リピータ獲得方法【2026年最新版】新規からリピーターになるポイント

リピータ獲得方法【2026年最新版】新規からリピーターになるポイント

新規のお客様は来てくれるのに、二回目につながらない。気づけば毎月、新しいお客様を探し続けて疲れてしまう。

エステサロンや整体院を経営していると、こうした「集客の自転車操業」に陥りやすいものです。

それを責めることはもちろんありません!が、少しだけでも変えていくと、楽になっていきます。だからぜひこの記事を読んでみてください。

実は安定して売上が伸びているサロンほど、実は新規集客に必死になっていません。すでに来てくれたお客様にもう一度足を運んでもらう。その仕組みづくりに力を入れているのです。

この記事は、Web集客やSNS発信が得意ではない一人サロンの方に向けて書いています。リピーターを獲得する具体的な方法を、明日から実践できる7つの施策にしぼって、初心者の方にもわかるようにお伝えします。

SNSに何時間もかけられなくても取り組める内容ばかりですので、安心して読み進めてください。

結論からお伝えすると、リピーターを獲得する方法は「顧客データの記録」「次回予約の提案」「LINEなどでの定期的な再接触」の3つが土台になります。

新規顧客の獲得コストは既存顧客の約5倍といわれており、新規リピート率を業界平均の30%から50%に引き上げるだけで、売上の安定度は大きく変わります。

目次

なぜ今、リピーター獲得が重要なのか?事業の安定を支える3つの理由

なぜサロン・整体院にリピーター獲得が重要なのか?事業の安定を支える3つの理由についての記事

リピーター獲得が重要なのは、新規集客に比べてコストが低く、売上が安定し、口コミによる新たな集客にもつながるからです。よね。

一応書いておくと、リピーターとは同じお店を繰り返し利用してくれる顧客のことで、新規顧客の獲得には既存顧客の維持の約5倍のコストがかかるといわれています。

広告・宣伝のコストを削減できる

マーケティングの世界には「1対5の法則」という有名な考え方があります。これは、新規のお客様に販売するためのコストは、既存のお客様に販売するコストの約5倍かかるという法則です。
(出典:Commune「1:5の法則・5:25の法則とは?」 https://commune.co.jp/magazine/customer_success_1_5_5_25/ )。

新しいお客様に来てもらうには、ホットペッパービューティーへの掲載料、チラシ、SNS運用の時間など、さまざまなコストがかかります。

一方、すでに一度来てくれたお客様にもう一度足を運んでもらうのは、お店のことを知ってもらう手間が省ける分、ずっと負担が軽いのです。

限られた予算と時間で運営する一人サロンにとって、この差はとても大きいものです。広告費を抑えながら売上を保ちたいなら、まずリピーターを大切にする発想に切り替えることが近道になります。

売上が安定し、毎月の見通しが立てやすい

新規集客だけに頼っていると、売上は毎月のように上下します。広告を出した月は予約が埋まり、出さない月は一気に閑散とする。この波の大きさが、経営者の不安の正体です。

リピーターが増えると、「今月もこのお客様たちは来てくれそうだ」という土台ができます。次回予約が入っていれば、来月の予約表があらかじめある程度埋まっている状態でスタートできるのです。

たとえばリピート率が30%のサロンと50%のサロンを比べると、同じ新規客数でも、年間を通じた来店回数とリピート売上に大きな差が生まれます。ある試算では、月30名の新規客が来る小規模サロンの場合、リピート率を30%から引き上げることが売上安定の鍵になると指摘されています。

口コミにより新規顧客の獲得ができる

リピーターは、ただ繰り返し来てくれるだけの存在ではありません。お店のことを気に入ってくれている分、家族や友人に「いいサロンがあるよ」と紹介してくれる、頼もしい応援団でもあります。

サロンや整体院のような「人に直接相談しにくい悩み」を扱う業種では、知人からの紹介は非常に強い動機になります。広告を見て来る人よりも、最初から信頼してくれている分、その人もまたリピーターになりやすい傾向があります。

つまりリピーターを大切にすることは、新規集客の入り口を自然に増やすことにもつながっているのです。「リピーター獲得」と「新規顧客の獲得」は対立するものではなく、よい循環でつながっています。

自分のサロンのリピート率を知ろう|計算方法と平均の目安

リピート率とは、新規で来店した顧客のうち二回目以降も来てくれた人の割合のことです。業界全体ではおよそ30%が一つの目安とされており、まずは自分のサロンの数字を計算して現状を把握することが、リピーター獲得の出発点になります。

リピート率の計算方法

リピート率の計算式はとてもシンプルです。

「期間内に再来店した新規客の人数 ÷ その期間に来店した新規客の人数 × 100」

で求められます。

たとえば、今月20人の新規のお客様が来てくれて、そのうち8人が後日また来店してくれたとします。この場合、

8 ÷ 20 × 100 で、リピート率は40%です。

難しく考える必要はありません。

まずは予約管理ノートやカルテを見ながら、「先月の新規のお客様、何人が二回目に来てくれたかな」と数えてみるところから始めてみましょう。

サロンのリピート率の平均はどれくらい?

サロンのリピート率の平均は30%をまず目指すべきという内容と計算方法についての記事

新規客のリピート率は、業界全体でおよそ30%程度が一つの目安とされています。
(出典:B-merit「美容サロンリピート率」 https://www.b-merit.jp/magazine/repeatrateimpactcalculation/ )

10人の新規客が来たら、3人ほどが二回目につながる、という計算です。

逆にいえば、何も対策をしないと7割のお客様は一回きりで離れてしまうということです。この数字を見て「思ったより低い」と感じた方もいるかもしれません。けれど、これは裏を返せば「伸びしろが大きい」ということでもあります。

まずは自分のサロンが30%を超えているかを確認してみましょう。超えていれば50%を目標に、下回っていればなぜ二回目につながらないのかを見直す。この記事で紹介する施策は、その改善に直接役立つ内容です。

顧客がリピーターになる理由とならない理由

顧客がリピーターになるのは、価格以外の魅力を感じ、お店との接触回数が多く、特別感を味わえたときです。

逆にリピーターにならない主な原因は「印象に残っていない」「不満がある」「お店の存在を忘れている」の3つに整理できます。

顧客がリピーターになる主な理由

お客様が「またここに来よう」と思う背景には、いくつかの共通した理由があります。代表的なものを挙げてみます。

  • 価格以外の魅力がある:施術の効果はもちろん、居心地のよさやスタッフの人柄など、値段だけでは測れない価値を感じている。
  • お店との接触回数が多い:来店後もLINEやメールでつながりがあり、お店の存在を自然と思い出せる状態になっている。
  • 特別感を味わえた:自分のことを覚えてもらえている、自分だけのアドバイスをもらえたなど、「大切にされている」と感じられた。

心理学には「ザイオンス効果(単純接触効果)」という考え方があります。

人は接する回数が多い相手ほど好意を持ちやすい、というものです。サロンの場合も、施術後にまったく接点がないお客様より、ときどき連絡が届くお客様のほうが、再来店につながりやすくなります。

顧客がリピーターにならない理由は?3つの落とし穴

一方で、お客様がリピーターにならないときには、たいてい次の3つのいずれかが起きています。

  • 印象に残っていない:施術自体は悪くなかったが、強く心に残るものがなく、他のお店との違いがわからなかった。
  • 不満や不快感を持っている:待ち時間、料金の説明不足、思っていた効果と違ったなど、小さな引っかかりが残っている。
  • お店の存在を忘れている:満足はしたものの、日々の忙しさの中でいつの間にか「次に行こう」のタイミングを逃してしまった。

注目してほしいのは、3つ目の「忘れている」というケースです。これは、お客様が嫌になったわけではありません。ただ思い出すきっかけがなかっただけなのです。だからこそ、後ほど紹介する「再接触の仕組み」がリピーター獲得の鍵になります。

明日から実践できる!リピーターを獲得するための6つの施策

リピーターを獲得するための具体的な施策は、顧客データの活用、差別化、再接触、特別感の演出、SNS、コミュニティづくり、会員化の7つに整理できます。

ここでは一人サロンでもすぐ取り組める方法を、手順とともに紹介します。

施策1:顧客データを記録して「見える化」する

リピーター獲得の出発点は、お客様の情報をきちんと記録することです。名前や連絡先だけでなく、来店日、施術内容、会話の中で出た悩みや要望、お客様の体の変化などをカルテに残しておきましょう。

初回の話題の中で「本日の症状や施術内容はカルテとして残しておきますね。SNS掲載などする目的では一切使用しませんのでご安心ください」という旨を添えてお伝えすると、次回来店へのハードルが少し下がります。

また初回カウンセリングでプライバシーポリシーを表記したシートと共に、ご同意をいただくことでお客様も安心して情報を共有することができます。

記録の方法は、紙のカルテでもエクセルのシートでも構いません。大切なのは、次に来店されたときにその記録を見返し、「前回お話しされていた肩こり、その後いかがですか」と一言添えられる状態にしておくことです。

自分のことを覚えてもらえている。この実感が、お客様にとっての特別感につながります。記録は手間に感じるかもしれませんが、リピーター獲得において最も効果の高い土台づくりだと考えてください。

施策2:競合との差別化を図る

サロンや整体院は、今やコンビニよりも数が多いといわれるほど身近な存在になりました。お客様が「またここに来たい」と思うには、他のお店との違い、つまり選ぶ理由が必要です。

とはいえ、特別な技術や派手な設備が必要なわけではありません。差別化の核になるのは「あなたらしさ」です。たとえば、「子育て中のお母さんの体に特化している」「カウンセリングに時間をかけて根本原因を一緒に探す」など、あなたが大切にしている姿勢そのものが強みになります。

まずは「自分のサロンが、どんな人の、どんな悩みに、いちばん応えられるか」を紙に書き出してみましょう。それが定まると、施術もメニュー説明も一貫し、お客様の印象に残りやすくなります。

施策3:メールやLINEを活用して「さりげなく」再接触する

サロン・整体院のリピート施策としてメールやLINEを活用して「さりげなく」再接触することが重要という内容の記事

前述したとおり、お客様がリピーターにならない大きな理由のひとつは「お店の存在を忘れている」ことです。だからこそ、来店後にこちらから連絡を取り、お店を思い出してもらう仕組みが欠かせません。

最も取り組みやすいのがLINE公式アカウントです。来店時に登録をご案内し、施術から数日後に「その後、お体の調子はいかがですか」とメッセージを送る。これだけでも、お客様との接点が一つ生まれます。

  1. ステップ1:登録をご案内する
    会計時に「次回のお知らせをお送りしたいので」とLINE登録をお願いします。特典を一つ用意するとスムーズです。
  2. ステップ2:来店後にフォロー連絡をする
    施術から3〜5日後を目安に、体調を気づかうメッセージを送ります。売り込みの文面にしないことがコツです。
  3. ステップ3:来店周期に合わせて再来店を促す
    前回から適切な期間が空いたタイミングで、「そろそろメンテナンスの時期です」とお知らせします。

ここで大切なのは、宣伝ばかり送らないことです。お客様を気づかう内容を中心にし、お知らせはさりげなく。連絡が「うれしいもの」だと感じてもらえれば、再来店につながりやすくなります。

施策4:リピーターへの特典を用意して特別感を演出する

二回目以降の来店を後押しするには、「もう一度行く理由」をこちらから用意してあげると効果的です。代表的なのが、次回予約特典や誕生日クーポンです。

たとえば、施術後のお会計のときに「次回の予約を今日入れていただくと、ハンドケアをサービスします」と提案する。あるいは、

お客様の誕生月にLINEで「お誕生日おめでとうございます」とメッセージとともに小さな特典を送る。こうしたささやかな心づかいが、特別感につながります。

注意点として、値引きばかりに頼らないことが挙げられます。

割引はお店の利益を削るうえ、安さで来たお客様は安さがなくなると離れてしまいがちです。金額の割引よりも、「ちょっとしたサービス」や「あなただけ」という気持ちの伝わる特典を意識しましょう。

施策5:コミュニティを作り交流の場を設ける

少し進んだ取り組みとして、お客様同士がゆるくつながれる場をつくる方法があります。たとえば、セルフケアの情報を共有するLINEのオープンチャットや、季節ごとの小さなイベントなどです。

人は、商品やサービスそのものだけでなく、「その場にいる人とのつながり」によってもお店を好きになります。同じ悩みを持つ人と交流できる場があると、サロンが単なる施術の場所を超えた、居心地のよい居場所になっていきます。

最初から大がかりにする必要はありません。お客様向けに役立つ情報を発信する小さなグループから始めて、少しずつ交流が生まれる場に育てていけば十分です。

施策6:会員化やデジタル会員証で「忘れられない存在」になる

7つ目は、お客様を「会員」として迎え入れる仕組みです。会員登録をしてもらうと、お客様情報の管理がしやすくなり、ポイントやお知らせを通じて継続的な関係を保ちやすくなります。

従来は紙のスタンプカードが定番でしたが、紙のカードは「財布に入れ忘れる」「失くしてしまう」という不満につながりやすいことが調査でも指摘されています。

最近はLINEを使ったデジタル会員証など、お客様の手間が少ない方法も広がっています。

会員化の目的は、お客様を縛ることではなく、こちらが連絡を届けられる関係を保つことです。「会員だから特別なお知らせが届く」「ポイントが貯まる楽しみがある」といった小さな満足を用意することで、お店を思い出してもらうきっかけが増えていきます。

リピーターをロイヤルカスタマー(ファン)に育てる

ロイヤルカスタマーとは、数あるお店の中から「ここでなければ」と選び続けてくれる、熱心なファンの顧客のことです。

一人サロンにとっては、長く通ってくれるだけでなく、店販購入や紹介など何重もの価値をもたらしてくれる、経営を支える存在になります。

ロイヤルカスタマーとは「あなたを選び続ける」お客様

リピーターの中でも、二回、三回と来店が続き、やがて「このサロンでなければ」と思ってくれるお客様がいます。これがロイヤルカスタマー、つまり熱心なファンと呼ばれる段階です。

ロイヤルカスタマーは、価格の安さや目新しさでお店を選びません。「この施術者を信頼している」「ここに通うことそのものに価値を感じている」という理由で通い続けてくれます。少しくらい他店が安くても、簡単には心が動かないお客様です。

一人サロンにとって、この存在はとても大きな意味を持ちます。

長く通ってくれることはもちろん、店販商品を購入してくれたり、友人を紹介してくれたり、SNSや口コミでお店のことを発信してくれたりと、一人で何重もの価値を運んでくれるからです。ロイヤルカスタマーが数名いるだけで、経営の安定感はまるで変わってきます。

ファンになってもらうために大切にしたいこと

では、どうすればお客様はファンになってくれるのでしょうか。鍵になるのは、お客様を「一方的にサービスを提供する相手」ではなく、「同じゴールを目指す仲間」として向き合う姿勢です。

たとえば整体院であれば、お客様の体の悩みを一緒に解決していくパートナーとして寄り添う。

施術のたびに変化を一緒に振り返り、「ここまで良くなりましたね」「次はここを目指しましょう」と、これまで歩んできた道のりとこれから向かう先を共有する。こうした関わりが、お客様に「この人と一緒に頑張りたい」という気持ちを生みます。

ここで土台になるのが、施策1で紹介した顧客データの記録です。お客様の悩みや体の変化をていねいに残しておくからこそ、来店のたびに過去を振り返り、次の見通しを語ることができます。

記録は単なる管理のためではなく、お客様との信頼関係を深め、ファンへと育てていくための大切な材料なのです。

すべてのお客様を一度にファンにしようとしない

大切なのは、すべてのお客様をいきなりファンにしようと焦らないことです。ロイヤルカスタマーは、一回の施術で生まれるものではありません。来店のたびに信頼が少しずつ積み重なり、時間をかけて育っていくものです。

まずは目の前のお客様に「二回目に来てもらう」こと。次に「三回目」「四回目」とつなげること。その一歩一歩の積み重ねが、結果としてファンを育てていきます。リピーター獲得の6つの施策を続けていけば、その中から自然とロイヤルカスタマーが育っていくと考えてください。

業種別のリピーター施策事例|サロン・整体院の場合

業種別のリピーター施策事例|サロン・整体院の場合

リピーター獲得の基本は共通していますが、業種によって効果的なアプローチには違いがあります。ここではエステサロン・整体院・美容室それぞれで、一般的に取り組まれている工夫の例を紹介します。

エステサロン・整体院の場合

エステサロンや整体院では、効果が一度の施術で完結しないケースが多いという特徴があります。

だからこそ、「なぜ続けて通う必要があるのか」をお客様に納得してもらうことが、リピーター獲得の鍵になります。

一般的なケースとして、初回のカウンセリングで「現在の状態」「目指すゴール」「そこに至るおおまかな道のり」を一緒に確認し、二回目以降の来店の意味を共有する方法があります。

お客様が先の見通しを持てると、「とりあえず一回行ってみた」で終わらず、続けて通う動機が生まれます。

また、施術ごとに体の変化を記録し、お客様と共有することも有効です。「前回より可動域が広がっていますね」と具体的に伝えられると、お客様自身が成長を実感でき、通い続ける手応えにつながります。

美容室・ネイルサロンの場合

美容室やネイルサロンは、ヘアスタイルやネイルが伸びる、形が崩れるといった「自然な来店サイクル」があるのが特徴です。この周期を活かして、適切なタイミングで再来店を促すことができます。

一般的なケースとして、お客様の前回来店日を記録しておき、次回の目安となる時期にLINEなどでお知らせを送る方法があります。

「そろそろ気になる時期ではないですか」という一言が、お客様にとって予約を入れるきっかけになります。

お一人ずつその時期を管理しメッセージを送るのは少し大変ですが、これが後で大きな結果につながっていきます。

あわせて、自宅でのケア方法をていねいに伝えることも、満足度を高める工夫として知られています。お客様がよい状態を長く保てると、「このお店のおかげ」という気持ちが生まれ、次回もこの店で、という選択につながりやすくなります。

リピーター獲得施策の注意点・よくある落とし穴

リピーター獲得施策で失敗しやすいのは、新規集客とのバランスを崩すこと、施策がマンネリ化すること、そして値引きに頼りすぎることです。せっかくの取り組みを空回りさせないために、3つの注意点を押さえておきましょう。

新規顧客獲得とのバランスを意識する

リピーターが大切だからといって、新規集客をまったくやめてしまうのは危険です。

お客様は引っ越しやライフスタイルの変化で、どうしても一定数は離れていきます。新規の流入が止まると、リピーターの母数そのものが少しずつ減っていってしまうのです。

理想は、新規集客とリピーター施策を両輪で回すことです。一人サロンの場合、まずは「来てくれた新規のお客様を、確実に二回目につなげる」ことに力を入れ、そのうえで無理のない範囲で新規の入り口を保つ、という順序がおすすめです。

マンネリ化に注意する

同じ特典や同じ連絡をずっと続けていると、お客様にとってだんだん当たり前になり、特別感が薄れていきます。これがマンネリ化です。

季節のメニューを取り入れる、お知らせの内容に変化をつける、ときどき新しいセルフケア情報を届けるなど、小さな新鮮さを保つ工夫を続けましょう。お客様に「次は何があるんだろう」と思ってもらえる状態が理想です。

値引きに頼りすぎない

リピーターを増やそうとして、つい割引を重ねてしまうことがあります。しかし、値引きで集まったお客様は、より安いお店が現れると離れてしまいがちです。また、利益を削り続ければ、サロンの経営そのものが苦しくなります。

大切なのは、「安いから通う」ではなく「ここがいいから通う」という理由をつくることです。施術の質、丁寧なカウンセリング、心地よい時間。価格以外の価値を磨くことこそが、長く続くリピーター獲得の本道です。

新規集客とリピーター獲得の違いは?どちらを優先すべき?

新規集客は新しいお客様を増やす活動、リピーター獲得は既存のお客様に再来店してもらう活動で、どちらも必要です。ただしコスト効率の面ではリピーター獲得が有利なため、一人サロンはまずリピート率の改善から取り組むのがおすすめです。

項目新規集客リピーター獲得
目的新しいお客様を増やす既存のお客様に再来店してもらう
コスト高め(既存維持の約5倍といわれる)低めに抑えやすい
主な手段広告掲載、チラシ、SNS発信LINE連絡、次回予約提案、カルテ活用
売上への効果上下しやすい安定しやすい

新規集客に力を入れたほうがよい人

開業して間もなく、そもそもお客様の母数が少ない場合は、まず新規集客にもしっかり取り組む必要があります。リピーター施策は「来てくれたお客様」がいて初めて成り立つため、土台となる新規の流入が欠かせないからです。

リピーター獲得に力を入れたほうがよい人

新規のお客様はそれなりに来ているのに、二回目につながらず売上が安定しない。広告費をかけ続けることに疲れてきた。こうした状態の方は、リピーター獲得を優先するのが効果的です。すでに来てくれているお客様を定着させるほうが、少ない労力で売上の安定につながります。

多くの一人サロンは、この後者のパターンに当てはまります。新規集客を頑張る前に、まず「今いるお客様を逃していないか」を見直すことが、遠回りのようで実は近道になります。

「やることが多すぎる」と感じたら|仕組みで効率化する考え方

サロン・整体院のリピート獲得において仕組みで効率化する考え方に関する記事

リピーター獲得には複数の施策があり、施術や接客と並行してすべてを手作業でこなすのは大きな負担です。

そこで近年は、カルテ管理やSNS発信といった作業をツールで効率化し、施術に集中できる環境を整える経営者が増えています。

ここまで7つの施策を紹介してきましたが、「やることが多すぎて、施術の合間に全部こなせるだろうか」と感じた方もいるかもしれません。その気持ちは、とても自然なものです。

一人サロンの本来の仕事は、施術と接客です。お客様と向き合う時間こそが、サロンの価値そのものだからです。カルテの整理、LINEの文面づくり、SNSの投稿といった作業に追われて、肝心の施術がおろそかになっては本末転倒になってしまいます。

集客や情報発信の作業はツールで時短できる

近年は、こうしたサロン経営の集客・情報発信の作業を効率化するためのツールが登場しています。たとえば、お客様とのやり取りの記録から、お店の強みを活かしたSEO記事を自動で作成したり、GoogleクチコミやInstagram・ホットペッパー向けの情報をまとめて整えたりできるサービスです。

サロン・整体院向けのAI集客ツール「AI-BOUZ(アイボウゼット」も、そうした選択肢のひとつです。

お客様情報の記録をもとに、長文のSEO記事の生成や、Googleクチコミを集めやすくする仕組み、各集客媒体に載せる情報の作成などを支援するツールで、施術以外の集客作業にかかる時間を減らすことを目的に開発されています。

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ツールを使うかどうかは、サロンの状況や考え方によって異なります。

大切なのは「すべてを自分の手で抱え込まない」という発想です。手作業で続けるのが難しいと感じたときは、こうした仕組みを取り入れることも、リピーター獲得を無理なく続けるための一つの方法だと知っておくとよいでしょう。AI-BOUZについて詳しく知りたい方は、公式の情報をあわせて確認してみてください。

今すぐできるリピーター獲得のアクションステップ

リピーター獲得は、特別な道具がなくても今日から始められます。ここでは、Web集客が苦手な方でも無理なく取り組める3つのステップを、順番に紹介します。まずは小さく一歩を踏み出すことが大切です。

  1. ステップ1:自分のサロンのリピート率を計算する
    予約管理ノートやカルテを見て、先月の新規客のうち何人が再来店したかを数え、リピート率を出します。まず現状を知ることがすべての出発点です。
  2. ステップ2:カルテの記録項目を見直す
    名前と連絡先だけでなく、お客様の悩み・要望・体の変化を書き込める欄を加えます。次回「覚えていてくれた」と感じてもらう準備です。
  3. ステップ3:来店後フォローの仕組みを一つ決める
    LINE公式アカウントの登録案内など、再接触の方法を一つだけ決めて、今いるお客様から実践します。一つに絞ることで続けやすくなります。

3つすべてを一度にやろうとせず、まずはステップ1から取り組んでみてください。自分のサロンの数字が見えると、次に何をすべきかが自然とはっきりしてきます。小さな改善の積み重ねが、半年後、一年後の安定した経営につながっていきます。

リピーター獲得に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、リピーター獲得についてサロン経営者の方からよく寄せられる質問に答えます。リピート率の目安や、SNSが苦手な場合の対処法など、実践でつまずきやすいポイントを中心にまとめました。

リピート率って何ですか?初心者にもわかるように教えてください

リピート率とは、新規で来店したお客様のうち、二回目以降も来てくれた人の割合のことです。たとえば今月20人の新規客が来て、そのうち8人が再来店したら、リピート率は40%になります。サロン経営の安定度を測る、いちばん基本的な数字だと考えてください。

SNS発信が苦手でもリピーターは増やせますか?

はい、増やせます。リピーター獲得の土台は、SNSよりもむしろ「来店中の接客」と「来店後のフォロー」にあります。カルテをていねいに活用し、LINEで来店後に一言連絡するだけでも、お客様との接点は十分につくれます。SNSはあくまで補助的な手段と考えて構いません。

次回予約をすすめると、押し売りだと思われませんか?

伝え方しだいで印象は大きく変わります。「予約してください」とお願いするのではなく、「お体の状態を保つには、◯週間後くらいの来店がおすすめです」と、お客様のメリットとして伝えるのがコツです。

お客様のための提案だと感じてもらえれば、押し売りにはなりません。一般的なケースとして、その場で次回の目安を伝えるだけでも再来店率は変わるといわれています。

リピーター施策にお金はどれくらいかかりますか?

基本的な施策の多くは、ほとんど費用をかけずに始められます。カルテの見直しは紙やエクセルで十分ですし、LINE公式アカウントも小規模な利用なら無料の範囲で運用できます。まずはお金をかけない施策から取り組み、作業の負担が大きくなってきたら、集客作業を効率化するツールの導入を検討するという順序がおすすめです。

一度離れてしまったお客様を呼び戻すことはできますか?

可能です。離れたお客様の多くは、お店が嫌になったわけではなく、忙しさの中で再来店のきっかけを逃しただけというケースが少なくありません。

連絡先が残っていれば、季節のお知らせや「お久しぶりです」というメッセージを送ることで、再来店につながることがあります。ただし頻度や内容には配慮し、しつこい印象を与えないことが大切です。

まとめ:リピーター獲得でサロン経営を安定させよう

リピーター獲得は、新規集客に追われ続ける状態から抜け出し、サロン経営を安定させるための最も効率のよい取り組みです。新規顧客の獲得には既存顧客維持の約5倍のコストがかかるといわれており、すでに来てくれたお客様を大切にすることが、限られた時間と予算を活かす近道になります。

この記事でお伝えした方法を、あらためて整理します。

リピーター獲得の土台は「顧客データの記録」「次回予約の提案」「LINEなどでの定期的な再接触」の3つです。そこに、差別化、特別感の演出、SNSでのゆるい接点、コミュニティづくり、会員化といった施策を、無理のない範囲で重ねていきます。

大切なのは、すべてを一度にやろうとしないことです。

まずは自分のサロンのリピート率を計算し、カルテの記録項目を見直し、来店後のフォロー方法を一つ決める。今日できるその小さな一歩が、半年後、一年後の安定した予約表につながっていきます。

そして、施術と並行して集客作業のすべてをこなすのが難しいと感じたら、AI-BOUZのような集客効率化ツールを取り入れることも一つの方法です。

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施術と接客という本来の仕事に集中できる環境を整えることが、リピーター獲得を長く続けるうえで大きな助けになります。

お客様は「またあの人に会いたい」「あのサロンで続けたい」と思える場所を探しています。あなたのサロンがその場所になれるよう、できることから少しずつ始めてみましょう。

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