、施術に集中するために重要です。

LINE公式アカウントでの予約受付や、予約管理システムの導入を検討してみましょう。予約の取りこぼしやダブルブッキングを防ぐことで、お客様にもストレスのない対応ができます。

心得④:お客様のフィードバックを改善に活かす

眉毛サロンの経営者として成長していくためには、お客様からのフィードバックを大切にすることが重要です。

施術後の感想を聞いたり、口コミサイトのレビューをチェックしたりして、改善すべき点を見つけましょう。お客様の声は、メニューの改善や新メニューの開発、サービス向上のヒントの宝庫です。

心得⑤:小さく始めて着実に成長させる姿勢を持つ

個人経営の場合、自分が体調を崩したり燃え尽きたりすると、サロンの営業が止まってしまいます。だからこそ、無理のない経営計画を立て、長く続けることを意識することがとても大切です。

最初から完璧を目指すのではなく、小さく始めて少しずつ成長させていくスタイルが、個人経営には合っています。売上目標も現実的な数値を設定し、達成感を感じながら前に進んでいきましょう。

まとめ:計画的な準備で眉毛サロン経営をスタートさせよう

この記事では、眉毛サロン経営に必要な資格から開業準備の手順、個人経営で成功するためのポイントまで幅広く解説しました。

最後にこの記事の要点を整理します。

  • 眉毛サロンで施術を行うには、美容師免許が原則として必要(施術をせず経営に専念する場合は不要)
  • 保健所への美容所登録は、個人経営でも自宅サロンでも必須
  • 開業資金は自宅サロンなら約30万円〜200万円、テナントなら約300万円〜600万円が目安
  • 日本政策金融公庫の融資や小規模事業者持続化補助金を活用すれば、自己資金の負担を軽減できる
  • 集客はInstagram・MEO対策・クーポンサイトを組み合わせ、リピーター確保の仕組みを作ることが大切
  • 眉毛サロン経営の年収は立地やメニュー構成で大きく変わるが、材料費が低く回転率が高いため利益を出しやすい構造
  • 美容所登録の未届や無資格施術には罰則があるため、法令遵守を徹底する
  • 事業計画書の作成と小さく始める姿勢が、個人経営の成功に不可欠

アイビューティーサロン市場は前年比17.4%増と拡大が続いており、眉毛サロンはこれから開業しても十分にチャンスのある分野です。しっかりと準備をすれば、個人経営でも安定した経営を目指せます。

まずは、この記事で紹介した手順に沿って、一つずつ準備を進めてみてくださいね。あなたの眉毛サロン開業を応援しています。

眉毛サロン経営に必要な資格と開業準備を解説し、眉毛サロンの個人経営で成功するポイントを説明した記事

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次