整骨院の新患集客で差がつく方法とは?開業後でも遅くない実践ステップ

整骨院の新患集客で差がつく方法を解説し整骨院の開業後でも遅くない実践ステップを説明した記事

「開業してしばらく経つのに、新患がなかなか増えない…」「施術の腕には自信があるのに、患者さんが来てくれない…」そんなお悩みを抱えていませんか?整骨院の経営において、新患集客は売上に直結する最も重要なテーマのひとつです。

厚生労働省の「令和6年衛生行政報告例」によると、全国の柔道整復の施術所数は約5万924か所にのぼり、2年前からほぼ横ばいの状態が続いています。施術所の数がコンビニ並みともいわれるこの環境では、「良い施術をしていれば自然と患者さんが来る」という時代はすでに終わっています。

でも、ご安心ください。整骨院の集客は、正しいステップで取り組めば、開業後からでも十分に改善できます。この記事では、整骨院の経営者や施術者の方に向けて、新患を増やすための具体的な方法を、Web集客からリアル施策までわかりやすく解説していきます。

集客の専門知識がなくても、「これなら自分にもできそう」と思っていただける内容を目指しました。ぜひ最後まで読んで、明日からの集客にお役立てくださいね。

目次

開業後の整骨院が新患集客に苦戦する3つの背景

「開業前はあんなに準備したのに…」と感じている方も多いのではないでしょうか。まずは、なぜ多くの整骨院が新患集客に苦労しているのか、その背景を整理しておきましょう。原因を知ることが、対策の第一歩になります。

整骨院の数が飽和し、選ばれる理由がなければ埋もれる時代

厚生労働省の「令和4年衛生行政報告例」によると、柔道整復の施術所数は2012年から2022年の10年間で約8,500か所増加しました。これに加えて、整体院やリラクゼーションサロン、整形外科のリハビリ部門など、患者さんの選択肢はますます広がっています。

開業したばかりの整骨院はもちろん、何年も経営を続けている院であっても、「なぜこの院を選ぶのか」という理由を打ち出せなければ、地域の中で埋もれてしまうのが現実です。

保険診療の療養費が減少し、経営環境が厳しくなっている

柔道整復の療養費は2011年度の約4,127億円をピークに減少傾向が続いています。

保険診療だけに頼る経営モデルでは売上の確保が難しくなりつつあり、自費メニューの導入や新患の安定的な獲得がこれまで以上に重要になっています。

患者さんの「整骨院の選び方」がスマホ検索中心に変化している

整骨院の新患集客で開業後に苦戦する原因を解説した記事

今の患者さんは、整骨院を選ぶときにまずスマホで検索します。「整骨院 近く」「整骨院 肩こり」「整骨院 口コミ」といったキーワードで調べ、ホームページやGoogleマップの口コミを見て来院を決めるケースが大半です。

つまり、どんなに施術の腕が良くても、Web上で「見つけてもらえない」「信頼してもらえない」状態では、新患につながらないということです。この現実を受け止めた上で、具体的な集客施策に取り組んでいきましょう。

整骨院の集客で成果を出すために最初にやるべき準備

いきなり施策に走る前に、まずは土台を整えましょう。準備なしに手当たり次第に施策を始めても、時間もお金も無駄になりがちです。

来院してほしいターゲット像を具体的に描く

集客を始めるにあたって最初にやるべきことは、「どんな患者さんに来てほしいか」を明確にすることです。ターゲットが曖昧なままだと、どんな施策も効果が出にくくなります。

たとえば、整骨院に来院する新患のタイプは大きく分けて以下のようなパターンがあります。

急性の痛みを今すぐ解消したい方:ぎっくり腰や捻挫、寝違えなど「今すぐどうにかしたい」という方です。「整骨院 ぎっくり腰」「整骨院 近くの」などのキーワードで検索する傾向があります。

慢性的な肩こりや腰痛を改善したい方:長く続く不調に悩み、整形外科や他の院で改善しなかった方がセカンドオピニオン的に探すケースです。「整骨院 肩こり」「整骨院 腰痛」といったキーワードで検索されます。

産後の骨盤矯正や姿勢改善を目的とする方:女性の患者さんに多いパターンで、「整骨院 骨盤矯正」「整骨院 産後」で検索されます。

交通事故の施術対応を探している方:「整骨院 交通事故」「整骨院 事故対応」で検索される方です。

スポーツによるケガや身体のメンテナンスを求める方:部活動をしている学生やスポーツ愛好者で、「整骨院 スポーツ」で検索する層です。

こうしたターゲットの中から、自院が最も得意とする分野や地域のニーズに合った層を絞り込みましょう。

短期施策と中長期施策を組み合わせて計画する

集客施策には、すぐに効果が出るものと、じわじわと効いてくるものがあります。

短期的な施策としては、チラシのポスティング、Web広告(リスティング広告)、初回限定キャンペーンなどが代表的です。中長期的な施策としては、ホームページのSEO対策、Googleビジネスプロフィールの充実、SNS運用、口コミの蓄積などが挙げられます。

開業後に「今月の新患が足りない」と感じている方は短期施策で目先の集客を確保しつつ、同時に中長期の仕組みづくりも少しずつ進めていくのがおすすめです。

整骨院のホームページを新患集客の基盤にするポイント

患者さんが整骨院を探すとき、最初にすることは「スマホで検索する」ことです。ホームページは、すべてのWeb集客の受け皿となる最も重要な基盤です。

整骨院の料金・施術内容・アクセスを患者さん目線で掲載する

ホームページを持っているだけでは集客にはつながりません。患者さんが知りたい情報がきちんと掲載されていて、見やすく、わかりやすいことが大前提です。

具体的に必ず掲載すべき情報は、施術内容と整骨院の料金の目安(保険適用の施術と自費メニューの料金がわかるように)、アクセスと営業時間、院長やスタッフの顔写真と自己紹介、院内の雰囲気がわかる写真、患者さんの声や施術の流れ、予約方法と問い合わせ先です。

整骨院の値段や相場がわからないことは、初めての方にとって大きな不安材料です。「初診料はいくらか」「保険適用の場合と自費の場合でいくら違うのか」が明確にわかるようにしておくと、来院のハードルがぐっと下がります。

SEO対策で「地域名+整骨院」の検索に対応する

SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで自院のホームページが上位に表示されるようにするための取り組みです。患者さんは「整骨院 近く」「○○市 整骨院 腰痛」「整骨院 肩こり 保険」などのキーワードで検索します。

自院のホームページにこうしたキーワードを自然な形で含めておくことで、検索結果に表示されやすくなります。たとえば、「当院は○○市で腰痛や肩こりの施術を行う整骨院です」といった文章をトップページに入れるだけでも効果があります。

また、ブログやコラムを定期的に更新することもSEO対策として有効です。「ぎっくり腰になったらまず何をすべきか」「ストレートネックの原因と予防法」「肩こりがひどいときに試したいセルフケア」など、患者さんの悩みに応える記事を書くことで、検索からの流入を増やせます。

Web予約システムを導入して来院のハードルを下げる

整骨院の新患集客の方法ろしてホームページを活用することが書かれた記事

電話でしか予約ができない整骨院は、それだけで機会損失が生まれています。仕事で忙しい方や電話が苦手な若い世代は、Web予約ができるかどうかで来院を決めるケースも少なくありません。

最近は無料や低価格で導入できる予約管理システムも増えています。まだ導入していない場合は、ぜひ検討してみてください。整骨院の予約をオンラインで受け付けられるようにするだけで、新患の取りこぼしを防ぐことができます。

Googleマップで選ばれる整骨院になるためのMEO対策

MEO対策(Map Engine Optimization)とは、Googleマップ上で自院が上位に表示されるようにするための取り組みです。「整骨院 近くの」「整骨院 現在営業中」「整骨院 高評価」などで検索した際に、地図上に自院が表示されるかどうかは、新患獲得に大きく影響します。

Googleビジネスプロフィールの情報を正確かつ充実させる

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、無料で利用できるGoogleのサービスです。未登録の場合は、今すぐ登録しましょう。

登録・更新時のポイントは、院名・住所・電話番号を正確に入力すること、営業時間を正しく設定すること(お昼休みがある場合は午前・午後を分けて入力)、施術内容やメニューの説明を記載すること、院内・施術風景・スタッフの写真を定期的にアップロードすることなどです。

写真の充実度はGoogleマップでの表示順位にも影響するとされています。施術者の顔が見えるだけで患者さんの安心感は大きく変わりますので、写真の追加は積極的に行いましょう。

整骨院の口コミ件数と評価を戦略的に高める

Googleビジネスプロフィールの口コミは、新患獲得において非常に重要な要素です。「整骨院 口コミ」「整骨院 おすすめ」で検索する方も多く、口コミの件数と評価が高い院ほど選ばれやすくなります。

口コミを増やすための基本は、施術に満足してくださった患者さんに、感謝の気持ちを伝えつつ「もしよろしければ口コミを書いていただけると嬉しいです」とお願いすることです。症状の改善を実感してもらったタイミングが最も自然にお願いできます。

いただいた口コミには必ず返信しましょう。お礼はもちろん、改善点の指摘にも真摯に対応する姿勢が、院全体の信頼性を高めます。

SNSとLINEを活用した整骨院の情報発信と関係構築

SNSは整骨院の「雰囲気」や「人となり」を伝えるのに適したツールです。また、LINE公式アカウントは既存患者との関係維持に非常に効果的です。

Instagramで院の雰囲気と施術の特長を発信する

Instagramは写真や動画を活かした情報発信ができるSNSです。院内の様子、スタッフの紹介、健康に関するお役立ち情報、季節に合わせたセルフケアのアドバイスなどを投稿することで、「ここなら安心して通えそう」と感じてもらえます。

ハッシュタグには地域名を含めると、近隣の方に見つけてもらいやすくなります。たとえば「#○○市整骨院」「#○○区骨盤矯正」といった形です。投稿頻度は週2〜3回を目安に、無理なく継続できるペースを見つけましょう。

LINE公式アカウントで通院のフォローアップとリピート促進を行う

整骨院のLINE活用は、予約の受付、休診日のお知らせ、クーポン配布、通院が途切れた方へのフォローアップなど多岐にわたります。LINE公式アカウントは整骨院のLINE予約にも活用でき、電話が苦手な方の来院ハードルを下げる効果があります。

友だちを増やすには、院内にQRコードを設置する、問診票にQRコードを印刷する、ホームページやInstagramからも登録を案内するといった方法が効果的です。

整骨院のSNS・広告で避けるべき表現

整骨院の広告には法的な規制があります。「必ず治る」「どこよりも効果がある」といった断定的な効果保証の表現は、柔道整復師法や景品表示法に抵触する可能性があります。

また、「地域No.1」のような根拠のない比較表現や、医師にしか認められていない診断行為を連想させる表現も避けましょう。事実に基づいた正確な情報発信を心がけることが大切です。

Web広告とポータルサイトで短期的に新患を獲得する方法

ホームページやSNSは効果が出るまでに時間がかかりますが、Web広告は比較的早く結果を出しやすい短期施策です。

リスティング広告で「今すぐ整骨院を探している人」に届ける

整骨院の新患集客の方法としてWeb広告とポータルサイトを使うことが効果的なことを書かれた記事

リスティング広告は、Google検索結果の上部に表示される有料広告です。「○○市 整骨院」「整骨院 腰痛」などのキーワードで検索している、まさに今整骨院を探している人に直接アプローチできます。

費用はクリック数に応じて発生する仕組みで、1日あたりの上限予算を自分で設定できます。少額からのスタートが可能なので、まずは小さく始めて効果を確認しながら調整するのがよいでしょう。

ただし、広告の運用にはキーワード選定やランディングページの最適化といった知識が必要なため、自分での管理が難しい場合は広告運用の専門家に相談するのもひとつの方法です。

整骨院のポータルサイトに登録して認知度を広げる

整骨院のポータルサイトとは、エキテンやEPARK、接骨ネットなど、複数の院の情報がまとめて掲載されているサービスのことです。ポータルサイトには「整骨院を探している」という明確な目的を持った方が訪れるため、来院につながりやすいメリットがあります

無料で掲載できるプランを用意しているサイトもありますので、まだ登録していない場合はまず無料プランから始めてみるとよいでしょう。

チラシ・看板・DMなど整骨院のオフライン集客術

Web集客が主流の今でも、リアルな集客には独自の強みがあります。特にインターネットをあまり使わない層へのアプローチにはオフライン施策が有効です。

整骨院のチラシの作り方と配布エリアの考え方

チラシのポスティングは、地域密着型の整骨院にとって根強い効果がある集客方法です。ポスティングチラシの反響率は一般的に0.01〜0.3%程度とされており、サービス業(エステ・クリニック・学習塾・フィットネスなど)では0.1〜0.3%程度が目安とされていま。

整骨院のチラシに載せるべき情報は、院の強み・特徴(何が得意な整骨院なのか)、施術者の顔写真と簡単な自己紹介、初回限定の特典、アクセスマップと連絡先、ホームページのQRコードなどです。

配布エリアは院を中心に半径500m〜1km程度が基本です。チラシのデザインから印刷までを外注する場合、A4片面カラーでデザイン費がおおよそ3万円前後から、印刷費が部数により別途かかるのが一般的な相場です。

無料のデザインツール(Canvaなど)を使って自作すれば、印刷費のみで済ませることも可能です。

看板・ブラックボードで通りがかりの人に院の存在を伝える

看板やウェルカムボード(ブラックボード)は、整骨院の外観を整えるうえでも重要な集客ツールです。自転車や車で通りがかる人にも読めるよう、大きな文字で院名と得意な施術内容を表示しましょう。

整骨院のブラックボードには、季節ごとの健康情報やキャンペーン情報を手書きで書くと、温かみのある印象を与えられます。内容を定期的に更新することで、「活気のある院」というイメージにもつながります。

DM・ハガキで休眠患者の再来院を促す

しばらく来院していない患者さんに対するDMやハガキは、コストパフォーマンスの良い集客方法です。すでに一度来院している方は新患より来院ハードルが低いため、再来院を促しやすい特徴があります。

DMには「その後お身体の調子はいかがですか?」といった気遣いの言葉とともに、季節に合わせた健康情報や再来院特典を添えるとよいでしょう。

口コミと紹介を自然に増やして新患獲得につなげるコツ

口コミや紹介は、最も信頼度が高い集客経路です。「知り合いが通っている院だから安心」という心理は非常に強く、紹介経由の新患はリピート率も高い傾向にあります。

紹介を依頼するタイミングと伝え方

紹介をお願いするベストなタイミングは、患者さんが症状の改善を実感しているときです。「お身体の調子がよくなってきましたね。もしお知り合いで同じようなお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひご紹介くださいね」と、施術後の自然な流れで伝えましょう。

紹介カードを作成して受付に置いておくのも効果的です。紹介した方とされた方の両方にちょっとした特典をつけると、紹介のきっかけが生まれやすくなります。ただし、過度な報酬は純粋な紹介ではなくなるため注意が必要です。

初診カウンセリングの質がリピート率と口コミを左右する

紹介が自然に生まれるためには、既存の患者さんの満足度を高めることが大前提です。施術の効果はもちろん大切ですが、それ以外のポイントも満足度に大きく影響します。

具体的には、丁寧な問診で患者さんの話をしっかり聴くこと、施術の内容と今後の通院頻度の目安をわかりやすく説明すること、院内の清潔感を保つこと、受付やスタッフの対応が明るく丁寧であること、次回来院の目安を具体的に伝えることなどが挙げられます。

とくに初診のカウンセリングは、患者さんが「この先生に任せれば大丈夫」と感じるかどうかを決める重要な場面です。ここに力を入れることで、リピート率はもちろん、自然な口コミや紹介にもつながっていきます。

整骨院の自費メニューと回数券で売上基盤を安定させる

保険診療だけに頼る経営モデルには限界が見えてきています。自費メニューの導入は、売上の安定化と他院との差別化の両方に効果のある施策です。

整骨院の自費メニューを設計する際の考え方

整骨院の自費メニューは、保険適用の施術だけでは対応しきれないニーズに応えるものです。骨盤矯正、姿勢矯正、猫背矯正、産後ケア、スポーツケア、ストレートネック改善などが代表的な例です。

整骨院の自費メニューの料金は、地域の相場やターゲット層を考慮しながら決めましょう。大切なのは、患者さんにとっての「価値」をしっかり伝えることです。なぜこの施術が必要なのか、どのような変化が期待できるのかを、押し売りにならないよう丁寧に説明することが重要です。

整骨院の回数券を導入して継続来院の仕組みを作る

整骨院の新患集客で回数券を導入し、継続的に整骨院へ通ってもらう仕組み作りについて解説された記事

整骨院の回数券は、患者さんにとってはお得に通える仕組みであり、院にとっては継続来院を確保できるメリットがあります。

回数券を提案する際に大切なのは、「なぜ1回で終わらせず、継続して通うことが大切なのか」を初診時のカウンセリングでしっかり伝えることです。痛みが取れた時点で通院を終了してしまう患者さんは多いですが、再発予防や体質改善のために継続的なケアが有効であることを丁寧に説明しましょう。

回数券の枚数や割引率は、患者さんが「お得だ」と感じつつ、院の経営にも無理がない範囲で設定することがポイントです。

物販を取り入れて施術以外の収益源を作る

整骨院の物販は、施術の効果をサポートするアイテムを患者さんに提供する取り組みです。サポーターやコルセット、セルフケア用品、健康関連商品などが一般的です。

施術中に「ご自宅でも○○を使ったケアを取り入れると効果が持続しやすいですよ」と自然な形で紹介すれば、患者さんにとっても役立つ情報提供になります。押し売りにならないよう、あくまで患者さんの身体の状態に合わせた提案を心がけましょう。

開業後でも差がつく!整骨院の差別化と選ばれるブランドづくり

競合が多い中で選ばれ続けるためには、「この院にしかない強み」を打ち出すことが欠かせません。開業後でも、差別化のポイントを見直すことで集客力は大きく変わります。

整骨院と整体の違い・整骨院と整形外科の違いを強みとして伝える

患者さんの中には、整骨院と整体の違いや、整骨院と整形外科の違いがよくわからないという方も多くいらっしゃいます。整骨院は柔道整復師という国家資格を持った施術者が在籍し、骨折・脱臼・捻挫・打撲などの外傷に対して保険適用の施術を行えるのが大きな特徴です。

この「国家資格保有」「保険適用が可能」という点は、整体院やリラクゼーションサロンにはない強みです。ホームページやチラシでこの違いをわかりやすく説明することで、安心感と信頼性をアピールできます。

地域密着型のブランドを確立してリピーターを増やす

大手チェーンにはない個人院の強みは、「地域に根ざした信頼関係」です。地元の学校やスポーツチームとの連携、地域イベントへの参加、近隣の整形外科との連携など、地域とのつながりを深めることで「この地域で信頼される整骨院」というポジションを確立できます。

また、「スポーツ障害に強い整骨院」「産後ケア専門」「交通事故の対応に力を入れている」など、特定の症状や患者層に特化したコンセプトを明確にすることも効果的です。コンセプトが明確であるほど、その分野で悩んでいる方に選ばれやすくなります。

開業後でも遅くない!整骨院の新患集客5つの実践ステップ

ここまでの内容を踏まえて、明日から取り組める具体的な5つのステップをまとめました。タイトルにもある通り、開業後であっても、これらのステップを順に実践すれば集客は改善できます。

ステップ1:自院の強みとターゲットを紙に書き出す

まずは「どんな患者さんに来てほしいか」と「自院の一番の強みは何か」を紙に書き出しましょう。「30〜40代女性で肩こりや腰痛に悩んでいる方」「スポーツをしている中高生とその保護者」など、具体的であるほど施策の方向性が定まります。

ステップ2:Googleビジネスプロフィールを最新の状態に整える

営業時間、施術内容、写真を最新にし、口コミへの返信も行いましょう。これは無料でできて、即効性のある施策です。開業直後から取り組むべきですが、まだ手をつけていない場合は今からでも遅くありません。

ステップ3:ホームページに料金・施術内容・予約方法を充実させる

患者さんが知りたい情報が過不足なく掲載されているか、スマホで見やすいか、予約方法はわかりやすいかをチェックしましょう。整骨院の選び方を調べている患者さんが安心できる情報を揃えることがポイントです。

ステップ4:ターゲットに合わせてSNSかチラシを始める

整骨院の新患集客の実践的な方法が書かれた記事

若い世代がターゲットならInstagramやLINE、高齢者がターゲットならチラシ・新聞折込が効果的です。完璧を目指す必要はありません。まずは小さく始めてみることが何より大切です。

ステップ5:「どこで当院を知りましたか?」と聞いて効果を測定する

集客施策を始めたら、必ず効果を確認しましょう。

新患の方に来院のきっかけを聞く、Googleビジネスプロフィールのインサイトを確認する、チラシの配布枚数と反響を記録するなど、数字で把握することが大切です。

効果が出ている施策は継続し、効果が薄いものは改善するか別の方法に切り替えましょう。

まとめ:整骨院の新患集客は「仕組みづくり」で着実に伸ばせる

整骨院の新患集客は、「正しい準備」と「地道な継続」があれば、開業直後でも、何年経った後からでも改善できます。この記事でお伝えした内容のポイントを振り返ると、次のようになります。

まず、ターゲットと自院の強みを明確にすること。ホームページを患者さん目線で整え、整骨院の料金や施術内容をわかりやすく掲載すること。Googleビジネスプロフィールを充実させ、口コミを増やしてMEO対策を行うこと。SNSやLINE公式アカウントで継続的に情報発信を行うこと。チラシや看板といったオフライン施策もターゲットに合わせて組み合わせること。初診カウンセリングの質を高め、口コミや紹介が自然に生まれる環境を作ること。自費メニューや回数券、物販で売上の安定化を図ること。そして、施策の効果を数字で確認しながら改善を続けることです。

すべてを一度にやる必要はありません。まずは「できることをひとつ」始めてみてください。その小さな一歩が、確実に院の未来を変えていきますよ。

あなたの整骨院が、地域の方々から「ここに通ってよかった」と言ってもらえる院になることを、心から応援しています。

※本記事は2026年2月時点の情報に基づいて執筆しています。法規制や各サービスの仕様は変更される場合がありますので、最新情報をご確認ください。

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