美容室の集客アイデア15選。2026年に効果的な方法とは?

「お客様が思うように増えない」「予約が埋まらない日が続いている」「リピーターがなかなか定着しない」——そんな悩みを抱えていませんか?
美容室の経営者やサロンオーナーの多くが、集客に頭を悩ませています。厚生労働省の統計によると、全国の美容室は27万軒を超え、コンビニの約5倍もの数が存在しています。競争が激しい中で生き残るためには、効果的な集客方法を知り、実践することが欠かせません。
この記事では、2026年に効果的な美容室の集客アイデアを15選にまとめてご紹介します。オンライン・オフラインの両方から、新規顧客の獲得からリピーター育成まで、明日からすぐに実践できる具体的な方法をお伝えします。集客のプロではなくても大丈夫です。初めての方にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
美容室の集客のために戦略立案が重要な理由
美容室の集客を成功させるためには、まず「戦略」を持つことが大切です。「とりあえずSNSを始めてみよう」「クーポンを出せばお客様が来るはず」と場当たり的に行動しても、なかなか成果につながりません。ここでは、なぜ戦略立案が必要なのかを解説します。
競合との差別化が成功の鍵
美容室は全国に27万軒以上あり、都市部では1km圏内に数十軒が密集していることも珍しくありません。これだけ多くのサロンがある中で、お客様に「このお店に行きたい」と思ってもらうには、他店との差別化が不可欠です。
差別化のポイントは、自店の強みを明確にすることです。たとえば「カラーが得意」「メンズカットに自信がある」「髪質改善の専門店」など、何かひとつでも「これならうちが一番」と言える強みを見つけましょう。その強みを軸に集客戦略を組み立てることで、同じようなサロンの中から選ばれる存在になれます。
差別化を考える際には、以下の視点で自店を見つめ直してみてください。
技術面での差別化
・特定のカット技法(ショートカット、レイヤーカット、メンズカットなど)
・カラーリングの専門性(ハイトーン、白髪染め、オーガニックカラーなど)
・髪質改善やトリートメントの充実
・着付けやヘアセットの対応
サービス面での差別化
・キッズスペース完備で子連れ歓迎
・個室やプライベート空間の提供
・早朝・深夜営業で忙しい方にも対応
・予約なしでも対応できる体制
価格帯での差別化
・高価格帯でラグジュアリーなサービス提供
・リーズナブルな価格で通いやすさを重視
・セットメニューでお得感を演出
自店の強みが見つかったら、それを一言で表現できる「コンセプト」にまとめましょう。「髪質改善に特化した、あなたの髪のお医者さん」「忙しい女性のための時短ビューティーサロン」のように、ターゲットと強みが伝わるコンセプトを作ることで、集客の軸が定まります。
目標設定と施策の効果測定
集客施策を行う際には、具体的な目標を設定することが重要です。「新規顧客を増やしたい」ではなく、「3か月後に新規顧客を月10名増やす」のように、数値と期限を決めましょう。
目標を設定したら、施策の効果を測定することも忘れずに。たとえば「チラシを1,000枚配ったら何人の来店があったか」「インスタグラムの投稿を見て予約した人は何人か」など、どの施策がどれだけの成果を生んでいるかを把握します。効果が低い施策は見直し、効果が高い施策に力を入れることで、限られた時間と予算を有効に使えます。
顧客層に合った施策選定

集客施策は、ターゲットとなるお客様によって効果が大きく異なります。10代〜20代の若い世代にはInstagramやTikTokが効果的ですが、40代以上の方には地域のフリーペーパーやGoogleマップ検索からの集客が向いているかもしれません。
まずは「自分のサロンに来てほしいお客様はどんな人か」を明確にしましょう。年齢、性別、職業、ライフスタイル、髪の悩みなどを具体的にイメージすることで、どの集客方法が最適かが見えてきます。
美容室の集客を成功させる5つのポイント
集客を成功させるために押さえておきたい基本的なポイントを5つご紹介します。これらを意識しながら施策を進めることで、集客効果を高めることができます。
ポイント1.オンラインでの認知拡大
現代の集客において、オンラインでの存在感は欠かせません。お客様の多くは、美容室を探すときにまずスマートフォンで検索します。「地域名+美容室」で検索したときに自分のサロンが表示されるか、SNSで魅力的な情報を発信できているかが、新規顧客獲得の第一歩となります。
Googleビジネスプロフィール、Instagram、自社ホームページなど、複数のオンラインチャネルを活用して、サロンの存在を知ってもらう機会を増やしましょう。
ポイント2.新規顧客向け特典やキャンペーンの実施
初めてのお客様は、「本当にいいサロンかな」「失敗したらどうしよう」という不安を抱えています。その心理的なハードルを下げるのが、初回限定特典やキャンペーンです。
「初回カット20%オフ」「ご新規様限定トリートメントプレゼント」などの特典を用意することで、「試しに行ってみようかな」という気持ちを後押しできます。ただし、安売りに頼りすぎると利益を圧迫するため、バランスを考えて設定しましょう。
ポイント3.リピーター向け特典や会員制度の導入
新規顧客を獲得することも大切ですが、経営を安定させるためにはリピーターの存在が不可欠です。一般的に、新規顧客を獲得するコストは、既存顧客を維持するコストの5倍かかると言われています。
ポイントカード、会員制度、次回予約特典など、「また来たい」と思ってもらえる仕組みを整えましょう。お客様との関係性を深め、長く通っていただける環境を作ることが、安定した経営につながります。
ポイント4.口コミの活用
口コミは最も信頼される集客方法のひとつです。友人や家族からの紹介、Googleマップの口コミ、SNSでの投稿など、第三者からの評価は新規顧客の来店を大きく後押しします。
良い口コミを増やすためには、まず施術やサービスの質を高めることが基本です。そのうえで、「口コミを書いていただけると嬉しいです」とお願いしたり、紹介特典を設けたりすることで、口コミが広がりやすい環境を作れます。
ポイント5.SNSでの情報発信
Instagram、TikTok、LINE公式アカウントなど、SNSは美容室の集客に欠かせないツールとなっています。ビフォーアフターの写真や動画、スタイリング提案、サロンの雰囲気など、視覚的に魅力を伝えやすいコンテンツが効果的です。
定期的に投稿を続けることで、フォロワーとの関係性が深まり、「このサロンに行ってみたい」という気持ちを育てることができます。
オンラインでの美容室の集客方法
ここからは、具体的な集客方法をご紹介していきます。まずは、オンラインでの集客方法から見ていきましょう。
SNSマーケティングで認知を広げる

SNSは、費用をかけずに多くの人にサロンの魅力を伝えられる強力なツールです。美容室と相性が良いSNSとその活用法をご紹介します。
Instagram
美容室との相性が最も良いSNSと言えます。施術のビフォーアフター写真、スタイリング提案、サロンの内装など、視覚的なコンテンツで魅力を伝えられます。ハッシュタグを活用して「#〇〇市美容室」「#髪質改善」など、検索されやすいワードを入れましょう。リール動画やストーリーズも積極的に活用すると、より多くの人の目に触れる機会が増えます。
Instagramを効果的に運用するポイントは以下の通りです。
・統一感のあるフィードを意識する(色味やトーンを揃える)
・施術写真は自然光で明るく撮影する
・ビフォーアフターは同じ角度で撮影して比較しやすくする
・キャプションには施術内容やこだわりポイントを記載
・ストーリーズでサロンの日常や裏側を見せる
・リール動画で施術の様子やスタイリング方法を紹介
・投稿の頻度は最低でも週2〜3回を目安に
TikTok
若い世代をターゲットにするなら、TikTokも効果的です。短い動画でインパクトを与えられるため、ヘアアレンジのコツやビフォーアフターの変身動画などが人気を集めています。音楽やトレンドの動きを取り入れた動画は拡散されやすく、フォロワー以外にも多くリーチできるのが特徴です。
LINE公式アカウント
既存のお客様とのコミュニケーションツールとして優れています。予約のリマインド、キャンペーン情報の配信、クーポンの送付など、リピート率を高めるための施策に活用できます。
LINE公式アカウントの活用例として、以下のような運用が効果的です。
・友だち追加特典を用意して登録を促す
・月1〜2回のペースで情報を配信する
・来店後のお礼メッセージを送る
・誕生日クーポンを自動配信する設定にする
・ショップカード機能でポイントを貯められるようにする
X(旧Twitter)
リアルタイムの情報発信に向いています。「本日空きあり」「キャンセル出ました」などの情報を即座に発信できます。また、地域のイベント情報や季節の話題など、親しみやすい投稿でファンを増やすこともできます。
Facebook
30代以上の層や、ビジネスパーソンにリーチしやすいSNSです。サロンの基本情報を掲載したり、ブログのような長めの投稿で専門知識を発信したりするのに向いています。地域のコミュニティグループに参加して認知を広げることもできます。
MEO対策でGoogleマップ検索を攻略
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップで上位表示されるための対策のことです。「地域名+美容室」で検索したとき、マップ上位に表示されるかどうかは、新規顧客獲得に大きく影響します。
2026年現在、多くのお客様は美容室を探す際に「〇〇市 美容室」「〇〇駅 髪質改善」などのキーワードでGoogle検索を行います。検索結果の上部にはGoogleマップが表示され、近くのサロンが一覧で出てきます。このマップ検索で上位表示されることで、多くの見込み客にサロンを知ってもらえます。
Googleビジネスプロフィールに登録し、以下の情報を充実させましょう。
・正確な店舗情報(住所、電話番号、営業時間)
・魅力的な店舗写真、施術写真
・メニューと料金
・定期的な投稿(お知らせ、キャンペーン情報など)
・口コミへの返信
特に口コミの数と評価は重要です。来店されたお客様に「よろしければ口コミをお願いします」とお伝えし、口コミを増やす努力をしましょう。また、いただいた口コミには必ず返信することで、丁寧なサロンという印象を与えられます。
口コミを増やすためのコツ
口コミをお願いする際は、押し付けがましくならないよう自然な形でお伝えすることが大切です。施術後の会計時に「もしよろしければ、Googleの口コミを書いていただけると嬉しいです」と一言添える程度で十分です。また、口コミを書いてくださった方への小さな特典(次回使えるトリートメントサービスなど)を用意すると、口コミが増えやすくなります。
口コミへの返信のポイント
いただいた口コミには、できるだけ早く返信しましょう。良い口コミには感謝の気持ちを伝え、具体的な施術内容に触れながら「またのご来店をお待ちしています」と締めくくります。万が一、厳しい内容の口コミをいただいた場合も、感情的にならず、お詫びと改善への姿勢を示す返信を心がけましょう。他のお客様も口コミと返信を見ていますので、丁寧な対応が信頼につながります。
投稿機能の活用
Googleビジネスプロフィールには「投稿」機能があり、キャンペーン情報や最新のお知らせを発信できます。週に1回程度の投稿を続けることで、プロフィールの活性度が高まり、検索結果での表示順位にも良い影響を与えます。季節のキャンペーン、新メニューの紹介、スタッフ紹介など、定期的に情報を更新しましょう。
オンライン予約システムの導入
「電話予約のみ」のサロンは、お客様の利便性という点で不利な状況にあります。多くのお客様は、仕事中や移動中など、電話ができない時間帯に美容室を探しています。24時間いつでも予約できるオンライン予約システムの導入は、予約の取りこぼしを防ぐために効果的です。
ホットペッパービューティーなどのポータルサイトへの掲載、自社ホームページへの予約フォーム設置、LINE公式アカウントでの予約受付など、お客様が予約しやすい環境を整えましょう。
自社ホームページで信頼性を高める
ポータルサイトやSNSだけでなく、自社ホームページを持つことで、サロンの信頼性が高まります。ホームページでは、サロンのコンセプト、スタッフ紹介、メニュー・料金、アクセス情報など、詳しい情報を掲載できます。
「このサロンはどんな雰囲気かな」「どんなスタッフがいるのかな」と調べているお客様に対して、ホームページがあることで安心感を与えられます。ブログ機能を活用して、ヘアケアの豆知識やスタイリング情報を発信すれば、SEO対策にもなり、検索からの流入も期待できます。
ホームページに掲載すべき情報
・サロンのコンセプトや想い
・メニューと料金(わかりやすく一覧にする)
・スタッフ紹介(写真、経歴、得意な施術、趣味など人柄が伝わる内容)
・店内の雰囲気がわかる写真
・施術事例(ビフォーアフター写真)
・アクセス情報(地図、駐車場の有無、最寄り駅からの道順)
・営業時間と定休日
・予約方法(電話番号、予約フォーム、LINE等)
・お客様の声(口コミ、感想)
ブログ・コラムで集客力を高める
ホームページにブログ機能を設けて、定期的に記事を更新することもおすすめです。「前髪セルフカットのコツ」「梅雨時期のヘアケア方法」「似合う髪色の選び方」など、お客様が知りたい情報を発信することで、Google検索からのアクセスを集められます。
ブログを書く際のポイントは、ターゲットとなるお客様が検索しそうなキーワードを意識することです。たとえば「〇〇市 髪質改善」「40代 ヘアスタイル」などのキーワードを含む記事を書くことで、そのキーワードで検索している見込み客にリーチできます。
ポータルサイトへの登録・内容の最適化
ホットペッパービューティーや楽天ビューティーなどのポータルサイトは、美容室を探しているお客様が多く利用するプラットフォームです。掲載料はかかりますが、新規顧客獲得の強力なチャネルとなります。
ポータルサイトに掲載する際は、以下の点に気を付けましょう。
・魅力的な写真を多数掲載する
・メニューの説明をわかりやすく書く
・スタッフの得意分野や人柄が伝わるプロフィールを作成する
・口コミへの丁寧な返信を心がける
・定期的に情報を更新する
ただし、クーポン目当てのお客様ばかりが集まると、リピート率が低くなる傾向もあります。初回クーポンで来店いただいたお客様をいかにリピーターに育てるかが重要です。
オフラインでの美容室の集客方法
オンライン集客が主流になっていますが、オフラインの集客方法も依然として効果的です。特に地域密着型のサロンでは、オフライン施策が力を発揮します。
チラシのポスティングで地域にアプローチ
サロン周辺の住宅にチラシをポスティングすることで、地域の方々に直接アプローチできます。特に新規オープン時や、キャンペーン告知の際に効果的です。「オンラインの時代にチラシ?」と思われるかもしれませんが、地域密着型のビジネスでは今でも有効な集客手段です。
チラシ作成のポイントは以下の通りです。
・サロンの強みやコンセプトを明確に伝える
・魅力的な写真を使用する
・初回特典やクーポンを付ける
・連絡先やアクセス情報を見やすく記載する
・QRコードを掲載して予約につなげる
・紙質やデザインにこだわり、高級感を出す
ポスティングのエリアは、サロンから徒歩や自転車で通える範囲を中心に設定するのが基本です。ターゲット層が多く住むエリアを選ぶとより効果的です。たとえば、ファミリー層をターゲットにするなら戸建てが多い住宅街、若い女性をターゲットにするならワンルームマンションが多いエリア、というように絞り込みましょう。
チラシの反応率を高めるコツ
チラシの反応率(チラシを見て来店する割合)は、一般的に0.01〜0.3%程度と言われています。1,000枚配布して1〜3人が来店する計算です。反応率を高めるためには、以下の工夫が有効です。
・クーポンに有効期限を設けて緊急性を出す
・「このチラシをお持ちください」と明記する
・手書き風のデザインで親しみやすさを演出する
・季節に合わせた内容にする(夏前の縮毛矯正、クリスマス前のカラーなど)
・ターゲットに響くキャッチコピーを入れる
地域情報誌・フリーペーパーへの掲載
地域で配布されるフリーペーパーや情報誌への掲載も、地域密着型の集客方法として有効です。特に40代以上の世代は、紙媒体からの情報収集をする方も多いため、ターゲット層によっては高い効果が期待できます。
掲載料や発行部数、配布エリアを確認し、自サロンのターゲットに合っているかを検討しましょう。
顧客紹介制度で口コミを促進

既存のお客様からの紹介は、新規顧客獲得の中でも最も質が高いと言われています。紹介で来店されるお客様は、すでにサロンへの期待値が高く、リピーターになりやすい傾向があります。
「お友達紹介キャンペーン」として、紹介した方・された方の両方に特典を用意しましょう。たとえば「紹介した方にトリートメントサービス、紹介された方に初回20%オフ」のような形です。紹介カードを作成してお渡しすると、紹介しやすくなります。
看板・POPの設置で通行人にアピール
サロンの前を通る人に存在を知ってもらうために、看板やPOPは重要な役割を果たします。「ここに美容室があるんだ」と認識してもらうことが、来店のきっかけになることも少なくありません。
店頭に置くA型看板(スタンド看板)には、キャンペーン情報や「本日空きあり」などの情報を書くと効果的です。季節ごとにデザインを変えたり、手書きのメッセージを入れたりすることで、温かみのある印象を与えられます。
美容室の新規顧客の集客アイデア
新規のお客様を増やすための具体的なアイデアをご紹介します。
初回限定特典の実施で来店ハードルを下げる
初めてのサロンに行くのは勇気がいるものです。「失敗したらどうしよう」「雰囲気が合わなかったら気まずい」という不安を持っているお客様の背中を押すのが、初回限定特典です。
・初回カット〇%オフ
・ご新規様限定ヘッドスパサービス
・初回トリートメント無料
・初めての方限定セットメニュー
このような特典を用意することで、「お得だし、試しに行ってみよう」という気持ちを引き出せます。
SNSへの投稿やフォロワー限定企画の実施
SNSを活用した新規顧客獲得のアイデアもあります。フォロワー限定のキャンペーンや、投稿をシェアしてくれた方への特典など、SNSならではの企画を考えてみましょう。
・「この投稿を見た」で初回〇%オフ
・フォロー&いいねでトリートメントサービス
・ストーリーズで紹介してくれた方に特典
・ハッシュタグ投稿キャンペーン
SNS上で話題になれば、フォロワー以外の人の目にも触れる機会が増え、認知拡大につながります。
MEO対策で検索上位を狙う
「〇〇市 美容室」「〇〇駅 カット」などの検索で上位表示されることは、新規顧客獲得に直結します。MEO対策を継続的に行い、Googleマップでの露出を高めましょう。
口コミの返信、写真の定期的な追加、投稿機能の活用など、こまめな更新が上位表示につながります。お客様からの質問に回答する「Q&A」機能も活用すると、より充実したプロフィールになります。
美容室の顧客・リピーターの集客アイデア
一度来店されたお客様に、何度も通っていただくための施策をご紹介します。美容室経営において、リピーターの存在は非常に重要です。新規顧客を獲得するコストは、既存顧客を維持するコストの5倍かかると言われています。また、リピーターは客単価が高くなりやすく、紹介も生まれやすいため、安定した経営の基盤となります。
バースデー特典やアニバーサリーオファー
お客様の誕生日月に特別な特典を用意することで、「大切にされている」という気持ちを感じていただけます。
・バースデー月にカット料金〇%オフ
・お誕生日特典としてヘッドスパサービス
・バースデークーポンの配信
・記念日(来店1周年など)の特別オファー
LINEやメールでバースデーメッセージを送り、特典をお知らせすることで、久しぶりのお客様の来店きっかけにもなります。
バースデー特典を実施するためには、お客様の誕生日情報を管理する仕組みが必要です。カルテに誕生日を記入していただくか、LINE公式アカウントの登録時にアンケートで収集しましょう。誕生月の初め頃にメッセージを送り、「今月中のご来店で〇〇サービス」のように期間を設けると来店を促しやすくなります。
ポイントカードやメンバーズカード制度
来店ごとにポイントが貯まる制度は、「また来たい」というモチベーションを高めます。紙のスタンプカードでも、アプリでのデジタルポイントでも構いません。
・10回来店で1回カット無料
・ポイントに応じてランクアップ特典
・誕生月はポイント2倍
ポイントが貯まっていると、「他のサロンに行くのはもったいない」という心理が働き、継続来店につながります。
指名制度の導入で担当との信頼関係を構築
同じスタイリストに担当してもらうことで、髪の悩みや好みを理解してもらえ、満足度が高まります。指名制度を導入し、お客様とスタイリストの関係性を深める仕組みを作りましょう。
指名料を設定する場合は、お客様に負担がかかりすぎない金額に設定することがポイントです。指名してくださったお客様には、より丁寧なカウンセリングや、次回のスタイル提案などで感謝の気持ちを伝えましょう。
次回予約特典でリピート率を向上
施術後に次回の予約を取っていただくことで、リピート率を大幅に向上させることができます。「次回予約をいただくと〇%オフ」のような特典を用意すると、その場で予約を入れてくださるお客様が増えます。
次回予約が入っていれば、お客様は他のサロンを探す必要がなく、自然とリピートにつながります。予約日の数日前にリマインドの連絡を入れることで、キャンセルも減らせます。
平日に美容室を予約してもらうための集客アイデア
土日祝日に比べて予約が入りにくい平日の集客は、多くのサロンの課題です。厚生労働省の調査によると、平日の平均来店客数が10人未満のサロンは56.6%にも上るという結果が出ています。平日の稼働率を上げることは、売上アップだけでなく、スタッフの労働時間の平準化にもつながります。
平日限定割引や特典の提供

平日に来店するメリットを作ることで、「平日でもいいかな」と思っていただけます。
・平日限定〇%オフ
・平日ご来店でトリートメントサービス
・平日だけの特別メニュー
・平日来店でポイント2倍
主婦やシフト勤務の方、自営業の方など、平日に時間が取れるお客様にアピールしましょう。平日限定の特典があることをSNSやホームページで積極的に発信することが大切です。
平日集客のターゲット層
平日に来店しやすいお客様層を意識して施策を考えましょう。
・専業主婦・主夫(子どもが学校に行っている時間帯)
・シフト勤務の方(看護師、販売員、サービス業など)
・自営業・フリーランスの方
・学生(大学生は平日の空きコマがある)
・リモートワーカー
・高齢者(平日の日中を好む傾向)
ターゲットに合わせたメニューや価格設定、営業時間の工夫が効果的です。
平日限定の営業時間を設定
お仕事帰りに来店できるよう、平日は夜遅くまで営業するのもひとつの方法です。逆に、主婦層を狙って午前中の早い時間から営業する方法もあります。
ターゲットとするお客様のライフスタイルに合わせて、営業時間を柔軟に設定しましょう。
平日夜限定の「時短プラン」の提供
仕事帰りのお客様向けに、短時間で完了する時短メニューを用意するのも効果的です。
・30分で完了するクイックカット
・45分で仕上がるシャンプーブロー付きカット
・1時間以内のリタッチカラー
「忙しくても通える」というメリットを打ち出すことで、平日の来店を促せます。
集客で失敗しないためのポイントと注意点
集客施策を行う際に、気を付けておきたいポイントをお伝えします。
継続的な分析・改善を行う
集客は「やりっぱなし」ではうまくいきません。施策の効果を定期的に振り返り、改善を続けることが大切です。
・新規顧客は何人来たか
・どの経路(SNS、口コミ、チラシなど)からの来店が多いか
・リピート率はどれくらいか
・客単価は目標に達しているか
これらの数字を把握し、効果が出ている施策は継続・強化し、効果が薄い施策は見直しましょう。
スタッフ教育と接客品質の安定化
どんなに集客がうまくいっても、施術や接客の質が低ければリピートにはつながりません。むしろ、悪い口コミが広がってしまうリスクもあります。
集客の前提として、施術技術と接客サービスの質を高め、どのスタッフが担当しても一定水準のサービスを提供できる体制を整えましょう。定期的な技術研修や接客マナーの勉強会も効果的です。
コストとリソースのバランスを考える
集客にはお金と時間がかかります。広告費をかけすぎて利益を圧迫したり、SNS運用に時間を取られすぎて施術がおろそかになったりしては本末転倒です。
自サロンの規模や予算に合った施策を選び、無理のない範囲で継続することが大切です。一人サロンであれば、SNS投稿は週2〜3回程度でも十分です。できる範囲で継続することを優先しましょう。
美容室の集客を成功させるためのポイントまとめ
最後に、美容室の集客を成功させるためのポイントを改めて整理します。
ターゲットを明確にして施策を選ぶ
「誰に来てほしいか」を明確にすることが、集客成功の第一歩です。年齢、性別、ライフスタイル、髪の悩みなど、具体的にイメージしたうえで、そのターゲットに届く施策を選びましょう。20代女性にはInstagram、40代以上には地域情報誌、といったように、ターゲットによって効果的な媒体は異なります。
新規集客とリピート施策のバランスを取る
新規顧客を獲得することも大切ですが、リピーターを増やすことが安定経営の鍵です。新規集客に力を入れすぎて、既存のお客様のフォローがおろそかにならないよう、バランスを意識しましょう。
オンラインとオフラインを組み合わせる
オンライン集客(SNS、MEO、ポータルサイトなど)とオフライン集客(チラシ、紹介制度、看板など)を組み合わせることで、より多くのお客様にアプローチできます。どちらかに偏らず、複数のチャネルを活用しましょう。
継続が成果につながる
集客は一朝一夕で成果が出るものではありません。SNSの投稿を続ける、口コミを地道に増やす、施術の質を高め続けるなど、日々の積み重ねが大切です。すぐに結果が出なくても諦めず、継続することで少しずつ成果が見えてきます。
まとめ:2026年の美容室集客は「信頼」と「つながり」がカギ
この記事では、美容室の集客アイデアを15選ご紹介しました。改めて、ポイントを整理しておきましょう。
【今回ご紹介した15の集客アイデア】
オンライン集客(5つ)
- SNSマーケティング(Instagram、TikTok、LINE公式アカウントなど)
- MEO対策(Googleビジネスプロフィールの活用)
- オンライン予約システムの導入
- 自社ホームページ・ブログの運営
- ポータルサイトへの登録と最適化
オフライン集客(4つ)
- チラシのポスティング
- 地域情報誌・フリーペーパーへの掲載
- 顧客紹介制度
- 看板・POPの設置
新規顧客向け施策(3つ)
- 初回限定特典の実施
- SNSフォロワー限定キャンペーン
- MEO対策による検索上位表示
リピーター向け施策(4つ)
- バースデー特典・アニバーサリーオファー
- ポイントカード・会員制度
- 指名制度の導入と次回予約特典
平日集客の工夫
・平日限定割引や特典の提供
・平日限定の営業時間設定
・時短プランの提供
2026年の美容室集客では、単なる「安さ」や「便利さ」だけでなく、お客様との「信頼関係」や「つながり」がますます重要になっています。SNSでの継続的な情報発信、丁寧な口コミ対応、リピーターを大切にする姿勢など、地道な取り組みが成果につながります。
すべての施策を一度に始める必要はありません。まずは自サロンに合いそうなものからひとつずつ試してみてください。小さな一歩の積み重ねが、やがて大きな成果を生み出します。
集客は、すぐに結果が出るものではありません。しかし、正しい方向性で継続することで、必ず成果は現れます。この記事でご紹介した方法を参考に、あなたのサロンに合った集客戦略を見つけてください。
技術力やサービスの質を高めながら、効果的な集客施策を継続することで、お客様から選ばれ続けるサロンになれます。あなたのサロン経営がうまくいくことを願っています。
この記事が、あなたのサロン経営のお役に立てれば幸いです。
参考情報
・厚生労働省「令和5年度衛生行政報告例」:美容室数27万4,070軒、従業美容師数57万9,768人(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/36-19.html)
・ホットペッパービューティーアカデミー「数字で見る美容業界」:2024年美容サロン市場規模約2兆6,500億円(https://hba.beauty.hotpepper.jp/search_sp/)
・矢野経済研究所「理美容サロン市場に関する調査」:2025年度市場規模予測2兆1,260億円(https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3843)

