【2026年最新】サロン集客向け・インスタグラム活用術

サロンオーナーの皆様、そろそろSNS集客に本腰を入れた方が良いかも…と気になっている方も多いと思います。
エステサロン・治療院におけるInstagram集客は、もはや必須となっています。
しかし発信者が増えて、集客の難易度が上がっていることも事実です。
そんな中、インスタグラムに大きなアップデートがあったのをご存知でしょうか?
ハイライト機能の位置が変更され、これがサロンや治療院の集客にとって大きなチャンスになっているんです。
この記事では、最新のハイライト活用法を中心に、サロン・治療院がインスタで集客するための実践的な方法をお伝えします。
特に、Google MEOやSEO対策と組み合わせている方、インスタ広告を運用している方には必見の内容ですよ。
インスタグラムがサロン集客に向いている理由の
まずインスタグラム集客を本格的に始めるにあたって、他の業種との「インスタ運用」違いについて知っておくことが大事です。
最初にここを把握しておかないと、ついついアカウントのモデリング先が、自分の業種とは違う「インフルエンサー」や「Webビジネス系発信をしている人」など参考にしてしまい事故る、なんて話もよく聞きます。
ビジュアルで訴求できる
インスタグラムは写真や動画を中心としたSNSで、ビジュアルのアピールに最適な作りになっているんです。
ヘアスタイル、ネイルデザイン、エステの施術効果など、サロンの魅力を視覚的に伝えられるため、集客の手段として多くのサロンが活用しています。
ここが「無形ビジネス」との違いです。
インフルエンサーもビジュアル重視の方が多いですが、こちらは発信者本人へのファン化を促すのに対し、私たちサロンの発信は、お客様が「自分が客として訪れた際のメリット」を感じられるビジュアルを一番発信しやすいんです。
ターゲット層との親和性が高い
総務省のデータによると、令和2年のインスタグラムの年代別利用率は、10代が69%、20代が68.1%、30代が55.6%、40代が38.7%。サロンのターゲット層と重なる年代の利用率が非常に高いです。
また、男女別で見ると、男性の利用率は35.3%なのに対し、女性の利用率は49.4%。他のSNS(TwitterやFacebookなど)と比べて女性が好んで使うという特徴があるんです。
美容室やエステサロンの主なターゲット層は10代から40代の女性なので、インスタグラムはサロン集客に最も適したSNSと言えるでしょう。
プロフィールから直接予約へ誘導できる
インスタのプロフィール欄にはWEBサイトのURLを入力できる項目があり、ここから直接予約ページに飛ぶことができます。
予約用URLを設置しておけば、ユーザーは他のサイトを探すことなく予約できるんですね。
無料で運用できる
ホームページを運用する場合は費用がかかりますが、インスタグラムは無料で運用できます。
サロンの情報を発信し、集客に繋げるツールとして、コストをかけずに始められるのが大きなメリットです。
【2025年後半】ハイライト機能の位置変更で何が変わったのか

従来のハイライトの位置
以前、ハイライトはプロフィール画像の下に丸い窓のように表示されていました。
そしてストーリーズを24時間で消さずに保存しておける機能として使われていました。
しかし外部からリンクすることは難しかったのです。
2025年後半のアップデート内容
ハイライトの表示位置が変更され、フィード投稿のグリッド表示とリールボタンの間にあるハートマークのタブに移動しました。
具体的には、プロフィール画面の下部にある、魚の焼き網のような四角いグリッド表示のマーク、その隣にあるリール動画を示すマーク、その間に新しくハートマークが追加されたのです。
このハートマークをタップすると、以前はプロフィール画像の下に丸い窓で並んでいたハイライトが表示される仕組みになっています。
さらに、リールマークの隣にはUNOというカードゲームのリバースのようなマーク(リポスト機能)、そして人型のマーク(タグ付けされた投稿)が並んでいます。
この新しい配置により、ハイライトが独立したページとして扱われるようになり、それぞれのハイライトが個別のURLを持つようになったんですね。
※インスタグラムの仕様変更が頻繁に行われるため、今後すぐに変更となる可能性もあります。またユーザー・アカウントによって表示の仕方が違うなど、Meta社が段階的に導入を進めていることもあります。
ハイライトの変更がなぜサロン集客にとってチャンスなの?
①症状別・メニュー別のページとして機能する
治療院の方であれば、ホームページに症状別ページ(腰痛、坐骨神経痛、ヘルニアなど)を用意しているはず。
これは、お客様の悩みにピンポイントで応える情報を提供することで信頼を得るためですよね。
お客様は検索しているキーワードに合致した情報を求めています。
例えば「腰痛 豊洲」と検索している人に対して、総合的な「根本改善」のホームページを見せるより、「腰痛専門ページ」を見せた方が、お客様はシンプルに理解できるでしょう。
症状で探しているのだから、症状のページを与えた方が信じてもらいやすくなります。
この症状別ページと同じことが、インスタのハイライトでもできるようになりました。
例えば:
- 整体院:「腰痛の方へ」「坐骨神経痛の方へ」「肩こりの方へ」
- 美容室:「ショートヘア」「ヘアカラー」「髪質改善」
- エステ:「小顔矯正」「痩身」「美肌ケア」
- ネイル:「春ネイル」「ブライダルネイル」「オフィスネイル」
このように悩みやメニュー別にハイライトを作ることで、お客様が求める情報をストレートに届けられるんですね。
腰痛のお客様が「腰痛の方へ」というハイライトを開けば、なぜ腰痛が良くならないのか、当院はなぜ腰痛を良くすることができるのか、そしてそれによって実際に良くなった患者さんの喜びの声が並んでいる。
最後に「ご予約はこちら」というリンクがあれば、お客様はそのまま予約できるわけです。
②ハイライト自体がURLになる
ハイライトがURL化されたことで、外部のブログやGoogle マップの投稿から直接リンクを貼れるようになりました。
具体的な導線:
- お客様がGoogle検索で「渋谷 腰痛」と検索
- あなたのGoogleビジネスプロフィール(MEO)が表示される
- ブログ記事に「腰痛の改善事例はこちら」とインスタのハイライトURLを記載
- ハイライトで腰痛改善のビフォーアフターやお客様の声を見る
- 信頼して予約
従来は「Google→ホームページ→予約」という流れだったのですが、「Google→インスタのハイライト→予約」という新しい導線が作れるようになりました。
これまでは確かに、腰痛や坐骨神経痛で分けてハイライトを作っている人もいたかもしれません。
しかし、LP(ランディングページ)のように作り込んで、さらにそれをシェアすること、つまりそのボックスごとをURLとして外部にリンクできるようになったことが革新的なんですね。
③ストーリーズなので直接リンクが貼れる
フィード投稿やリールには直接リンクを貼れないんですが、ストーリーズ(=ハイライト)にはリンクスタンプを使ってURLを直接貼れるのです。
ハイライトの最後に「ご予約はこちら」としてリンクを設置すれば、お客様が情報を見終わった後、スムーズに予約ページへ遷移できます。
プロフィールに戻る必要がないため、離脱を防げますね。
サロン・治療院が実践すべき「9グリッド戦略」
9グリッドとは
9グリッド戦略とは、インスタのフィード投稿を9枚(3列×3行)で1セットとして構成する方法です。
プロフィールを訪れたお客様が最初に見るグリッド画面で、サロンの信頼性を伝えるための戦略です。
お客様がインスタ広告やGoogle検索、リール動画などからあなたのアカウントにたどり着いたとき、最後にこのグリッド画面を見る可能性が高いでしょう。
ここで「このサロン、信頼できそう」と思ってもらえるかが、予約に繋がるかの分かれ道になります。
お客様が信頼するために必要な4つの要素
お客様があなたのサロンを信じるかどうかを判断する材料は、主に以下の4つ。
- 実績:延べ何人施術してきたか、どんな成果を出してきたか
- 権威性:資格、経験年数、専門性
- 社会証明:お客様の声、第三者からの評価
- ロジック:なぜその施術で効果が出るのかの説明
この中で特にサロンや治療院で重要なのが、実績とお客様の声(社会証明)です。
お客様は「良さそう」という感情が先に動きます。
しかし、人間は失敗したくない生き物なので、その後理性が「ちょっと待て、本当に大丈夫なのか?また前のサロンみたいに失敗するんじゃないか?」とちょっかいを出してくるんですね。
この理性をポジティブに働かせる必要があります。
「ここ良さそう。でも信じられないから予約できない」という状態から、「ここ良さそう。そして信じていい材料がこれだけある。だから予約しよう」という確信に変える。
その確信を生むために、ハイライトやグリッドにお客様の声や実績を揃えておくことが重要になるでしょう。
推奨される9グリッドの3列構成
左列:お客様のビフォーアフター(実績)
実際の施術結果を写真や動画で見せます。A地点(Before)からB地点(After)への変化を視覚的に証明していきます。
例:
- 治療院:歩けなかった方が杖なしで歩けるようになった
- エステ:ブツブツの肌がツルツルになった
- 美容室:ヘアカラーのビフォーアフター
中央列:ロジック・技術の説明(権威性)
なぜその施術で効果が出るのか、どんな技術を使っているのかを解説する投稿です。
専門性をアピールし、「この人は信頼できる」と思ってもらうためです。
右列:お客様の声(社会証明)
お客様の直筆の感想、ツーショット写真、動画での声など、第三者からの評価を掲載します。
これが最も信頼性を高める要素なんです。
この3つの要素が揃うことで、お客様の心の中で「実績がある→ちゃんとした技術がある→他の人も満足している→私も行ってみたい」という感情の階段を登らせることができますよ。
グリッドの位置は自由に並び替えられる
以前は投稿した順番にグリッドが固定されていたんですが、現在は投稿後にグリッドの位置を自由に変更できるようになっています。
これにより、好きなタイミングで投稿して、後から美しく整えることが可能になりました。
九グリッドとハイライトの組み合わせ
お客様がどこから入ってくるかは予測できません。
- Google検索からハイライトに来る人
- 発見タブからフィード投稿を見つける人
- リール動画から興味を持つ人
どのルートでも対応できるよう、九グリッドで全体の信頼を作り、ハイライトで個別の悩みに応えるという二段構えが理想的なのです。
トータルビューティーサロンにもチャンス
従来は専門店化して、お客様の声もそれに特化したものを並べる必要がありました。
しかし、ハイライト機能を活用することで、メインの客層ではない施術実績も活用できるようになったのです。
例えば、小顔矯正がメインのエステサロンでも、痩身や美肌ケアのお客様の声を別のハイライトに分けることで、腰痛で検索してきたお客様がハイライトで腰痛改善の実績を見た後、グリッドに飛んで他の症状も治している実績を見ることで、さらに信頼が深まります。
様々な客層のお客様がいるトータルビューティーサロンや総合整体院にとって、ハイライト機能は大きなチャンスになっているんですね。
プロフィール設定の重要ポイント
ビジネスアカウント(プロアカウント)への切り替え
インスタグラムのアカウントには個人アカウントとプロアカウントがあり、ビジネスで利用する場合はプロアカウントへの切り替えが必要です。
ビジネスアカウントに設定することで、インサイト機能が利用可能になり、ユーザーの属性やインプレッション数など、アカウントや投稿を数値化して分析できるようになります。
プロフィール文で伝えるべき情報
プロフィールでは150文字までの紹介文を設定できます。ここに以下の内容を盛り込みましょう:
- サロンのコンセプト
- どんな悩みを解決できるか
- 場所(地域名・駅名)
- 営業時間
カテゴリや名前の設定も重要で、例えば「【痩身/美肌】○○サロン東京」のように、サービス内容と地域を明記すると、サロンの情報が伝わりやすく、多くのユーザーにリーチできる可能性があるでしょう。
プロフィールリンクの設置
プロフィールには自社ホームページなどのURLを置くことができ、サロンの特徴や施術が閲覧できるホームページ等のURLを置くことで、アカウントに興味を持った人がサロンに訪れるまでの導線を短くできます。
予約システムのURL、公式LINEの登録URL、自社ホームページなどを設置しましょう。
ただし、ホットペッパービューティーなどの集客サイトのURLは、他店に流れる可能性があるため注意が必要ですね。
ハイライトのカバー画像は統一感を
ハイライトのカバー画像は、Canvaなどのデザインツールを使って統一感を出すこと。
背景色、フォント、アイコンのテイストを揃えることで、プロフェッショナルな印象を与えられます。
フィード・ストーリーズ・リールの使い分け

フィード投稿:信頼を構築する資産型コンテンツ
フィード投稿はプロフィールのグリッドに残り続ける「資産型コンテンツ」です。ここには、お客様に信頼してもらうための情報を投稿しましょう。
- お客様のビフォーアフター
- 施術メニューの説明
- お客様の声(直筆、ツーショット)
- サロンのこだわり
1枚目の投稿は、アカウントの世界観がユーザーに伝わるため気を配って作成する必要があるのです。
ストーリーズ:日常やリアルタイム情報を発信
ストーリーズは24時間で消えるため、フィード投稿よりもカジュアルな内容でOK。
投稿例:
- 今日の空き状況
- 新メニューのお知らせ
- 施術中の様子
- スタッフの人柄が伝わる日常
重要なストーリーズは、ハイライトに保存しておきましょう。
ストーリーズのキーワードもAIが見ている
実は、ストーリーズやハイライトに書くキーワードも、インスタのAIはしっかり見ているんです。
プライベート記事を載せることで人柄を出すのは有効なんですが、プライベート記事が過ぎたり、言っていることが毎回ブレブレだったりすると、インスタのAIが混乱するんですね。
特に、外部からリンクされる機会が増えたハイライトでは、ハイライトに残すストーリーズの内容を繊細に扱う必要があります。
あなたの専門性やサロンのコンセプトに沿った内容を意識して投稿することが大切です。
リール動画:新規のお客様と出会う
インスタグラムの機能には、写真・動画投稿、ストーリーズ、リール、IGTV、ショッピング機能、DM機能などがあり、これらを効果的に使うことがサロン集客に繋げるポイントなんです。
リールは、フォロワー以外の人にも表示されやすいため、新規のお客様と出会える確率が高いでしょう。
リール動画のアイデア:
- ビフォーアフターを動画で
- 施術のワンシーン
- セルフケア方法の解説
- お客様の悩みに共感するコンテンツ
完璧じゃなくても大丈夫。スマホ撮影でOK。大切なのは継続することです。
ハッシュタグの活用方法
インスタは検索ツールとして使われている
インスタグラムは、サロンを探しているユーザーにサロンを様々な角度からアピールできる検索ツールとして使われることが多くなっているんです。
「この施術受けてみたい」「サロンの雰囲気ステキ」というように、エステサロンの集客とインスタグラムの相性は非常に良いですね。
ハッシュタグは検索に使われる
ハッシュタグとは、投稿した内容がどのようなものかを表すキーワードのこと。
ユーザーはインスタで情報を収集するときに、ハッシュタグ検索をすることが多いため、投稿文にハッシュタグをつけることは、ユーザーの目に触れる機会を増やすために必要なんです。
サロンが使うべきハッシュタグ
例えば「#サロン」といったハッシュタグだとどのようなサロンなのかが不透明でアピールには弱いでしょう。
「#エステサロン」と入力することで、エステサロンだと一目で確認できます。
さらに「#渋谷店」「#〇〇登場」など、サロンの場所や注目度の高いメニューも一緒に発信することで、渋谷周辺でエステサロンを探しているユーザーや、気になるメニューを探しているユーザーにも認知されやすくなるんです。
ハッシュタグの種類:
- 地域名ハッシュタグ:#渋谷サロン、#渋谷エステ
- 業態・メニューハッシュタグ:#小顔矯正、#ヘッドスパ
- 悩み解決ハッシュタグ:#肩こり解消、#むくみ改善
2026年現在、「東京 サロン 痩身」といった2つ以上のキーワードで検索が可能になっています。
検索結果に表示されるためにはサロンの強みを活かしたキーワードを設定し、名前・プロフィール・キャプション・ハッシュタグなどに一貫したキーワードを意識した投稿をするのが検索結果に表示されやすくなるポイントですね。
予約への導線設計はどうする?
プロフィールからの導線
各投稿に「予約はプロフィールから」といった案内を記載し、プロフィールページに予約ページのリンクを設定します。
ストーリーズはリンクURLの設定ができるので、ストーリーで予約ページを案内することも有効的。
各投稿のキャプションや画像に「ご予約はプロフィールから」と明記することで、お客様を予約ページへ誘導できます。
ハイライトからの導線(2026年新)
ストーリーズにはリンクスタンプを使ってURLを直接貼ることができるようになっています。
ハイライトは元々ストーリーズなので、同じようにリンクを設置できます。
Google MEOやSEOのブログ記事から、特定のハイライト(例:腰痛の方へ)にリンクを貼ることで、お客様の悩みに合った情報を提供できるんですね。
ハイライト自体がURL化されているため、外部から直接誘導することが可能になりました。
LINEとの連携でリピート率を上げる
なぜLINE公式アカウントが重要か
インスタだけだと、お客様との接点がインスタ上に限られてしまいます。LINE公式アカウントに登録してもらうことで:
- プッシュ通知でメッセージを届けられる
- 開封率が高い
- 1対1のやり取りが可能
- 再来店を促すクーポン配信ができる
新規集客はインスタ、リピート促進はLINEという役割分担が効果的です。
インスタからLINEへの誘導方法
- プロフィールのリンクにLINE登録URLを設置
- ストーリーズで「LINE登録で初回20%OFFクーポン」などの特典を告知
- ハイライトに「LINE登録特典」ページを作成
登録するメリットを明確に伝えることが重要ですね。
GoogleとインスタのSEO連携戦略

インスタ広告Google広告との相性が良くなった
インスタ広告やGoogle PPC広告を出している方、そしてGoogle MEOやSEO対策をしている方にとって、今回のハイライト機能の変更は大きなチャンスになっているでしょう。
インスタ広告との組み合わせ
従来のインスタ広告は、クリエイティブ(広告の画像や動画)とリンク先のLP、もしくはプロフィールに飛ばすしかありませんでした。
プロフィールに飛ばした場合、グリッドの部分だけでお客様を「欲しい」という気持ちにさせなければなりませんでした。
しかし、ハイライト戦略ができることによって、ハイライトに誘導することで、お客様の症状に合わせた情報を見せられるようになったのです。
例えば、腰痛で悩んでいる人向けの広告を出した場合、「腰痛の方へ」というハイライトに直接誘導できます。
そこには腰痛に特化したお客様の声が並んでいて、さらに隣のページには坐骨神経痛やヘルニアの改善例もある
お客様は「ここのお店、ゴッドハンドかも。私がまさに探し求めていたお店かも」と思い、そのリンク先をクリックして予約に繋がりやすくなるのです。
今までは、プロフィールのグリッド一発で信じてもらわなければいけない状態でした。
フォローにはなるけど予約にはならない、LINEまでは来てくれるけど最後あと一歩足りない、ということが起こっていたのですね。
それが、広告のスコアが良くなり、エンゲージメントやコンバージョン(集客)に繋げることが、これまでよりも良くなる可能性が拡大しています。
Google PPC広告・MEO・SEOとの連携
治療院の方の多くは、Google検索でPPC広告(リスティング広告)を出したり、SEO対策でブログを更新してホームページの順位を上げたり、Googleマップで上位表示を狙うMEO対策をしているのではないでしょうか。
これらの施策で「〇〇市 整体」「〇〇市 腰痛」といったキーワードで検索してきたお客様に対して、従来はホームページに誘導していました。
しかし、今はインスタのハイライトに誘導することで、より信頼してもらいやすくなるでしょう。
具体的な導線の例は、Googleマップのブログ記事に
「今日はこのような腰痛のお客様がいらっしゃって、こんな風に改善しました。詳しくはインスタのハイライトをご覧ください」
そして、腰痛専用のハイライトへのリンクを貼る。
お客様がそのハイライトを見ると
- なぜ腰痛が良くなるのかの説明
- 実際に良くなったお客様の喜びの声
- 他店との違い(牽制)
- 新規の方向けの特別価格(オファー)
これらが一つのハイライトにまとまっていて、お客様が納得した状態で予約に進めるんですね。
このように、Google広告やMEO対策でインスタに誘導している方にとって、ハイライト機能は大きなチャンスになっているでしょう。
MEO(Googleビジネスプロフィール)との連携
Googleビジネスプロフィールの投稿機能でブログ記事を更新している場合、その記事の中にインスタのハイライトURLを貼ることで、強力な導線が作れます。
導線の流れ
- Google検索で「渋谷 腰痛」と検索
- あなたのGoogleビジネスプロフィールが表示
- ブログ記事を読む
- 「詳しくはインスタのこちらをご覧ください」→ハイライトへ
- 腰痛改善の実績を見る
- 信頼して予約
ハイライトの物販活用法
ハイライトは、施術だけでなく物販にも活用できるでしょう。
例えば美容室の場合、グリッドに物販の情報を載せると「物販のお店?」と間違えられる可能性があります。
しかし、ハイライトであれば、商品の使い方を動画で詳しく解説できますね。
具体的には
- シャンプーとトリートメントの正しい使用量
- 髪の洗い方のコツ
- トリートメントの放置時間
- 乾かし方のポイント
これらを一連のストーリーズでまとめてハイライトに保存しておけば、お客様が商品を購入した際に「使い方はこちらのQRコードから」と案内できます。
店内POPにQRコードを設置すれば、お客様はその場でスキャンして使い方を確認できるんです。
ハイライトはURL化されているため、QRコード化も可能。これにより、拡散もしやすくなります。
インスタもSEO対策になる
2026年現在、Google検索でインスタのアカウントやハイライトが直接表示されるケースが増えています。
特に「地域名+サロン名」「地域名+施術内容」といったキーワードでは、インスタが上位表示されやすいですね。
AIによる評価:回遊率が重要
GoogleのAIやインスタのAIは、ユーザーが複数のページを行き来しているアカウントを高く評価します。
具体的に言うと
- お客様がGoogleで検索してあなたのGoogleビジネスプロフィールを見る
- そこからインスタのハイライトに飛ぶ
- ハイライトで情報を読み込んで「このお店いいな」と思う
- そこから予約に繋がる
このように、お客様が複数のプラットフォーム(Google→インスタ→予約)を移動しながら、最終的に予約というポジティブなアクションを取った場合、Googleもインスタもそのアカウントを「お客様に価値を提供している良いアカウントだ」と判断します。
その結果、あなたのインスタアカウント自体が検索結果で上位表示されやすくなる。つまり、インスタ運用がSEO対策にもなるでしょう。
MEO対策(Googleマップ)、SEO対策(Google検索)、そしてインスタの中でお客様のポジティブなアクション(いいね、保存、コメント、予約)が溜まっているアカウントは
- インスタ側から評価される
- Googleから評価される
- AIから評価される
だからこそ、インスタ単体ではなく、Google・ホームページ・LINEとの統合戦略が2026年は重要になっているのです。
情報の統一性(NAP対策)
今までは各媒体でバラバラの対策をしてしましたが、全ての情報を統一することが重要になっています。
サロンの狙っているお客様、提供できる価値、メニューなどの情報をしっかり統一する。
Googleビジネスプロフィールとインスタのプロフィールで、サロン名・住所・電話番号・営業時間などの基本情報を統一しておくことで、AIからの評価が高まるでしょう。
インサイト機能で分析と改善
ビジネスアカウントで使えるインサイト
インスタグラムはビジネスアカウントに変更することで、便利な分析機能が使用可能になります。
分析には時間がかかりますが、企業が集客を行う上で分析と改善は必須の作業。
インサイト機能を利用すれば、スムーズに分析と改善が可能でしょう。
インサイトで確認できるデータはこちら
- リーチ数:投稿を見た人の数
- インプレッション数:投稿が表示された回数
- エンゲージメント数:いいね・コメント・保存の合計
- プロフィールアクセス数
- ウェブサイトのタップ数
- フォロワーの属性(年齢・性別・地域・アクティブ時間)
重要な指標
保存数が多い投稿は、「後で見返したい」「役立つ情報」と思われている証拠。
保存数が多い投稿は、インスタからも高く評価され、発見タブに表示されやすくなるんです。
プロフィールアクセス数は、投稿を見てプロフィールまで来た人の数。
この数が多い=興味を持ってもらえている証拠ですね。
ウェブサイトのタップ数は、プロフィールのリンクがクリックされた回数。これが予約に直結します。
分析→改善→投稿のサイクル
月に1回はインサイトを確認し、以下を分析しましょう。
- どの投稿が反応良かったか?→同じ系統を増やす
- どの時間帯の投稿が見られているか?→その時間に投稿
- フォロワーの属性は想定通りか?→ターゲットに合った内容か確認
投稿して終わりではなく、分析して改善する。
このPDCAサイクルが、集客できるアカウントを作ることができます。
ロイヤルカスタマーを集めるために
価格ではなく価値で選ばれる
ロイヤルカスタマーとは、価格ではなく「価値」で選んでくれるお客様のこと。
高くても「ここに通いたい」と思ってくれる、投資感覚を持った優良顧客のことですね。
こうしたお客様は、普段は口コミや紹介で来店することが多いのです。
誰かの信頼を信じて、「あの人が良いって言っていたから」という理由で選ぶ。
しかしこんなケースもあります。
- 紹介してくれる人が周りにいない
- 今すぐ何とかしたい緊急性がある
- 紹介を待っている余裕がない
このような時、ロイヤルカスタマー層の人もウェブで検索するでしょう。
そして、このタイミングで信頼できる情報がウェブ上にしっかり揃っていれば、「この事業者なら信頼できそう。行ってみよう」と判断してもらえます。
だからこそ
- 九グリッドで実績とお客様の声を見せる
- ハイライトで専門性を証明する
- Google・インスタで情報を統一する
これらの情報整備が、ロイヤルカスタマーを集めるカギになるでしょう。
専門家が増えた時代の差別化
髪質改善の専門家なんて5年前は少なかったですが、今は山のようにあります。
「専門家です」と言うだけでは、もう信じてもらえない時代になっているんですね。
では、たくさんいる専門家の中で、どうやって選ばれるのか?
お客様が見ているのは、この3つです。
- 実績:本当にたくさんのお客様を幸せにしているか。お客様の直筆の喜びの声がたくさんあるか
- ロジック(理由):「根本改善します」だけでなく、「なぜ改善できるのか」「どんな技術で体を変えるのか」がしっかり説明されているか
- 見せ方:これらが九グリッドやハイライトで整理されて、分かりやすく伝わるか
この3つが揃っているアカウントは、お客様から「この人なら信じられる」と思ってもらえるでしょう。
似たようなコンセプトのお店が増えた、似たような専門家が増えた中で、しっかりと情報を整えることで差別化できますね。
情報を整えることが最重要
お客様は「信じたい」から情報を探します。他のお店で失敗した人ほど、探しているんです。探すからGoogle検索したりする。その受け皿にインスタが今上がりやすくなっています。
他のお店で失敗した人、他のお店に不満があるから探すのであって、飽きてしまう。
飽きる人が悪いわけではありません。
その他のお店では満足できなかった何か要素がある。
その満足できなかったことを、自分が代わりに満足して差し上げられるとそのお客様は信じてくれるでしょう。
今まではキャッチコピーとかコンセプトだけで信じてもらえていました。
しかしこれだけお店が増えて、情報もたくさん受け取れるようになってしまうと、より誰を信じていいか分からないんですね。
よって
- 9グリッドで実績・権威性・社会証明を揃える
- ハイライトで悩み別の情報を提供する
- Googleビジネスプロフィールとインスタの情報を統一する
こうした情報の整理が、お客様の「この人を信じていい」という確信に変わります。
確信に変わるのでリンクをクリックして予約していただけるのです。
お客様が価値を感じる人ほど時間を大事にする
価値を感じる人ほど時間を大事にします、価値を大切にしている人ほど、価値で探そうとします。
よって安さではなく、このお店がどれだけお客様を幸せにしているのか知りたくなり、お客様は調べる傾向にあるでしょう。
他のお店よりも情報は濃くしてほしい。他のお店よりもお客様の声は見える化してほしい。
お客様の変化がもっとより分かりやすく見せられている、そして情報が整っている、このような事業者が信じられるでしょう。
感情の階段を登らせる
お客様は感情で動きますが、その後理性でちょっかいを入れてくる場合があります。
「良さそうだけど、本当に大丈夫?」という不安ですね。
この不安を払拭するために、信じられる材料を用意する。それが九グリッドであり、ハイライトであり、お客様の声です。
「良さそう」を「ここなら信じていい」という確信に変えることが、予約獲得のカギになります。
まとめ:インスタを軸とした集客戦略
ここまで、2026年最新のインスタグラム活用術を解説してきました。
重要ポイントのおさらい
- ハイライト機能の位置変更→症状別・メニュー別LPとして機能する
- ハイライトがURL化→Google MEO/SEOから直接リンクできる
- 九グリッド戦略→実績・権威性・社会証明で信頼構築
- プロフィール最適化→ビジネスアカウント必須、予約導線を明確に
- Google・MEOとの連携→複数プラットフォームで回遊させる
- AIによる評価→統一された情報を持つアカウントが優遇される
- ロイヤルカスタマー→価格より価値で選ばれる
最初に取り組むべき4ステップ
- ビジネスアカウントに切り替える
- プロフィールを整える
- 九グリッドを意識してフィード投稿を9枚作る
- ハイライトを3つ作る(メニュー、お客様の声、ご予約)
すべてを一度にやる必要はありません。まずはこの4ステップから始めてみてください。
2026年、インスタはもはや単なる「フォロワーを増やすツール」ではありません。
予約が自然に入ってくる集客プラットフォームへと進化しています。
特に、Google MEOやSEO対策、インスタ広告を運用している方にとって、ハイライト機能の進化は大きなチャンス。
さあ、今日から始めてみましょう。
あなたのサロンを探している、理想のお客様がすぐそこにいますよ。

