よもぎ蒸しサロンは儲かる?開業前に知るべき年収・費用・失敗しない経営のコツ

「よもぎ蒸しサロンを開業したいけれど、本当に儲かるの?」「開業資金はどのくらい必要?」「年収はどれくらい見込めるの?」──こうした疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
近年、温活やフェムケアへの関心が高まるなかで、よもぎ蒸しサロンは注目を集めています。資格不要・省スペース・低コストという参入のしやすさから、エステサロンや整体院の新メニューとして導入するケースも増えてきました。
しかし、「始めやすい=簡単に儲かる」というわけではありません。集客や経営の基本を押さえずに開業してしまい、思うように利益が出ないまま撤退するサロンも少なくないのが現実です。
この記事では、よもぎ蒸しサロンの開業を検討している方に向けて、リアルな年収の目安や必要な費用、開業資格の有無、失敗しないための経営のコツまでを徹底的に解説します。集客方法やリピーター獲得の具体策もお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそもよもぎ蒸しとは?サロン導入が注目される理由
よもぎ蒸しの基本的な仕組み
よもぎ蒸しとは、よもぎを中心とした薬草を煎じて発生させた蒸気を、専用の座椅子に座って下半身から浴びる韓国発祥の温熱セラピーです。専用のマント(ガウン)を着用し、マントの中に蒸気を閉じ込めて30分〜1時間ほどかけてじっくりと身体を温めます。
もともとは韓国で産後ケアとして行われていたものですが、現在では冷え性対策やデトックス、リラクゼーションを目的として、幅広い年代の方に利用されています。
よもぎ蒸しサロンの需要が高まっている背景
「温活」という言葉が広く浸透したことで、身体を内側から温めるケアへの関心が年々高まっています。Googleトレンドのデータを見ても、「よもぎ蒸し」の検索数はここ数年で右肩上がりに増加しています。
特に20代〜40代の女性を中心に、冷え性・生理痛・更年期の不調といった悩みに対して、自然な方法でケアしたいというニーズが拡大中です。こうした流れのなかで、よもぎ蒸しサロンは美容と健康の両面からアプローチできるメニューとして注目を集めています。
また、ホットペッパービューティーでは、東京都内だけで「よもぎ蒸し」のメニューを展開しているサロンが700店舗を超えるなど、市場の拡大を裏付けるデータも出ています(出典:サロンナレッジ)。
よもぎ蒸しサロンは本当に儲かる?利益が出やすい5つの構造的メリット
よもぎ蒸しサロンが儲かると言われるのには、明確な理由があります。ここでは代表的な5つのポイントを紹介します。
理由①:開業に資格が必要ない

よもぎ蒸しサロンの開業には、国家資格や特別な免許は必要ありません。エステティシャンのような手技を求められることもないため、未経験の方でも始めやすいのが大きな特徴です。
ただし、お客様に安心して施術を受けていただくためには、よもぎ蒸しの効果や注意点に関する基礎知識、接客・カウンセリングのスキルは欠かせません。民間の講座やセミナーを活用して知識を身につけておくと、信頼感のあるサロン運営につながります。
理由②:初期費用が低く、利益率が高い
よもぎ蒸しサロンは、他の美容サロンと比べて開業にかかる初期費用が抑えられます。高額なエステ機器を導入する必要がなく、よもぎ蒸しセット一式があればスタートできるためです。
1回の施術にかかる原価(座浴剤・光熱費など)は300〜1,000円程度とされており、施術料金が3,000〜6,000円の場合、売上総利益率はおよそ70〜90%と非常に高水準です(出典:セルフキュア)。
この利益率の高さが、よもぎ蒸しサロンが「儲かる」と言われる最大の理由のひとつです。
理由③:省スペースで開業できる
よもぎ蒸しは、専用の座椅子を置けるスペースがあれば施術が可能です。目安としては半畳〜2畳程度のスペースがあれば十分なので、自宅の一室でも開業できます。
店舗を借りる場合と比べて物件取得費や内装費を大幅に抑えられるため、よもぎ蒸しの自宅サロンはリスクの少ない開業スタイルとして人気があります。
理由④:施術中の時間を有効活用できる
よもぎ蒸しは、お客様に座椅子に座っていただいた後、オーナーが付きっきりで施術を行う必要がありません。もちろん温度調節やお声がけは必要ですが、施術中の時間を事務作業や別のお客様の準備にあてることができます。
複数の座椅子を設置すれば、時間差で複数のお客様に対応できるため、一人でも効率よくサロンを運営できるのが魅力です。
理由⑤:他店との差別化メニューになる
エステサロンや整体院にとって、よもぎ蒸しは既存メニューとの相乗効果が期待できるメニューです。フェイシャルやボディケアの前後によもぎ蒸しを組み合わせることで、客単価のアップにもつながります。
まだよもぎ蒸しを導入していないサロンが多い地域であれば、競合との差別化を図る強力な武器になるでしょう。
よもぎ蒸しサロンの年収はどれくらい?リアルな収益シミュレーション
よもぎ蒸しサロンオーナーの一般的な年収目安
よもぎ蒸しサロンの年収は、運営形態や稼働日数、客数によって大きく変動します。あるフランチャイズ情報サイトの分析によると、年収300万〜600万円程度を実現しているオーナーが多く、物販や追加メニューの売上も加われば、年収1,000万円以上を目指すことも可能とされています(出典:Next Business)。
また、よもぎ蒸し専門メディア「セルフキュア」でも、サロンオーナーの年収目安は200万〜1,000万円と幅広いとされています(出典:セルフキュア)。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、女性の30〜40代の平均給与は300万円前後です。サロン経営が軌道に乗れば、この平均を超えられる可能性は十分にあります。
自宅サロンの収益シミュレーション(固定費最小モデル)

自宅でよもぎ蒸しサロンを開業した場合の、シンプルな収益シミュレーションを見てみましょう。
【前提条件】
・施術料金:1回4,000円
・1日の施術数:3名
・月の営業日数:22日
・1回あたりの原価:約500円
・月間固定費(光熱費・消耗品など):約2万円
【月間売上】
4,000円 × 3名 × 22日 = 264,000円
【月間経費】
原価:500円 × 66名 = 33,000円
固定費:20,000円
合計:約53,000円
【月間利益】
264,000円 − 53,000円 = 約211,000円
【年間利益(概算)】
211,000円 × 12ヶ月 = 約253万円
自宅サロンであれば家賃がかからないため、利益を出しやすいモデルになります。1日あたりの施術数を増やしたり、客単価を上げたりすることで、さらに収益を伸ばすことが可能です。
小規模店舗の収益シミュレーション(家賃5万円モデル)
賃貸物件でよもぎ蒸しサロンを運営する場合のシミュレーションです。
【前提条件】
・施術料金:1回4,500円
・1日の施術数:4名
・月の営業日数:22日
・1回あたりの原価:約500円
・月間固定費(家賃5万円+光熱費・通信費等3万円):約8万円
【月間売上】
4,500円 × 4名 × 22日 = 396,000円
【月間経費】
原価:500円 × 88名 = 44,000円
固定費:80,000円
合計:約124,000円
【月間利益】
396,000円 − 124,000円 = 約272,000円
【年間利益(概算)】
272,000円 × 12ヶ月 = 約326万円
家賃が発生するぶん固定費は上がりますが、立地の良さを活かして集客を増やせれば、自宅サロンを上回る収益も見込めます。
よもぎ蒸しサロンの開業費用はいくら?備品・値段の内訳を解説
開業スタイル別の初期費用の目安
よもぎ蒸しサロンの開業費用は、開業スタイルによって大きく異なります。目安は以下のとおりです。
・自宅サロン:約5万〜30万円
よもぎ蒸しセット一式と周辺備品があればスタートできます。内装にこだわる場合は費用が上がりますが、最もリスクの少ない開業方法です。
・賃貸マンション・レンタルスペース:約50万〜100万円
物件取得費(敷金・礼金)や内装費用が加わります。
・店舗型:約100万〜300万円
テナント取得費・内装工事費・看板費用なども必要になり、初期投資はもっとも大きくなります。
よもぎ蒸しサロン用に揃えるべき備品と値段の目安

最低限必要な備品と、あると便利なものをまとめました。
【必須の備品】
・よもぎ蒸し専用座椅子(黄土製・木製・プラスチック製の3種類がある)
・よもぎ蒸し用鍋(電気コンロ付きが一般的)
・座浴剤(よもぎブレンドの薬草パック)
・専用マント(ガウン)
・座布団、敷きパッド
【あると便利な備品】
・タオル類
・着替え用のかご、荷物入れ
・ワゴン・棚(タオルや飲料の置き場)
・雑誌やリラックスアイテム
・給水用のお茶やお水
・予約管理用のタブレットまたはPC
よもぎ蒸しセットは、メーカーによって3万円〜37万円程度と価格帯に幅があります。黄土製の座椅子は遠赤外線効果が高いとされ、差別化ポイントにもなりますが、木製やプラスチック製に比べて高価です。予算とサロンのコンセプトに合わせて選びましょう。
よもぎ蒸しサロン用のランニングコスト
毎月かかるランニングコストも把握しておくことが大切です。
・座浴剤:1回あたり約300〜500円(仕入れ先やブレンドにより変動)
・光熱費:月額5,000〜15,000円程度(電気コンロの使用量による)
・マント・タオルの洗濯費用:月額数千円程度
・消耗品(使い捨てシート、スリッパなど):月額数千円程度
・家賃(店舗型の場合):5万〜20万円
自宅サロンの場合は家賃が不要なため、月のランニングコストを2〜3万円程度に抑えることも十分可能です。
よもぎ蒸しサロンの開業に必要な資格・届出・法律知識
よもぎ蒸しサロンの開業資格は不要?
先ほども触れたとおり、よもぎ蒸しサロンの開業に国家資格は必要ありません。美容師免許やエステティシャンの資格がなくても、誰でもスタートできます。
ただし、お客様に適切なアドバイスを行うためには、よもぎ蒸しの効果・注意点・アレルギーに関する知識を身につけておく必要があります。民間のよもぎ蒸し関連資格を取得しておくと、お客様への信頼感にもつながるでしょう。
開業届と青色申告承認申請書の提出
個人事業主としてよもぎ蒸しサロンを開業する場合、以下の届出が必要です。
・個人事業の開業・廃業等届出書
事業開始から1ヶ月以内に、最寄りの税務署へ提出します。
・青色申告承認申請書
開業から2ヶ月以内(開業日が1月1日〜1月15日の場合は3月15日まで)に提出します。青色申告を行うことで、最大65万円の所得控除を受けることができます。
公衆浴場法への対応──保健所への確認は必須
よもぎ蒸しサロンの開業で見落としがちなのが、公衆浴場法への対応です。
公衆浴場法では、「温湯、潮湯又は温泉その他を使用して、公衆を入浴させる施設」を営業する場合、都道府県知事の許可が必要とされています。
よもぎ蒸しがこの「公衆浴場」に該当するかどうかは、自治体ごとに見解が異なります。たとえば、岩手県や長崎県の一部地域では「よもぎ蒸しは公衆浴場に該当する」として営業許可を求めるケースがある一方、「マントの中で温まるだけなので公衆浴場には該当しない」と判断する自治体もあります。
開業前には必ず、サロン所在地を管轄する保健所に問い合わせて確認してください。法律違反になると営業停止や罰則の対象となる可能性がありますので、「知らなかった」では済まされません。
広告・宣伝時に注意すべき法律
よもぎ蒸しサロンの宣伝では、以下の法律に注意が必要です。
・薬機法(旧薬事法)
よもぎ蒸しは医療行為ではないため、「○○が治る」「○○に効く」といった医療効果を断定する表現は使えません。
・景品表示法
合理的な根拠がないにもかかわらず、「驚きの効果」「確実に痩せる」などの誇大広告を出すことは禁止されています。
OK例:「身体がポカポカ温まるとご好評いただいています」「リラックスタイムとしてお楽しみいただけます」
NG例:「不妊が改善する」「がん予防になる」「確実にデトックスできる」
お客様の信頼を守り、長く愛されるサロンを運営するためにも、正確で誠実な表現を心がけましょう。
よもぎ蒸しサロン開業でよくある失敗パターン5つと回避策
失敗①:集客不足で売上が立たない
よもぎ蒸しサロンの失敗原因としてもっとも多いのが、集客不足です。「開業すればお客様が来てくれるだろう」と考えて、集客対策をしないまま開業してしまうケースが典型的です。
回避策:開業の1〜2ヶ月前から、SNSやGoogleビジネスプロフィールを活用して事前の情報発信を始めましょう。ターゲット層に合った集客チャネルを選定し、開業時にはすでに認知されている状態を目指すのが理想です。
失敗②:むやみな値下げで利益が残らない
集客がうまくいかないと、つい料金を下げてしまいがちです。しかし、値下げだけで集客しようとすると、利益が出にくくなるだけでなく、「安さだけが売り」のサロンになってしまいます。
よもぎ蒸しの料金相場は1回3,000〜4,000円程度です。価格で勝負するのではなく、カウンセリングの丁寧さ、空間づくり、アフターフォローなどの付加価値で選ばれるサロンを目指しましょう。
失敗③:リピーターがつかない
新規のお客様が来ても、リピートにつながらなければ安定した売上は見込めません。施術後のフォロー不足や、お客様との信頼関係が築けていないことが主な原因です。
回避策:施術後のアドバイスやLINEでのフォローメッセージ、回数券や次回予約特典の導入など、「また来たい」と思っていただける仕組みを最初から設計しておくことが大切です。
失敗④:差別化できず埋もれてしまう
よもぎ蒸しは参入障壁が低いため、同じようなサロンが近隣に増えやすい傾向があります。「よもぎ蒸しができます」というだけでは、他店との違いが伝わりにくく、お客様に選ばれる理由が弱くなります。
回避策:ターゲットの絞り込みとブランディングを徹底しましょう。たとえば「妊活サポート専門」「冷え性改善に特化」「黄土よもぎ蒸し専門」など、明確なコンセプトを打ち出すことで、他店との差別化が図れます。
失敗⑤:法律知識の不足でトラブルになる
公衆浴場法の確認を怠ったり、広告で医療効果をうたってしまったりすると、行政指導や罰則の対象になる可能性があります。
回避策:開業前に保健所への確認を済ませ、広告表現については薬機法・景品表示法のガイドラインを必ず確認してください。不安な場合は、美容業界に詳しい行政書士や弁護士への相談も検討しましょう。
よもぎ蒸しサロンで儲かるための経営のコツ8選
コツ①:ターゲットを絞り、サロンのコンセプトを言語化する
サロン経営で最初に取り組むべきは、ターゲットの明確化です。「誰のためのサロンなのか」がぼんやりしていると、メニュー設計も集客メッセージもぶれてしまいます。
よもぎ蒸しサロンの主なターゲット層としては、以下のような方が挙げられます。
・冷え性や生理痛に悩む20〜40代の女性
・妊活中の方
・更年期の不調を感じている方
・温活・デトックスに興味がある健康志向の方
・リラクゼーション目的の方
ターゲットが決まったら、その方に響くコンセプトやメニューを設計しましょう。
コツ②:サロンの内装で「特別な空間」を演出する
よもぎ蒸しサロンにとって、内装や雰囲気づくりは非常に重要です。お客様はリラックスを求めて来店されるため、清潔感があり、居心地の良い空間であることが大前提になります。
照明の明るさ、アロマの香り、BGM、観葉植物などを上手に取り入れて、「ここに来るだけで癒される」と感じてもらえる空間をつくりましょう。よもぎ蒸しサロンの内装にこだわることは、お客様の満足度とリピート率に直結します。
コツ③:カウンセリングで「この先生に任せたい」と思ってもらう

施術前のカウンセリングは、お客様との信頼関係を築く最重要ポイントです。お客様の体調や悩み、来店の目的を丁寧にヒアリングし、お一人おひとりに合ったアドバイスを提供しましょう。
「きちんと自分のことを理解してくれている」と感じていただけると、リピート率は格段に上がります。単なる施術の提供者ではなく、「私の身体のことを相談できる存在」になることを目指してください。
コツ④:リピーターを増やす仕組みをつくる
サロン経営で利益を安定させるには、リピーターの存在が欠かせません。リピート率を高めるための具体的な仕組みをいくつかご紹介します。
・回数券や定期コースの導入
「5回分の料金で6回施術を受けられる」などの回数券は、継続利用のきっかけになります。
・次回予約特典
施術当日に次回の予約を入れていただくと割引になる仕組みも効果的です。
・LINE公式アカウントの活用
施術後のお礼メッセージ、体調に合わせたセルフケアのアドバイス、キャンペーン情報の配信など、お客様との接点を継続的に持つことができます。
よもぎ蒸しは「週1〜2回の施術が理想的」と言われているため、継続利用のメリットをお伝えしやすいメニューでもあります。
コツ⑤:客単価を上げるメニュー設計を工夫する
よもぎ蒸し単体の施術料金は3,000〜6,000円が相場ですが、他のメニューと組み合わせることで客単価を高めることができます。
・よもぎ蒸し+ヘッドスパ
・よもぎ蒸し+フェイシャルケア
・よもぎ蒸し+リンパマッサージ
こうしたセットメニューを用意することで、お客様にとっては「お得にトータルケアできる」、サロン側にとっては「客単価アップ」と双方にメリットのある提案が可能です。
また、よもぎ関連の物販(よもぎ入浴剤、よもぎ茶、ホームケア用品など)もプラスαの収益源になります。
コツ⑥:新規集客チャネルを複数持つ
サロンの集客は、ひとつの方法に依存するのではなく、複数のチャネルを組み合わせることが重要です。
・Googleビジネスプロフィール
「よもぎ蒸しサロン+地域名」で検索したときに表示されるGoogleマップの情報です。写真・営業時間・口コミをしっかり掲載しましょう。地域密着型のサロンにとっては、もっとも費用対効果の高い集客手段のひとつです。
・Instagram
サロンの雰囲気やお客様の声(許可を得たもの)、施術の流れなどを発信しましょう。ビジュアルが重要なサロンビジネスとInstagramは相性抜群です。
・ポータルサイト(ホットペッパービューティーなど)
初期集客には有効ですが、掲載料がかかるため、費用対効果を検討したうえで活用しましょう。
・地域情報誌・チラシ
地域密着型のサロンには、エリアを絞ったチラシ配布や地域情報誌への掲載も効果的です。
・ブログ・SEO対策
「よもぎ蒸し サロン ○○(地域名)」などのキーワードでブログ記事を書くことで、検索経由での集客が見込めます。
コツ⑦:口コミを増やす仕組みをつくる
サロンの新規集客において、口コミの影響力はとても大きいです。実際にお客様から「知り合いに紹介されて来ました」という声は多く、信頼のある紹介による来店はリピート率も高い傾向にあります。
口コミを自然に増やすためには、以下のような取り組みが効果的です。
・Googleビジネスプロフィールへの口コミ依頼
施術後に「よろしければ感想をGoogleに投稿していただけると嬉しいです」とお伝えするだけでも、口コミ数は着実に増えていきます。口コミが増えると検索結果での表示順位にもプラスの影響があります。
・紹介特典の導入
「お友達をご紹介いただいたお客様には、次回施術○○円引き」などの紹介プログラムを設けると、既存のお客様が自然と新規のお客様を連れてきてくれます。
・SNSでのシェア促進
サロン内にフォトスポットを設けたり、施術後にハーブティーを出したりして、「思わず写真を撮ってSNSに投稿したくなる」ような体験を演出するのも効果的です。
口コミは一朝一夕で増えるものではありませんが、一人ひとりのお客様に丁寧に向き合うことで、自然と広がっていきます。
コツ⑧:衛生管理を徹底してお客様の信頼を守る
よもぎ蒸しの施術中は、お客様が裸になるため、衛生面への配慮はサロンの信頼に直結します。
・座椅子やマントは毎回洗浄・消毒する
・使い捨ての敷きシートを活用する
・換気を十分に行う
・手指消毒やタオルの交換を徹底する
衛生管理が行き届いていると、お客様に安心感を与え、口コミ評価の向上にもつながります。逆に、衛生面に不安があると、二度と来店してもらえない原因になりかねません。
よもぎ蒸しサロンの開業までの流れ──6つのステップ
ステップ①:よもぎ蒸しの知識を学ぶ・体験する
まずは自分自身がよもぎ蒸しを体験し、効果や流れ、お客様目線で感じることを把握しましょう。セミナーや講座に参加して、基礎知識を体系的に学ぶこともおすすめです。
ステップ②:コンセプト設計とブランドの方向性を決める
「どんなお客様に来てほしいのか」「サロンの強みは何か」を明確にします。ターゲットとコンセプトが決まると、メニュー設計・価格設定・内装・集客方法の方向性が定まります。
ステップ③:事業計画を立てる(収支シミュレーション)
初期費用、毎月の固定費、売上目標、損益分岐点を具体的な数字で試算します。開業後に「思ったより費用がかかった」と慌てないためにも、事前のシミュレーションは必須です。
ステップ④:物件・備品・設備を準備する
開業スタイル(自宅・賃貸・店舗)を決定し、必要な備品を揃えます。よもぎ蒸しセット、内装、家具類のほか、予約管理システムや決済端末なども忘れずに準備しましょう。保健所への確認も、このタイミングで行います。
ステップ⑤:集客・求人の仕組みを整える
Googleビジネスプロフィールの登録、Instagram・LINE公式アカウントの開設、チラシの準備など、集客に必要なツールを開業前に整えます。将来的にスタッフを雇う場合は、よもぎ蒸しサロンの求人情報の出し方も検討しておくとスムーズです。プレオープンとして知人やモニターに施術を体験してもらい、口コミやフィードバックを集めるのも効果的です。
ステップ⑥:開業届の提出とグランドオープン
税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出し、いよいよオープンです。開業直後はなかなか予約が埋まらないこともありますが、地道な情報発信と丁寧な接客を積み重ねることで、少しずつお客様が増えていきます。
よもぎ蒸しサロンの選び方──お客様目線で考える差別化ポイント
よもぎ蒸しサロンを経営する側として、「お客様がサロンを選ぶとき、何を基準にしているのか」を理解しておくことは非常に大切です。お客様目線を知ることで、自分のサロンに足りない要素が見えてきます。
座椅子の素材で差をつける──黄土製の魅力
よもぎ蒸し専用の座椅子には、主に黄土製・木製・プラスチック製の3種類があります。
コストを抑えたい場合は木製やプラスチック製を選びがちですが、黄土製の座椅子は温めると遠赤外線が放出されるため、身体を芯から温めやすいという特徴があります。
黄土よもぎ蒸しを導入しているサロンはまだ少数派のため、「黄土よもぎ蒸し専門サロン」と打ち出すだけでも、他店との差別化につながるでしょう。
料金設定と施術の流れを明確に

よもぎ蒸しサロンの料金は1回3,000〜6,000円が相場です。しかし、お客様にとっては「料金に何が含まれているのか」「施術の流れはどうなっているのか」が分かりにくいと、予約をためらう原因になります。
ホームページやSNSには、料金・施術時間・持ち物・当日の流れなどをわかりやすく記載しましょう。「初めての方へ」といった専用ページを設けるのも効果的です。
よもぎ蒸しサロンに通う頻度の目安を伝える
お客様の多くは「どのくらいの頻度で通えばいいの?」と疑問に感じています。よもぎ蒸しは週に1〜2回の施術が理想的とされており、お客様の体調や目的に合わせた通い方を提案できると、信頼感が高まります。
「まずは週1回を1ヶ月続けてみて、様子を見ながら調整しましょう」といったアドバイスは、お客様にとって安心材料になります。こうしたきめ細かな提案ができるサロンは、自然とリピーターが増えていきます。
よもぎ蒸しサロンにフランチャイズで開業する方法もある
フランチャイズ加盟で開業する場合の利点と注意点
よもぎ蒸しサロンには、フランチャイズ(FC)に加盟して開業するという選択肢もあります。
メリット:
・ブランドの知名度を活かせる
・開業ノウハウやマニュアルが提供される
・集客サポートを受けられる場合がある
・求人の際にもブランド力が活きるため、スタッフを採用しやすい
デメリット:
・加盟金・ロイヤリティが発生する
・メニューや価格設定に制限がある場合がある
・自由度が制限されるケースがある
独立開業とフランチャイズ、どちらを選ぶべき?
フランチャイズは「経営が初めてで不安」「ゼロからの集客に自信がない」という方にはハードルを下げてくれる仕組みです。一方で、「自分のこだわりを反映したサロンを作りたい」「ランニングコストを最小限にしたい」という方には、独立開業のほうが向いています。
どちらが正解ということはありませんので、ご自身の資金状況、経験値、目標に合わせて選んでみてください。
まとめ:よもぎ蒸しサロンは「正しい準備」で儲かるビジネスになる
よもぎ蒸しサロンは、低コストで開業でき、利益率が高く、省スペースで運営できるという大きな魅力を持ったビジネスです。温活やフェムケアの需要拡大を背景に、市場は今後も伸びていく可能性が高いでしょう。
ただし、「始めやすい=儲かる」とは限りません。儲かるサロンにするためには、次のポイントが重要です。
・ターゲットとコンセプトを明確にする
・開業前にリアルな収支シミュレーションを行う
・集客チャネルを複数持ち、開業前から情報発信を始める
・リピーターを増やす仕組みを設計する
・法律やルールを守り、誠実な運営を続ける
この記事でお伝えした内容を参考に、ぜひ「儲かるよもぎ蒸しサロン」の実現に向けた一歩を踏み出してみてください。開業準備に不安がある方は、まずは事業計画の作成と収支シミュレーションから始めてみてはいかがでしょうか。
あなたのサロン経営がうまくいくことを応援しています。

